Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 - |
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第10章 業務連携コマンド【UNIX版】 | > 10.1 サーバ業務連携コマンド |
fprssvr {/p [/w] | /e} /s:SourceName /d:DestName |
サーバ上のローカルファイル(NFS接続したディレクトリを含む)の圧縮および伸長を行います。
ファイルを圧縮します。
Windows上で展開できるWindowsプラットフォーム形式で圧縮します。本オプションを指定しない場合は、UNIXプラットフォーム形式で圧縮し、Windows上では伸長できません。
ファイルを伸長します。
圧縮/伸長元ファイルのパス名をローカルパスで指定します。ローカルパスは、ルートディレクトリからの絶対パスで、“/usr/database/database.db”のように指定します。FTPサーバ上のパス指定はできません。圧縮元ファイルの場合は、ワイルドカードも指定できます。
ワイルドカードは、シェルによって特別な意味を持つ文字(「*」など)があるため、必要に応じてSourceNameを一対の引用符(「'」または「"」)で囲む必要があります。
SourceNameは、255文字以内で指定してください。SourceNameに空白文字を含む場合は、ダブルクォーテーション「”」で囲んでください。
圧縮/伸長先のファイルのパス名をローカルパスで指定します。FTPサーバ上のパス指定はできません。伸長先ファイルの場合は、ワイルドカードで指定もできます。
ワイルドカードは、シェルによって特別な意味を持つ文字(「*」など)があるため、必要に応じてDestNameを一対の引用符(「'」または「"」)で囲む必要があります。
DestNameは、255文字以内で指定してください。DestNameに空白文字を含む場合は、ダブルクォーテーション「”」で囲んでください。
既に存在するファイル名を指定した場合は、上書きされます。また、/sに指定したファイルのパス名(SourceName)と同じパス名を指定しないでください。
ファイルの圧縮/伸長でエラーが発生した場合のリトライ回数を指定します。nnは0〜99の整数で指定してください。それ以外の値を設定すると、エラーになります。省略した場合は、リトライを行いません。
圧縮元ファイル、または伸長先ファイルにワイルドカードが指定された場合、失敗したファイルのみリトライを行います。
エラーが発生した場合のリトライ間隔を指定します。nnnnには0〜9999の整数を秒単位で指定してください。それ以外の値を設定すると、エラーになります。省略値は0です。
復帰値 |
意 味 |
0 |
正常終了 |
0以外 |
異常終了 |
Solaris |
/opt/FJSVsnjss/bin |
HP-UX |
/opt/FHPsnjss/bin |
AIX |
/opt/FAIXsnjss/bin |
Linux /Linux for Itanium |
/opt/FJSVsnjss/bin |
サーバ上のローカルファイル“/database/database.prs”を“/database/copy/*.*”に伸長します。伸長に失敗した場合は、60秒間隔で最大3回リトライします。
fprssvr /e /s:/database/database.prs /d:/database/copy/*.* /rc:3 /ri:60 |
コマンドの処理が終了すると、終了時の情報を標準出力に出力します。
出力される内容を以下に示します。
[処理開始日時] YYYY-MM-DD HH:MM:SS |
[発生したエラー]には、正常終了の場合は“なし”が出力されます。強制終了やエラーの場合はメッセージが出力されます。メッセージ内容については、“Systemwalker Operation Manager メッセージ説明書”を参照してください。
圧縮/伸長処理を行う前にエラーが発生した場合は、以下の形式でメッセージが出力されます。
[処理開始日時] YYYY-MM-DD HH:MM:SS |
メッセージ内容については、“Systemwalker Operation Manager メッセージ説明書”を参照してください。
圧縮ファイルの形式 |
展開後のファイルの情報 |
展開後のファイルの情報 |
UNIX |
所有者/グループ情報は、圧縮元の情報が継承される。 |
所有者/グループ情報は、実行したユーザの情報になる。 |
Windows |
・圧縮前のファイルが読み取り専用のファイルの場合 |
一度に処理するファイル数は、同時に実行するほかのサーバ業務連携コマンドで処理するファイル数を含めて、合計500ファイル以下としてください。
/tmp領域が不足した場合、圧縮・伸長することはできません。一時ファイルのサイズは、一度に圧縮・伸長するファイルサイズの合計となります。
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