Interstage Application Server トラブルシューティング集
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第4章 Interstage管理コンソール・運用操作ツール操作中の異常

4.7 その他の異常

Interstage運用操作ツールのカスタムセットアップで表示されるCorba Port Numberの値と実際に運用されているCORBAサービスのポート番号が異なる


 本現象は、手動でCORBAサービスの動作環境ファイルの“config”を手動でカストマイズした場合です。
 Interstage運用操作ツールのカスタムセットアップでは、Interstage動作環境定義に対してのカストマイズを行うことができるため、本仕様となっています。

Windows(R) 2000上でInterstageを運用する場合の注意事項

 Interstage運用操作ツールを使用して、Windows(R) 2000上でInterstageの運用操作を行う場合、システムのロケールの設定値を“日本語”に設定してください。

Interstage運用操作ツールを前バージョンから上書きインストールを実施したところ、ブラウザ画面のファイルが前バージョンのものと混在して表示される。


 本現象は、Webブラウザのキャッシュファイルの設定が原因です。
 Webブラウザの設定によりキャッシュファイル(一時ファイル)を削除するか、保存しているページとの最新比較を行うように設定してください。

Interstageの構成変更を実行した際に、ワークユニットの起動および停止メッセージが出力される


 Interstage管理コンソールの[システム]>[環境設定]画面においてトランザクションサービス(OTS)の設定を変更した場合、構成変更の処理中に一時的にInterstageが起動されます。この際、自動起動を設定したワークユニットが一時的に起動されるためにメッセージが出力されています。
 構成変更時に起動されたInterstageおよびワークユニットは、構成変更の完了時に停止します。

Interstage管理コンソールの[システム] > [ワークユニット] > [ワークユニット名] > [配備]で、「配備」ボタンを押下後、配備が完了する前にセションタイムアウトが発生する


 本現象が発生した場合には、セションタイムアウト時間の設定を変更後、再度実施してください。Interstage管理コンソールのセションタイムアウト時間を変更する場合は、以下の手順で行います。

 1)Interstage管理コンソールのセションタイムアウト時間は、以下のファイルで設定します。

[Interstageインストールフォルダ]\gui\isAdmin\WEB-INF\web.xml


 2)上記ファイルの<session-timeout>タグに設定した値で設定します。単位は分で、指定可能な範囲は0〜35791394です。タグを省略した場合は、30が設定されます。0または負の値を記述した時にはタイムアウトしません。

<session-config>
<session-timeout>30</session-timeout>
</session-config>

 3) Interstage JServlet(OperationManagement)サービスを再起動します。

 1)Interstage管理コンソールのセションタイムアウト時間は、以下のファイルで設定します。

/opt/FJSVisgui/isadmin/WEB-INF/web.xml

 2)上記ファイルの<session-timeout>タグに設定した値で設定します。単位は分で、指定可能な範囲は0〜35791394です。タグを省略した場合は、30が設定されます。0または負の値を記述した時にはタイムアウトしません。

<session-config>
<session-timeout>30</session-timeout>
</session-config>

 3)以下のコマンドを実行して、Interstage JServlet (OperationManagement)を再起動してください。

/opt/FJSVjs2su/bin/jssvstop
/opt/FJSVjs2su/bin/jssvstart

Interstage管理コンソールの[システム] > [ワークユニット] > [ワークユニット名] > [配備]で、「配備」ボタンを押下後、Interstage管理コンソール上にisAdmin Errorが表示される

 Interstageをインストールしているサーバのテンポラリディレクトリのあるディスク容量が不足している可能性があります。不要なファイルを削除してディスクの空き容量を増やした後、再度処理を実行してください。

なお、上記表示がされた場合も、配備処理は継続されます。下記のファイルの該当時刻に、以下のような出力がされている場合は、配備は正常終了(成功)しています。

"J2EEServerConfig::deploy in" の後に
"J2EEServerConfig::deploy out"が出力されている。

または、

"J2EEServerConfig::deploy2 in"の後に
"J2EEServerConfig::deploy2 out"が出力されている。


 上記のin/outの出力の間にスタックトレース、またはエラーメッセージが出力されている場合があります。この場合も、outが出力されていれば配備処理は成功しています。
 本確認中は、配備・配備解除処理を行わないでください。


[Interstageインストールフォルダ]\J2EE\var\isdeploy\isdeploy_mb.log または
[Interstageインストールフォルダ]\J2EE\var\isdeploy\isdeploy_mb_old.log

/opt/FJSVj2ee/var/isdeploy/isdeploy_mb.log または
/opt/FJSVj2ee/var/isdeploy/isdeploy_mb_old.log

Interstage管理コンソールから操作を行うとエラーが発生する

 Interstage管理コンソールを使用して操作を行った場合に、その操作が想定外のエラーとなった場合には、以下の操作を行った後、Interstage JMXサービス(Windows版ではInterstage Operation Toolサービス)などのサービスを再起動していない可能性があります。

 上記の条件に該当する場合には、以下のサービスを再起動してから、再度、同様の操作を実行してください。

Interstage管理コンソールでログファイルをダウンロードした場合にダウンロードしたログファイルが文字化けする

 本現象が発生した場合には、Interstage JMXサービスを起動した際の環境変数がLANG=ja_JP.PCKで起動されている可能性があります。Interstage JMXサービスの起動を環境変数LANG=jaの環境で再起動し、ログファイルのダウンロードを再度実行してください。
 また、Interstage JMXサービスをLANG=jaの環境で起動した場合でも、[ワークユニット] > [ワークユニット名] > [環境設定]画面で環境変数にLANG=ja_JP.PCKを設定した場合には、文字化けすることがあります。その場合には、環境変数の設定を変更後、再度ダウンロードを行ってください。


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