Interstage Application Server チューニングガイド |
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付録A CORBAサービスの動作環境ファイル |
configファイルは、CORBAサービスの各種動作環境に関する定義が格納されたファイルです。
Solaris OEサーバ(インストールパスはデフォルト): |
configは、以下の形式で値を設定します。
パラメタ名 = 設定値
半角のシャープ(#)を行の先頭に指定した場合は、その行はコメントとして扱われます。また、空行は解析時に無視されます。
# コメント
# comment
period_receive_timeout = 72
以下の動作環境について、パラメタ設定値を変更することができます。
パラメタ名 |
初期値 |
意味 |
備考 |
---|---|---|---|
指定範囲 |
|||
IIOP_hostname |
- |
マシンにIPアドレス(またはホスト名)が複数設定されている場合に、CORBAサーバアプリケーションで使用するIPアドレスを限定した運用を行う場合に設定します。 |
サーバ機能のみ有効。 |
- |
|||
IIOP_port |
8002 |
CORBAサービスが使用するポート番号。 |
(注3) |
- |
(注1)
例えばLANカードが複数装着されたマシンにおいて、1つのLANカードからのみ接続要求を受け付けることができます。
ホスト名が指定された場合はIP-versionの値に従って名前解決が行われます。
IP-versionがv4-dualの場合はIPv4での名前解決が優先的に行われます。
IP-versionがv6の場合はIPv6での名前解決が優先的に行われます。
(注2)
必要の無い限り本パラメタを設定しないでください。注1に記述されているような特殊用途以外では設定する必要はありません。誤ったホスト名を設定するとInterstageの起動が失敗します。
また、“localhost”を設定すると“127.0.0.1”(IPv4環境の場合)のみでバインドが行われ、他ホストからのリクエストが受け付けられなくなりますので“localhost”と設定しないで下さい。“127.0.0.1”(IPv4環境の場合)のIPアドレスで定義されているホスト名を設定した場合も同様に他ホストからのリクエストが受け付けられなくなります。LinuxではOSインストール直後の状態では自ホスト名に対するIPアドレスが127.0.0.1に設定されており、自ホスト名をIIOP_hostnameに設定すると他ホストからの接続を受け付けることができなくなります。
(注3)
この値が無効になると/etc/servicesの設定値が有効になります。
パラメタ名 |
初期値 |
意味 |
備考 |
---|---|---|---|
指定範囲 |
|||
con_accept |
all |
クライアントからの接続受付けを自ホストに制限する場合に"localhost"を指定。 |
サーバ機能のみ有効。 |
all, localhost |
|||
IP-version |
v4-dual |
運用するIPバージョンを設定します。
|
|
v4, v4-dual, v6 |
|||
read_interval_timeout |
30 |
ソケットに対する読み込みの待機時間。 このパラメタによる監視は電文の受信処理が始まってから開始されます。例えば、リプライの受信待ちの状態においてパケットが一つも届かなければread_interval_timeoutによる監視は行いません。この場合はperiod_receive_timeoutによる監視が行われます。パケットが一つでも届くと電文の受信処理を開始するためread_interval_timeoutによる監視が行われます。 |
|
0〜100000000 |
|||
write_interval_timeout |
30 |
ソケットに対する書き込みの待機時間。 このパラメタによる監視は電文の送信処理が始まってから開始されます。 |
|
0〜100000000 |
これらのパラメタに実際に指定可能な値はOSの資源によって制限されます。
パラメタ名 |
初期値 |
意味 |
備考 |
---|---|---|---|
指定範囲 |
|||
max_exec_instance |
512(注6) |
サーバアプリケーションのリクエスト実行用スレッド(またはプロセス)の最大数。 |
サーバ機能のみ有効。 |
16〜1000000 |
|||
max_IIOP_local_init_con |
256 |
クライアントアプリケーションが使用するサーバホストへのコネクションの最大値。 |
ポイント参照 |
1〜1000000 |
|||
max_IIOP_local_init_requests |
4096 |
クライアントアプリケーションが同時に送信できるリクエスト数の最大値。 |
|
1〜1000000 |
|||
max_IIOP_resp_con |
8(注6) |
クライアントアプリケーションと確立できる接続の最大値。 |
サーバ機能のみ有効。 |
1〜500000 |
|||
limit_of_max_IIOP_resp_con |
0 |
max_IIOP_resp_conの自動拡張の最大値。0を指定すると以下の値が設定されます。 |
サーバ機能のみ有効。 |
0〜1000000 |
|||
max_IIOP_resp_con_extend_number |
0 |
max_IIOP_resp_conの自動拡張の拡張数。0を指定すると以下の値が設定されます。 |
サーバ機能のみ有効。 |
0〜1000000 |
|||
max_IIOP_resp_requests |
128(注6) |
サーバホストにおいて同時に受信できるリクエスト数の最大値。 |
サーバ機能のみ有効。 |
1〜500000 |
|||
limit_of_max_IIOP_resp_requests |
0 |
max_IIOP_resp_requestsの自動拡張の最大値。0を指定すると以下の値が設定されます。 |
サーバ機能のみ有効。 |
0〜1000000 |
|||
max_IIOP_resp_requests_extend_number |
0 |
max_IIOP_resp_requestsの自動拡張の拡張数。0を指定すると以下の値が設定されます。 |
サーバ機能のみ有効。 |
0〜1000000 |
|||
max_processes |
20(注6) |
最大プロセス数。(起動クライアント+サーバ数) |
サーバ機能のみ有効。 |
1〜1000000 |
|||
max_impl_rep_entries |
512 |
インプリメンテーションリポジトリの最大登録数。 |
サーバ機能のみ有効。 |
100〜1000000 |
|||
number_of_common_buffer |
0 |
CORBAサービスのキュー制御で使用するデフォルトバッファのバッファ数を指定します。 |
サーバ機能のみ有効。 |
0〜500000 |
|||
limit_of_number_of_common_buffer |
0 |
number_of_common_bufferの自動拡張の最大値。0を指定すると以下の値が設定されます。 |
サーバ機能のみ有効。 |
0〜1000000 |
|||
number_of_common_buffer_extend_number |
0 |
number_of_common_bufferの自動拡張の拡張数。0を指定すると以下の値が設定されます。 |
サーバ機能のみ有効。 |
0〜1000000 |
(注1)
設定値の目安:
登録アプリケーション数(*1)×スレッド最大多重度(*2)+64
+接続クライアント数(*3)
*1) OD_impl_instコマンドで登録したアプリケーション数
*2) OD_impl_instコマンドで指定するthr_conc_maximum値
*3) isgendefコマンドのscale-valueに対応した接続クライアント数。
(注2)
サーバ機能では、本パラメタの設定値および実際の消費量をodprtcurparamコマンドにより確認することができます。
初期値より増加させる場合、システム資源(共用メモリなど)のチューニングが必要です。詳細については、“CORBAサービスのシステム環境の設定”を参照してください。
(注3)
CORBAサービスのプロセス(CORBAサービス、ネーミングサービス、インタフェースリポジトリサーバ、インタフェースリポジトリキャッシュサーバ)も含みます。見積もりを行う場合、Interstageのサービスの使用分(20)にアプリケーション使用分を加算してください。
(注4)
自動拡張について
自動拡張を行うパラメタについてはlimit_of_[パラメタ名]というパラメタと[パラメタ名]_extend_numberというパラメタが存在します。例えば、max_IIOP_resp_conというパラメタについてはlimit_of_max_IIOP_resp_con・max_IIOP_resp_con_extend_numberが存在します。
そして、各パラメタは初期値を[パラメタ名]、最大値をlimit_of_[パラメタ名]として、[パラメタ名]_extend_number分割で必要に応じて拡張を行います。
以下に例を示します。
例:
max_IIOP_resp_con = 100 |
上記のパラメタの場合、max_IIOP_resp_conは初期値を100として、120、140と最大2回の拡張を行います。
なお、isconfig.xmlファイルの定義項目AutoConfigurationModeにMANUALを指定した場合、自動拡張に関するパラメタは無視され拡張は行いません。isconfig.xmlについての詳細に関しては“Interstage Application Server 運用ガイド"を参照してください。
(注5)
一度の拡張処理で増加できるサイズは初期値のサイズに制限されます。
一度の拡張サイズが初期値のサイズを超える拡張を行う設定がされた場合、拡張数は0が設定された場合と同様の値に補正されます。
また、自動拡張の最大値と初期値との差分よりも拡張数が大きい場合は、拡張数は自動拡張の最大値と初期値との差分の値に補正されます。
例:
max_IIOP_resp_con = 100 |
上記のパラメタの場合、max_IIOP_resp_con_extend_numberは2に補正されます。
(注6)
以下の場合は初期値が異なります。
初期値は以下のように変更されています。
パラメタ名 |
初期値 |
max_IIOP_resp_con |
512 |
max_IIOP_resp_requests |
2048 |
max_processes |
512 |
max_exec_instance |
16384 |
(注7)
設定可能な値はシステムパラメタのsemvmx値が最大値になります。
設定可能な値はSEMVMXのOS実装値(32767)が最大値になります。
max_IIOP_local_init_con、max_IIOP_resp_conについて
CORBAサービスは、サーバアプリケーションが動作しているマシンごとに1つのコネクションを使用します。
max_IIOP_local_init_conは各アプリケーションが使用するサーバホストへのコネクション数の最大値を指定します。
max_IIOP_resp_conは、各ホストで使用するアプリケーション間のコネクション数を指定します。
原則として、アプリケーション間のコネクションはクライアントアプリケーションのプロセス単位に生成されます。例えば、クライアントアプリケーションから1つのサーバアプリケーションに複数のリクエストが同時に発行されても、コネクション数は1になります。
なお、以下の場合にはコネクションを使用するので必要に応じて加算する必要があります。
以下に、各パラメタのコネクション数のカウント方法を示します。
max_IIOP_local_init_con:
クライアントアプリケーションが動作しているホスト上で、クライアントアプリケーション(プロセス単位)からサーバアプリケーション(ホスト単位)へのコネクション数の最大値を指定します。
設定値の目安(インタフェースリポジトリ動作時):
max_IIOP_local_init_con = [1つのクライアントアプリケーションが接続するサーバホスト数の最大値+2]と256のうちの最大値
max_IIOP_resp_con:
サーバアプリケーションが動作しているホスト上で、接続するクライアントアプリケーションのプロセス数の合計を指定します。同一ホスト上でクライアントアプリケーションとサーバアプリケーションが接続する場合も、そのコネクション数を加算する必要があります。
設定値の目安(インタフェースリポジトリ動作時):
max_IIOP_resp_con = 接続するクライアントアプリケーションのプロセス数 + 2
max_IIOP_local_init_requests、max_IIOP_resp_requestsについて
CORBAサービスでは、クライアントアプリケーションが同時に送信するリクエスト数に応じてmax_IIOP_local_init_requestsを設定する必要があります。また、サーバアプリケーションが同時に受信するリクエスト数に応じてmax_IIOP_resp_requestsを設定する必要があります。
max_IIOP_local_init_requests:
クライアントアプリケーションが同時に送信できるリクエスト数の最大値を指定します。下の図ではクライアントアプリケーション1が5個のリクエストを同時に送信し、アプリケーション2が1個のリクエストを同時に送信しています。このため、max_IIOP_local_init_requestsは5以上の値を設定する必要があります。
ただし、算出された値が4096以下の場合は初期値の4096のままで問題ありません。この例では4096に満たないのでmax_IIOP_local_init_requestsはデフォルトの4096から変更の必要はありません。
max_IIOP_resp_requests:
CORBAサーバアプリケーションが同時に受信できるリクエスト数の最大値を指定します。
それぞれのクライアントマシンから発行されたリクエストがサーバマシンに到達し、CORBAサーバアプリケーションで同時に処理される数になるので、個々のクライアントマシンから同時に発行されるリクエストの合計値を見積もる必要があります。
下の図ではそれぞれのクライアントマシンから発行されたリクエストが同時に9個サーバマシンに到達しているので、max_IIOP_resp_requestsには9以上を設定する必要があります。
パラメタ名 |
初期値 |
意味 |
備考 |
---|---|---|---|
指定範囲 |
|||
period_client_idle_con_timeout |
0 |
クライアントにおける、無通信状態(サーバへのリクエスト送信なし)の監視時間(リクエスト返信完了後のコネクション維持時間)。 |
|
0〜20000000 |
|||
period_idle_con_timeout |
120 (600秒) |
サーバにおける、無通信状態(クライアントからのリクエスト送信なし)の監視時間(リクエスト返信完了後のコネクション維持時間)。 |
サーバ機能のみ有効。 |
0〜20000000 |
|||
period_receive_timeout |
72 (360秒) |
クライアントにおける、リクエスト送信から返信までの待機時間。この時間を超えてもサーバからの返信がない場合、クライアントにタイムアウトが通知されます。 |
|
0〜20000000 |
|||
period_server_timeout |
120 (600秒) (注1) |
Persistentタイプ以外のサーバアプリケーションとその他のアプリケーションで意味が異なります。 |
サーバ機能のみ有効。 |
1〜20000000 |
(注1)
初期値より減少させた場合は、インタフェースリポジトリの起動に失敗することがあります。
タイムアウト時間は、連携するアプリケーションに適用されるタイムアウト時間を考慮して設定する必要があります。詳細は“OLTPサーバ運用ガイド”(Enterprise EditionおよびStandard Editionで提供)の“CORBAアプリケーションのタイマ監視”、または“J2EEユーザーズガイド”の“ワークユニットの設計”−“タイマ監視”−“CORBAアプリケーションのタイマ監視”を参照してください。
パラメタ名 |
初期値 |
意味 |
備考 |
---|---|---|---|
指定範囲 |
|||
http_proxy |
proxy_host |
HTTPプロキシサーバのホスト名。 |
Web-J Editionでは初期値から変更しないでください。 |
- |
|||
http_proxy_port |
8080 |
HTTPプロキシサーバのポート番号。 |
Web-J Editionでは初期値から変更しないでください。 |
- |
|||
http_proxy_use |
no |
HTTPトンネリング機能の使用を指定(yes:使用する、no:使用しない)。 |
Web-J Editionでは初期値から変更しないでください。 |
yes, no |
|||
UNO_IIOP_ssl_use |
no |
SSL連携の有効/無効を選択(yes:有効、no:無効)。 |
|
yes, no |
|||
UNO_IIOP_ssl_port |
4433 |
SSL連携で使用するポート番号。UNO_IIOP_ssl_useが"yes"の場合に有効です。 |
|
- |
(注1)
プレインストール型ランタイム(Portable-ORB以外の実行環境)でHTTPプロキシサーバを経由してHTTPトンネリングを使用する場合に指定します。http_proxy、http_proxy_portは、"http_proxy_use=yes"のときに有効であり、Webブラウザで使用しているHTTPプロキシサーバのホスト名とポート番号を指定します。
パラメタ名 |
初期値 |
意味 |
備考 |
---|---|---|---|
指定範囲 |
|||
iss_use |
no |
資源保護機能の有効/無効を指定。"yes"を指定すると、CORBAアプリケーションはiss_uidのユーザID(またはroot)のみが起動可能となります。 |
(注1) |
yes, no |
|||
iss_uid |
root |
資源保護機能有効時(iss_use=yes指定)のアプリケーション動作のユーザIDを指定。 |
(注2) |
- |
|||
iss_gid |
- |
資源保護機能有効時(iss_use=yes指定)のアプリケーション動作のグループIDを指定。省略時は、iss_uidのプライマリグループIDとみなされます。 |
|
- |
(注1)
資源保護機能を有効(iss_use=yes)に設定する場合には、Interstage (CORBAサービス)の環境設定前後で手順が異なります。詳細は“セキュリティシステム運用ガイド”の“セキュリティの強化(Interstage資源の保護)”を参照してください。
Web-J Editionでは、iss_use=yesを指定した場合、すでに以下のファイルが生成(動的生成)されていたら、ファイルの権限属性を変更してください。
動的生成ファイル
/var/opt/FSUNod 配下 |
権限属性手順
# chown 特定ユーザID <動的生成ファイル> |
(注2)
CORBAアプリケーションの実行は、iss_uidに指定したユーザまたは"root"に限定され、他の一般ユーザは実行できなくなりますので、アプリケーションの実行ユーザに注意してください(“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“OD_impl_inst”を参照)。
パラメタ名 |
初期値 |
意味 |
備考 |
---|---|---|---|
指定範囲 |
|||
access_log_policy |
start |
CORBAサービス起動時のアクセスログの採取/非採取の状態。 |
サーバ機能のみ有効 |
start, standby |
|||
access_log_size |
3000000 |
アクセスログファイルの最大サイズ。(バイト単位) |
サーバ機能のみ有効 |
1〜2147483647 |
|||
access_log_level |
send_stex: |
アクセスログ採取レベルのキーワードを連結して指定(区切り文字はコロン(":")、空白は指定不可)。 |
サーバ機能のみ有効 |
- |
|||
error_log_policy |
start |
CORBAサービス起動時のエラーログの採取/非採取の状態。 |
(注1) |
start, standby |
|||
error_log_size |
3000000 |
エラーログファイルの最大サイズ。(バイト単位) |
(注1) |
1〜2147483647 |
|||
info_log_policy |
start |
CORBAサービス起動時のインフォメーションログの採取/非採取の状態。 |
(注1) |
start, standby |
|||
info_log_size |
3000000 |
インフォメーションログファイルの最大サイズ。(バイト単位) |
(注1) |
1〜2147483647 |
|||
logging |
no |
内部ログの採取を指定。(yes:採取する、no:採取しない) |
(注3) |
yes, no |
|||
log_file_size |
10000000 |
内部ログのファイルサイズの上限値。(バイト単位) |
(注3) |
4096〜2147483647 |
|||
process_log_policy |
start |
CORBAサービス起動時のプロセスログの採取/非採取の状態。 |
(注1) |
start, standby |
|||
process_log_size |
3000000 |
プロセスログファイルの最大サイズ。(バイト単位) |
(注1) |
1〜2147483647 |
|||
snap_size |
40000 |
スナップショットサイズの上限値。(バイト単位) |
サーバ機能のみ有効 |
1024〜2147483647 |
|||
snap_use |
yes |
スナップショットの採取を指定。(yes:採取する、no:採取しない) |
サーバ機能のみ有効 |
yes, no |
|||
trace_file_synch_level |
stop |
トレースファイルへの出力タイミングを指定。複数指定可能(セパレータは"&")。
|
サーバ機能のみ有効 |
- |
|||
trace_size_per_process |
10000 |
プロセスごとのトレース情報サイズの最大値(バイト単位)。 |
サーバ機能のみ有効 |
1024〜2147483647 |
|||
trace_use |
yes |
トレース情報の採取を指定(yes:採取する、no:採取しない)。 |
サーバ機能のみ有効 |
yes, no |
(注1)
アクセスログ・プロセスログ・エラーログ・インフォメーションログは、以下のパスに採取されます。また、ディスク領域として、以下のログファイルサイズの合計分が必要となります。
ログファイル格納パス(インストールパスはデフォルト)
/var/opt/FSUNod 配下 |
ログファイル名とファイルサイズ
ログ名 |
ログファイル名 |
ログファイルサイズ |
アクセスログ |
accesslog |
access_log_size×2 |
プロセスログ |
proclog |
process_log_size×2 |
プロセスログ |
proclogcl |
process_log_size×2 |
エラーログ |
errlog |
error_log_size×2 |
エラーログ |
errlogcl |
error_log_size×2 |
インフォメーションログ |
infolog |
info_log_size×2 |
(注2)
access_log_level(アクセスログ採取レベル)に指定可能なキーワードは、“アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)”(Enterprise EditionおよびStandard Editionで提供)の“CORBAサービスのログ採取機能”を参照してください。
(注3)
“logging=yes”を指定した場合、内部ログファイルへの出力処理に時間を要するため、CORBAサービスの性能が劣化し、CORBAアプリケーションのレスポンス性能が低下します。また、インタフェースリポジトリやネーミングサービスの起動に時間がかかります。
なお、インタフェースリポジトリおよびネーミングサービスの起動に1分以上かかった場合、Interstageの起動に失敗しますので注意してください。“logging=yes”を指定してInterstageの起動に失敗した場合は、“トラブルシューティング集”の“Interstageの起動/停止時の異常”を参照して対処を実施してください。
“logging=yes”を指定した場合、内部ログは以下のファイルに出力されます。
プレインストール型Javaライブラリ使用時は、上記に加えて、以下のファイルに出力されます。
パラメタ名 |
初期値 |
意味 |
備考 |
---|---|---|---|
指定範囲 |
|||
msg_output_compatible |
no |
od10924、od10926、od11101の各メッセージについて、システムログに出力するメッセージIDを“&”で連結して指定します。“od10924”を指定するとod10924メッセージを、“od10926”を指定するとod10926メッセージを、“od11101”を指定するとod11101メッセージをシステムログに出力します。“od10924&od10926&od11101”を指定すると3つのメッセージすべてをシステムログに出力します。“no”を指定すると、システムログへの出力は抑止されます。 |
|
od10924,od10926,od11101,no |
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