Systemwalker Operation Manager クラスタ適用ガイド Windows編 - Windows(R)共通 -
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第4章 MSCSシステム固有の手順

4.6 MSCSシステム運用時のポリシーの配付/適用

MSCSシステム運用時にポリシーを配付/適用する手順を説明します。

運用系でポリシー情報を抽出し、待機系へ配付する手順を以下に示します。

  1. 運用系のノードに接続

    [スタート]メニューの[プログラム]から[Systemwalker Operation Manager]を選択し、表示されるサブメニューから[環境設定]−[環境設定]をクリックします。[Systemwalker Operation Manager環境設定 [ログイン]]ウィンドウが表示されるので、ポリシーを抽出したいノード(運用系)を指定し、[OK]ボタンをクリックします。

  2. ポリシーの抽出

    表示された[Systemwalker Operation Manager環境設定]ウィンドウの[ポリシーの抽出]ボタンをクリックし、[ポリシーの抽出]ウィンドウを表示させます。

    [ポリシーの抽出]ウィンドウの[環境定義]シートおよび[登録情報]シートで、抽出するポリシーを選択し、[OK]ボタンを押します。

  3. 共有ディスクの接続先の変更
    1. [クラスタアドミニストレータ]で、Systemwalker Operation Manager用のグループをオフラインにすることで、クラスタシステムに登録されたSystemwalker Operation Managerのサービスを停止します。
    2. Systemwalker Operation Managerの所有権を待機系に移動します。移動するには、Systemwalker Operation Manager用のグループにカーソルを位置づけた状態でマウスを右クリックし、[グループの移動]を指定します。
    3. [クラスタアドミニストレータ]で、登録した物理ディスクリソースを選択し、共有ディスクをオンラインにします。
  4. [配付先の指定]ウィンドウの表示

    [Systemwalker Operation Manager環境設定]ウィンドウの[ポリシー配付]ボタンをクリックし、[配付先の指定]ウィンドウを表示させます。

  5. 配付先の指定

    [配付先の指定]ウィンドウで配付先として配付先のノード(待機系)指定し、[OK]ボタンを押します。

  6. 適用契機の選択

    [ポリシーの適用]ウィンドウが表示されるので、ポリシーの適用契機を選択します。 [次回のサービス起動時に適用する]を選択します。

  7. セキュリティ情報を共有ディスクに反映する

    待機系のマシンでコマンドを実行し、セキュリティ情報を共有ディスクに反映します。

    1:1運用待機およびN:1運用待機の場合
    mpcssave
    2ノード相互待機の場合
    mpcssave -s サブシステム番号
  8. 共有ディスクをオフラインにします。

    [クラスタアドミニストレータ]で、登録した物理ディスクリソースを選択し、共有ディスクをオフラインにします。

イベント監視機能、およびアクション管理機能は、運用系および待機系のそれぞれを独立したSystemwalker Operation Managerサーバとみなして動作します。そのため、運用系と待機系で必ずしも情報を統一する必要はありません。運用系と待機系で異なる環境を構築した場合、これらの機能のポリシーは運用系および待機系のそれぞれで抽出し、それぞれの環境に合ったものを配付/適用してください。

ポリシーの情報には、カレンダ情報の、以下のクラスタ運用情報は含まれません。各ノードで設定してください。

クラスタ運用を実施している場合は、[次回のサービス起動時に適用する]を選択します。[すぐ適用する(サービスを再起動する)]は指定しないでください。
運用系にて変更したポリシーをすぐに適用したい場合は、サービスを再起動してください。サービスの再起動の詳細は、“MSCSシステムにおけるサービスの起動/停止”を参照してください。
待機系に配付したポリシーは、次回フェールオーバ時に適用されます。

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