Interstage Application Server トラブルシューティング集
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第6章 Webサーバ(Interstage HTTP Server)運用時の異常

6.2 よくある質問とその対処方法

 Webサーバ(Interstage HTTP Server)の運用について、よくある質問とその対処方法を以下に示します。

“Webサーバ運用ガイド(Interstage HTTP Server編)”の“ディレクティブ一覧”に記載されていないディレクティブを使用することはできますか

 Apache HTTP Server Version 1.3で提供されているディレクティブを使用することができます。
 Apache HTTP Server Version 1.3のディレクティブについては、Interstage HTTP Serverの起動中に、Webブラウザから以下のファイルを開いて、“Apache HTTP Server Version 1.3”のマニュアルを参照してください。

http://ホスト名:ポート番号/manual/index.html

 ホスト名:Interstage HTTP Serverをインストールしたシステムのホスト名またはIPアドレス。
 ポート番号:ポート番号。ホストのポート番号が80である場合は、省略可(省略する場合、コロン(:)は不要)。

 ただし、PidFileディレクティブの定義は、変更しないでください。

Apache 1.3.22をベースとしているが、セキュリティホール関連の問題については対応されていますか

 本製品では、Apache HTTP Serverで検出されたセキュリティホールにおいて、Interstage HTTP Serverに影響がある修正については、Apache 1.3.33まで対応しています。また、本製品出荷以降、セキュリティホール関連の問題が発生した場合は、緊急修正にて随時対応していきます。
 Interstage HTTP Serverのセキュリティホール関連の対応については、以下のサイトで提供している富士通製品のセキュリティ情報にて確認してください。
 http://software.fujitsu.com/jp/security/index.html

Interstage HTTP Serverを複数起動することはできますか

 Interstage HTTP Serverを複数起動することはできません。

Interstage HTTP Serverと他のWebサーバ(InfoProvider Pro、Apache HTTP Serverなど)を共存することはできますか

 それぞれのWebサーバに異なるポート番号を設定することにより、共存することができます。

Interstage HTTP ServerとMicrosoft(R) Internet Information Servicesで同時にWebサーバコネクタを利用することはできますか

 同時にWebサーバコネクタを利用することはできません。

Interstage HTTP ServerとSun Java System WebServerで同時にWebサーバコネクタを利用することはできますか

 同時にWebサーバコネクタを利用することはできません。

OpenSSLで発行した証明書を使用することはできますか

 OpenSSLで発行した証明書を使用することはできません。証明書については、“セキュリティシステム運用ガイド”の以下の項を参照してください。

HTTP PUT/DELETEなどの更新系のメソッドを使用することはできますか

 HTTP PUT/DELETEなどの更新系のメソッドを使用することはできません。

suEXEC機能を使用することはできますか

 suEXEC機能(Webサーバと異なるユーザ権限でCGIを実行する機能)を使用することはできません。

WebDAV機能をサポートしていますか

 WebDAV機能は、サポートしていません。

圧縮機能(mod_gzip.so)をサポートしていますか

 mod_gzipなどの他社製品の拡張モジュールは、サポートしていません。

サードパーティのプラグインモジュールをサポートしていますか

 Interstage HTTP Serverでは、mod_perl/mod_phpなどを含むサードパーティのプラグインモジュールはサポートしていません。富士通製品で提供しているプラグインモジュールだけを使用できます。


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