ETERNUS SF Storage Cruiser ユーザーズガイド 仮想ストレージ管理編 13.2 - Solaris (TM) Operating System / Linux / Microsoft(R) Windows(R) - |
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第1章 Virtual Storage Conductorの概略 |
アプリケーションが処理するデータを参照するためには、データを蓄積するためのボリュームが必要です。ボリュームを業務サーバに割り当てるには、ディスク装置より必要なディスク容量を作成しなければならないため、ストレージ管理者は、業務サーバ毎に必要なディスク容量を見積もり、見積りに応じた論理ユニットを作成する作業を実施しています。
仮想ストレージとは、ディスク装置で作成した論理ユニットの属性(容量やRAIDグループ)に依存することなく、自由な容量のボリュームを作成することができる機能を表したものです。
SAN(Storage Area Network)環境における、仮想ストレージ機能の提供レイヤーは、次の3つのレイヤーに分けられます。
サーバレイヤー
ネットワークレイヤー
ストレージレイヤー
サーバレイヤー
アプリケーションが稼働する業務サーバ内に、仮想ストレージ機能用のソフトウェアを稼働させることで、アプリケーションに仮想ストレージを提供します。
ネットワークレイヤー
アプリケーションが稼働する業務サーバとディスク装置の間に、仮想ストレージ機能専用のサーバが位置を占め、その専用サーバがディスク装置から割り当てられた論理ユニットを、各業務サーバに仮想ストレージとして提供します。
ストレージレイヤー
ディスク装置がRAIDグループ機能やハードディスクドライブの容量に依存しない論理ユニットを提供します。
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