ETERNUS SF Storage Cruiser ユーザーズガイド 仮想ストレージ管理編 13.2 - Solaris (TM) Operating System / Linux / Microsoft(R) Windows(R) -
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第6章 保守

6.1 仮想ストレージウィンドウの保守メニュー

仮想ストレージウィンドウの保守メニューの操作方法について説明します。

保守メニューでは、以下の操作が可能です。

6.1.1 VSCエンジンの停止 

仮想化スイッチ内で稼働しているVSCエンジンを停止します。

  1. 保守画面に表示されている仮想化スイッチを選択し、<停止>ボタンを選択します。または、仮想化スイッチを選択し、[操作]-[停止]を選択します。

  2. 「VSC-Engineの停止」確認ダイアログが表示されます。<OK>ボタンを選択します。

  3. 「VSC-Engineの停止」メッセージダイアログが表示されます。<閉じる>ボタンを選択します。

  4. 保守画面より仮想化スイッチの状態が、「停止」になったことを確認してください。

仮想ストレージウィンドウから、VSCエンジンを起動することはできません。VSCエンジンを起動する場合は、仮想化スイッチの電源を再投入するかrebootコマンドを投入してください。

6.1.2 構成情報の再作成 

VSCマネージャーの構成情報と仮想化スイッチ内の構成情報を一致させる機能です。
保守の画面の「構成情報」の状態が「不一致」の場合に、構成情報の再作成を実施する必要があります。

  1. 保守画面に表示されている仮想化スイッチを選択し、<再作成>ボタンを選択します。または、仮想化スイッチを選択し、[操作]-[再作成]を選択します。

  2. 「VSC-Engineの再作成」確認ダイアログが表示されます。<OK>ボタンを選択します。

  3. 「VSC-Engineの再作成」メッセージダイアログが表示されます。<閉じる>ボタンを選択します。

  4. 保守画面より仮想化スイッチの構成情報の状態が、「一致」になったことを確認してください。

6.1.3 トレースレベルの設定

仮想化スイッチ内で取得するトレース情報の採取レベルを設定します。

  1. 保守画面に表示されている仮想化スイッチを選択し、<トレースレベル設定>ボタンを選択します。または、仮想化スイッチを選択し、[操作]-[トレースレベル設定]を選択します。

  2. 「VSC-Engineのトレースレベル設定」ダイアログが表示されます。

  3. 「VSC-Engineのトレースレベル設定」ダイアログで、トレースレベルを入力します。

    トレースレベル

    半角数字を入力します。

    トレースレベル

    取得情報

    0

    エラー情報

    1

    エラー情報、警告情報、通知情報

    2

    エラー情報、警告情報、通知情報、プログラム情報

  4. 「VSC-Engineのトレースレベル設定」ダイアログの<OK>ボタンを選択します。

  5. 「VSC-Engineのトレースレベル設定」確認ダイアログが表示されます。<OK>ボタンを選択します。

  6. 「VSC-Engineのトレースレベル設定」メッセージダイアログが表示されます。<閉じる>ボタンを選択します。

  7. 保守画面より、「トレースレベル」が指定値に変更されたことを確認してください。

トレースレベルの入力時に有効値よりも大きな値を入力された場合、トレースレベルの最大値が入力されたものとして扱います。

仮想化スイッチの状態が「停止」状態または「異常」状態にある場合は、トレースレベルの設定を実行することはできません。

トレースレベルに“1”あるいは“2”を指定した場合は、仮想化スイッチ内での情報収集に時間を要するので、通常運用時は、トレースレベルを“0"に設定することを推奨します。

6.1.4 BOX-IDの編集

仮想筐体に付加されているBOX-IDを編集します。

  1. 保守画面に表示されている仮想化スイッチを選択し、<BOXID編集>ボタンを選択します。または、仮想化スイッチを選択し、[操作]-[BOXID編集]を選択します。

  2. 選択された仮想化スイッチが制御する仮想筐体が一覧で表示されます。

  3. BOXIDを編集する仮想筐体を選択し、<OK>ボタンを選択します。

  4. 「BOXID入力」ダイアログが表示されます。

  5. 「BOXID入力」ダイアログで、BOXIDを入力します。

    BOX-ID

    半角英数字で構成された 40 文字(固定)の任意の文字列を入力します。英字は大文字を入力してください。

  6. 「BOXID入力」ダイアログの<OK>ボタンを選択します。

  7. 「BOXID編集」確認ダイアログが表示されます。<OK>ボタンを選択します。

  8. 「BOXID編集」メッセージダイアログが表示されます。<閉じる>ボタンを選択します。

  9. 保守画面より、BOX-IDが指定値に変更されたことを確認してください。

仮想化スイッチの状態が「停止」状態または「異常」状態にある場合、あるいは、構成情報の状態が「不一致」状態の場合は、BOX-ID編集を実行することはできません。

6.1.5 仮想化スイッチのイニシエータ情報の表示 

仮想化スイッチの各ポートが保持しているイニシエータ情報を表示します。

保守画面に表示される仮想化スイッチの<詳細情報>ボタンは、デフォルトでは非表示です。

保守画面に<詳細情報>ボタンを表示するため、まず「A.1.2 画面の共通操作」の「項目の表示・非表示」に記述してある操作をしてから、イニシエータの項目を表示してください。

  1. 保守画面に表示されている仮想化スイッチの<詳細情報>ボタンを選択します。

  2. 「イニシエータ詳細情報」ダイアログに、「ポート番号」および「イニシエータ」が表示されます。


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