Interstage Studio プログラマーズガイド |
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第2部 Java編 | > 第2章 J2EEアプリケーションを開発する | > 2.2 開発の流れ |
J2EEモジュールは、エンタープライズアプリケーションプロジェクトによってJ2EEアプリケーションとしてEARファイルにまとめることができます。エンタープライズアプリケーションプロジェクトを作成することで、以下のような開発上のメリットがあります。
プロジェクトウィザードでは、プロジェクト名、EARファイルに追加するJ2EEモジュールを指定します。
プロジェクトのプロパティでJ2EEモジュール依存関係を定義します。
エンタープライズアプリケーションプロジェクトでは、EARファイルに追加するJ2EEモジュールを定義します。各J2EEモジュールのプロジェクトでは、依存するJ2EEモジュールを指定します (たとえば、WebアプリケーションからEJBアプリケーションを呼び出す場合には、WebアプリケーションプロジェクトのJ2EEモジュール依存関係で、EJBアプリケーションのプロジェクトを選択してください)。
作成されるEARファイルの妥当性を検証するために、以下のバリデータが用意されています。
これをビルド時に実行する場合は、[検証]ビルダを選択した上で、[検証]プロパティでバリデータを実行するように設定してください。通常は設定されています。
上記で設定されているバリデータについては、ビルド時以外にもプロジェクトを選択時にコンテキストメニューから[検証]を選択することで検証を実施することができます。
ワークベンチの初期状態では、ファイルの保存時に自動的にビルドが行われるようにオプションが設定されており、エンタープライズアプリケーションプロジェクトではビルド時にEARファイルを作成するようにビルダが設定されています。
自動的にビルドを行わないようにオプションを変更している場合には、手動でビルドを行ってください。
手動でビルドを行うには以下の方法があります。
高速配備用のEARファイルは、IJServerが別VMタイプやEJB Onlyタイプの場合にEJB JARファイルの配備時間を短縮するためのものです。高速配備用EARファイル作成時に一旦配備を行い、配備時に作成されるファイルをあらかじめ組み込むことで運用環境への配備時間を短縮します。
高速配備用のEARファイルは、プロジェクトフォルダにあるearbuild.xmlを実行することで、rapidDeploymentフォルダ配下に作成されます。
個々の操作の詳細については、"Interstage Studioユーザーズガイド"を参照してください。
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