Symfoware Server Mirroring Controller 運用ガイド
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第5章 異常時の運用> 5.8 正系ノードでのDBミラーリングシステムの異常

5.8.3 データベースの異常監視処理での異常

DBミラーリングシステムではノードの切替えを判断するデータベースの異常監視を行いますが、本処理で異常を検知すると、監視処理が停止します。

この状態でデータベースの異常などが発生すると、ノード切替えができずに、利用者業務が停止してしまうため、早急にリカバリする必要があります。

データベースの異常監視処理でのリカバリ操作は、正系ノードでDBミラーリングサービスのリカバリ停止を行ってからリカバリ作業を行います。

■操作の手順

■データベースサーバ1の操作

  1. データベースの異常監視処理での異常を通知するメッセージを確認します。

    SYMFOWARE_SYMDX: WARNING: 22005: Inhibit state of the log group management file was detected.
    SYMFOWARE_SYMDX: WARNING: 22006: Inhibit state of the log management file was detected.
    SYMFOWARE_SYMDX: WARNING: 22007: Inhibit state of the temporary log file was detected.
    SYMFOWARE_SYMDX: WARNING: 22008: Inhibit state of the RDB dictionary was detected.
    SYMFOWARE_SYMDX: WARNING: 22009: Inhibit state of DSI was detected.
  2. dxsvstopコマンドを実行してDBミラーリングサービスをリカバリ停止します。

    $ dxsvstop -r
  3. DBミラーリングサービススクリプトの異常に対するリカバリ作業を行います。

  4. dxsvstartコマンドを実行して正系ノードのDBミラーリングサービスを開始します。

    $ dxsvstart -c

DBミラーリングサービスの停止中は、RLCの交替が行われないため、DBミラーリングサービスがリカバリ停止中に発生するRERUNログを蓄積可能なようにRLCの容量を設計する必要があります。

DBミラーリングサービスの開始で、DBミラーリングサービススクリプトも自動的に開始されます。

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