Interstage Application Server チューニングガイド |
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第2章 Interstageのチューニング |
Interstageでは、IPv6環境での運用が可能です。IPv6環境での運用方法を以下に説明します。
CORBAサービスはWindows、Solaris OE、LinuxでIPv6環境での運用が可能です。その他の機能はSolaris OEでのみ運用可能です。(注)
注)
OSがIPv6に対応している必要があります。Interstageで利用可能なIPv6に対応しているOSは以下の通りです。
上記以外のOSにIPv6対応用のパッチなどを適用してもInterstageではIPv6をサポートしません。
IPv6環境において、Interstageの以下の機能が使用できます。
InterstageをIPv6環境で運用するには、以下の環境設定が必要です。
IPv6環境でHTTP通信を行う場合には、InfoProvider Proを停止後に、InfoProvider Pro環境定義ファイルに以下を設定し、InfoProvider Proを起動してください。
IP-version: v6 (デフォルト:v4) |
InfoProvider Pro環境定義ファイルについては、“Webサーバ運用ガイド(InfoProvider Pro編)”を参照してください。
IPv6環境でCORBAアプリケーション連携を行う場合には、config(CORBAサービス)に以下を設定し、CORBAサービスを再起動してください。
IP-version=v4-dual または v6 (デフォルト:v4-dual) |
IPv6環境でトランザクションアプリケーション連携を行う場合には、コンポーネントトランザクションサービスの環境定義ファイルに以下の制御文を設定し、コンポーネントトランザクションサービスを再起動してください。
IP version:v6 (デフォルト:v4) |
データベース連携サービスでは、IPv6環境で利用する場合でも特別な設定の必要はありません。
IPv6環境でイベントサービスを利用する場合は、CORBAサービスのIPv6環境を設定する必要があります。CORBAサービスのIPv6環境の設定については、“CORBAサービスの環境設定”を参照してください。
MessageQueueDirectorではIPv6環境でSMTP連携サービスを使用する場合、サービス環境定義(MXHost)にIPv6形式のIPアドレス(またはホスト名)を記述します。
詳細は、“MessageQueueDirector 説明書”を参照してください。
pingコマンドなどを実行して対象ホストとの通信が可能であるかを確認をしてください。通信ができない場合は、OSのルーティングの設定の確認をお願いします。設定方法の詳細については、OSのマニュアルおよびヘルプを参照してください。
IPv6環境でリンクローカルアドレスまたはサイトローカルアドレスを用いて通信を行う際には、scope-idを意識する必要があります。
Interstage Application Serverでは、リンクローカルアドレスを用いた通信をサポートしません。
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