Systemwalker Operation Manager クラスタ適用ガイド Windows編 - Windows(R)共通 -
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第2章 導入> 2.3 クラスタシステムからネットワークジョブを投入する場合の設定

2.3.2 ジョブ実行制御への論理IPアドレスの設定

クラスタシステム構成のスケジュールサーバからネットワークジョブを投入する場合は、論理IPアドレスの定義をします。

定義の概要を、下図に示します。

1:1運用待機および2ノード相互待機の場合は、クラスタシステムを構成する運用系、待機系で定義します。N:1運用待機の場合は、運用系で定義します。

  1. 各ノードで、Systemwalker Operation Managerを起動します。
    soperationmgr
  2. 環境設定クライアントから、運用系に物理IPアドレスを指定して接続します。[運用情報の定義]ウィンドウ−[クラスタ設定]シートの、[スケジュールサーバ設定]で、[論理IPアドレスを登録する]チェックボックスをチェックし、論理IPアドレスを設定します。[実行サーバ設定]は必要ありません。

  3. 1:1運用待機および2ノード相互待機の場合は、環境設定クライアントから、待機系に物理IPアドレスを指定して接続し、2.と同様に設定します。

1:1運用待機(サブシステムあり)の場合は、すべてのサブシステムで2、3の手順を実施します。

論理IPアドレスの定義の代わりに、[実行サーバ設定]で、運用系および待機系のノード名を定義して運用することができます。ただし、ノード名の定義は、V10.0L21以前のバージョンとの互換のための機能であり、V11.0L10以降のバージョンでは、論理IPアドレスを定義してください。ノード名の定義は、N:1運用待機はサポートしていません。

ノード名の定義

クラスタシステム構成のスケジュールサーバからネットワークジョブを受け取る実行サーバ側で定義します。[運用情報の定義]ウィンドウ−[クラスタ設定]シートの、[実行サーバ設定]で、運用系および待機系のノード名を定義します。[スケジュールサーバ設定]は必要ありません。

[運用情報の定義]の定義方法の詳細については、“Systemwalker Operation Manager 導入手引書”、[運用情報の定義]ウィンドウについては、“Systemwalker Operation Manager オンラインヘルプ”を参照してください。


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