Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 - |
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第10章 業務連携コマンド【UNIX版】 | > 10.1 サーバ業務連携コマンド |
fctrlsvr {/delete | /rename | /mkdir | /rmdir} /f:FilePathName |
サーバ上のファイルまたはディレクトリを操作するコマンドです。ファイル操作では、ファイルの削除およびファイル名を変更することができます。ディレクトリ操作では、ディレクトリの作成および削除することができます。本コマンドで操作可能なファイルは、ローカルファイル(NFS接続ディレクトリを含む)およびFTPサーバ上のファイルです。
リモートファイルの操作のみを行う場合は、Systemwalker Operation Managerがインストールされていない操作先サーバを操作することもできます。
ファイルを削除します。
ファイル名を変更します。
ディレクトリを作成します。
ディレクトリを削除します。
対象のファイルまたはディレクトリのパス名を指定します。/deleteまたは/renameを指定した場合はワイルドカードも指定できます。
ワイルドカードは、シェルによって特別な意味を持つ文字(「*」など)があるため、必要に応じてFilePathNameを一対の引用符(「'」または「"」)で囲む必要があります。
FilePathNameは、URL形式のファイルのパス名を次のいずれかの方法で指定してください。パス名は255文字以内で指定し、空白文字を含む場合はダブルクォーテーション「”」で囲んでください。
“file://”文字列に続いて、任意のファイルのパス名を指定します。
例) file:///usr/database/database.db
パス名は、フルパスまたはFTPでログイン時のカレントディレクトリからの相対パスで指定することができます。“ftp://”文字列に続いて、“サーバ名/任意のファイルのパス名”の形式で指定します。
例)フルパスで指定する場合:
ftp://foo.bar.com//usr/database/database.db
相対パスで指定する場合:
ftp://foo.bar.com/database/database.db
変更先のファイル名を指定します。ワイルドカードも指定できます。
ワイルドカードは、シェルによって特別な意味を持つ文字(「*」など)があるため、必要に応じてFileNameを一対の引用符(「'」または「"」)で囲む必要があります。
FileNameに、255文字以内でファイル名を指定します。空白文字を含む場合はダブルクォーテーション「”」で囲んでください。
本パラメタは、/renameを指定した場合のみ有効です。
FilePathNameで指定したファイルまたはディレクトリにアクセスするユーザ名を指定します。
UserNameには、パスワード管理簿にあらかじめ設定したユーザ名を指定します。UserNameが半角英数字20文字以内になるように指定してください。空白文字を含む場合は、ダブルクォーテーション「”」で囲んでください。
FilePathNameがローカルパスで指定した場合は本指定は無視されます。
FTPサーバ上のパスで指定した場合は、必ず本指定を行ってください。
パスワード管理簿のログイン定義名を指定します。LoginGroupは、256文字以内でログイン定義名を指定します。空白文字を含む場合はダブルクォーテーション「”」で囲んでください。
/unの指定をした場合は必ず本指定を行ってください。
ファイルの操作でエラーが発生した場合のリトライ回数を指定します。
nnは0〜99の整数を指定してください。それ以外の値を設定した場合は、エラーになります。省略した場合はリトライを行いません。
エラーが発生した場合のリトライ間隔を指定します。
nnnnに0〜9999の整数を秒単位で指定してください。それ以外の値を設定した場合は、エラーになります。省略値は0です。
本パラメタは、/rcパラメタで1以上を指定した場合に有効となります。
復帰値 |
意 味 |
0 |
正常終了 |
0以外 |
異常終了 |
Solaris |
/opt/FJSVsnjss/bin |
HP-UX |
/opt/FHPsnjss/bin |
AIX |
/opt/FAIXsnjss/bin |
Linux /Linux for Itanium |
/opt/FJSVsnjss/bin |
サーバ上のローカルファイル“/usr/database/master/database.db”をファイル名“database_backup.db”へ変更します。ファイル名変更に失敗した場合は、60秒間隔で最大3回リトライします。
fctrlsvr /rename /f:file:///usr/database/master/database.db |
コマンドの処理が終了すると、終了時の情報を標準出力に出力します。
出力される内容を以下に示します。
[処理開始日時] YYYY-MM-DD HH:MM:SS |
[発生したエラー]には、正常終了の場合は“なし”が出力されます。強制終了やエラーの場合はメッセージが出力されます。メッセージ内容については、“Systemwalker Operation Manager メッセージ説明書”を参照してください。
[ファイル操作種別]は、“ファイル削除”“ファイル名変更”“ディレクトリ作成”“ディレクトリ削除”のいずれかが出力されます。
ファイル操作を行う前にエラーが発生した場合は、以下の形式でメッセージが出力されます。
[処理開始日時] YYYY-MM-DD HH:MM:SS |
メッセージ内容については、“Systemwalker Operation Manager メッセージ説明書”を参照してください。
FTPサーバ上のパス指定が可能であるかどうかの確認方法は、“fcopysvr ファイル転送コマンド”を参照してください。
日付・時刻表示が日本語の場合、OSやFTPサーバのマニュアルを参照し英語表示となるように設定してください。
なお、出荷状態の日本語Solaris 2.5 オペレーティングシステム以上に付属のFTPサーバでは、ディレクトリの日付・時刻が日本語で表示されます。上記の形式で表示するためには、/etc/default/initファイルに以下の記述を追加してください。
LC_TIME=C |
一度に処理するファイル数は、同時に実行するほかのサーバ業務連携コマンドで処理するファイル数を含めて、合計500ファイル以下としてください。
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