Systemwalker Operation Manager クラスタ適用ガイド UNIX編 - UNIX共通 -
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第8章 MC/ServiceGuardシステム固有の手順> 8.1 MC/ServiceGuardシステムへの登録> 8.1.1 スクリプトの作成

8.1.1.1 パッケージ構成ファイルの作成

Systemwalker Operation Managerのジョブスケジューラデーモンおよびジョブ実行制御デーモンを、MC/ServiceGuardのアプリケーション・サービスとして定義する、パッケージ構成ファイルを作成します。

Systemwalker Operation Managerのパッケージ構成ファイルは、以下にサンプルが提供されています。

/opt/FHPJMCMN/etc/script/omgr.conf

サンプルを複写後、クラスタシステムの運用に合わせて、変更してご利用ください。

パッケージ構成ファイルは、1:1運用待機の場合には1個、N:1運用待機の場合はN個、2ノード相互待機の場合は2個作成する必要があります。

パッケージ構成ファイルの定義情報、および変更例を説明します。

■パッケージ構成ファイルの定義情報

パッケージ構成ファイルを作成するために必要な情報、およびクラスタシステムの環境に合わせて変更する内容を記載します。サンプルは、MC/ServiceGuard A.11.09を例として記載しています。バージョンが違う場合は、MC/ServiceGuardのマニュアルを参照して、適用するクラスタのバージョンに対応した定義名を定義してください。

定義名

サンプルの内容

環境に合わせて変更する内容

PACKAGE_NAME

omgr

任意のパッケージ名を指定します。この名称がパッケージ名としてMC/ServiceGuardに認識されます。

FAILOVER_POLICY

CONFIGURED_NODE

FAILBACK_POLICY

MANUAL

NODE_NAME

hp01

運用系にするノード名を指定します。

NODE_NAME

hp02

待機系にするノード名を指定します。

RUN_SCRIPT

/etc/cmcluster/omgr/omgr.sh

パッケージ制御スクリプトの場所を指定します。

RUN_SCRIPT_TIMEOUT

NO_TIMEOUT

HALT_SCRIPT

/etc/cmcluster/omgr/omgr.sh

パッケージ制御スクリプトの場所を指定します。

HALT_SCRIPT_TIMEOUT

NO_TIMEOUT

SERVICE_NAME

service1

任意のサービス名を指定します。パッケージ制御スクリプトのSERVECE_NAME[0]=の内容と合わせてください。

SERVICE_FAIL_FAST_ENABLED

NO

SERVICE_HALT_TIMEOUT

300

SUBNET

xxx.xxx.xxx.xxx

サブネットアドレスを指定します。

PKG_SWITCHING_ENABLED

YES

NET_SWITCHING_ENABLED

YES

NODE_FAIL_FAST_ENABLED

NO

◆N:1運用待機の場合の変更例

N:1運用待機の場合は、ファイル名を変更してパッケージ構成ファイルをN個作成し、環境に合わせてそれぞれのファイルで情報を変更します。

3ノード存在する場合の変更例を以下に示します。

◆2ノード相互待機の場合の変更例

2ノード相互待機の場合は、ファイル名を変更してパッケージ構成ファイルを2個作成し、環境に合わせてそれぞれのファイルで情報を変更します。

変更例を以下に示します。


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