Symfoware Server Mirroring Controller 運用ガイド |
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第2章 DBミラーリングシステムの運用方法 | > 2.8 リカバリポイントの利用 |
バックアップ時点や異常が発生する前の利用者業務の切れ目の地点など、過去の任意の地点にデータベースをリカバリしたい場合は、あらかじめ正系ノードでリカバリポイントを設定しておきます。リカバリ時に、このリカバリポイントをリカバリ終了点として指定することで、正系ノードのデータベースと副系ノードのデータベースを同じリカバリポイントでリカバリすることができます。リカバリポイントは、通常運用時に利用者業務の切れ目などで定期的に実行しておきます。
正系ノードで設定したリカバリポイントはRERUNログの反映処理と連動して自動で副系ノードに設定されます。
システムが副系ノードでリカバリポイントを設定するとメッセージを出力します。
本機能は、以下の場合に有効に利用できます。
データベースに論理障害が発生した場合などで過去の地点にリカバリポイントを指定したリカバリを行う場合、両ノードで同じリカバリポイントを指定したリカバリを行うことが可能です。
副系ノードでリカバリポイントを指定したリカバリを行う場合は、副系ノードでメッセージが出力されたリカバリポイントのみ利用可能です。DBミラーリングサービスを通常停止してから、副系ノードでリカバリポイントを指定したリカバリを実施する必要があります。
ロググループ単位でのリカバリなどリカバリ操作によっては、RLP管理オブジェクトもリカバリ対象となります。その場合にはRLP管理オブジェクトの初期化およびデータベース資源の関連付けを実施してからDBミラーリングサービスを開始してください。
リカバリポイントを利用したリカバリ手順の詳細については“リカバリポイントを利用したデータベースのリカバリ”を参照してください。
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