Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 - |
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第9章 業務連携コマンド【Windows版】 | > 9.2 クライアント業務連携コマンド |
FPRSCLI.EXE HostName {/P | /E} /S:SourceName /D:DestName |
クライアントでファイルの圧縮および伸長を行います。
転送元でファイルを圧縮して、転送先でファイルを伸長するといった使い方ができ、ファイルの転送時間が短縮され、ネットワーク上の負荷を軽減できます。
ファイルの圧縮/伸長元のクライアントのホスト名を指定します。HostNameに、半角英数字15文字以内でホスト名を指定します。空白文字を含む場合は、ダブルクォーテーション(”)で囲んでください。
ファイルを圧縮します。
ファイルを伸長します。
圧縮/伸長元ファイルのパス名をローカルドライブパスで指定します。圧縮元ファイルの場合は、ワイルドカードも指定できます。
SourceNameに、255文字以内でパス名を指定します。空白文字を含む場合は、ダブルクォーテーション(”)で囲んでください。
圧縮/伸長先のファイルのパス名をローカルドライブパスで指定します。伸長先のファイルの場合は、ワイルドカードで指定もできます。
DestNameに、255文字以内でパス名を指定します。空白文字を含む場合は、ダブルクォーテーション(”)で囲んでください。
既に存在するファイル名を指定した場合は、上書きされます。また、/Sに指定するファイルのパス名(SourceName)と同じパス名を指定しないでください。
ファイルの圧縮/伸長でエラーが発生した場合のリトライ回数を指定します。
nnに0〜99の整数を指定してください。それ以外の値を設定した場合は、エラーになります。省略した場合は、リトライを行いません。
圧縮元または伸長先のファイルにワイルドカードを指定した場合は、失敗したファイルのみリトライを行います。
エラーが発生した場合のリトライ間隔を指定します。
nnnnに0〜9999の整数を秒単位で指定してください。それ以外の値を設定した場合は、エラーになります。省略値は0です。
本パラメタは、/RCパラメタで1以上を指定した場合に有効となります。
復帰値 |
意 味 |
0 |
正常終了 |
0以外 |
異常終了 |
Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ\MpWalker.JM\bin
クライアント“foo”に対して、クライアント上のローカルファイル“c:\database\master\*.*”を“d:\database\database.prs”に圧縮します。圧縮に失敗した場合は、60秒間隔で最大3回リトライします。
FPRSCLI.EXE foo /P /S:c:\database\master\*.* /D:d:\database\database.prs |
コマンドの処理が終了すると、終了時の情報を標準出力に出力します。
出力される内容を以下に示します。
[処理開始日時] YYYY-MM-DD HH:MM:SS |
[発生したエラー]には、正常終了の場合は“なし”が出力されます。強制終了やエラーの場合はメッセージが出力されます。メッセージ内容については“Systemwalker Operation Manager メッセージ説明書”を参照してください。
圧縮/伸長処理を行う前にエラーが発生した場合は、以下の形式でメッセージが出力されます。
[処理開始日時] YYYY-MM-DD HH:MM:SS |
メッセージ内容については“Systemwalker Operation Manager メッセージ説明書”を参照してください。
圧縮前の |
UNIX上で展開後のファイルの情報 |
読み取り専用 |
・所有者/グループ情報は、コマンドを実行したユーザの情報となる。 |
読み取り専用以外 |
・所有者/グループ情報は、コマンドを実行したユーザの情報となる。 |
注1) すべてのユーザから読込み可能な状態で、ls -lコマンドで-r--r--r--と表示されるファイルのパーミッションをさします。
注2) すべてのユーザから読み書き可能な状態で、ls -lコマンドで-rw-rw-rw-と表示されるファイルのパーミッションをさします。
同じクライアントに対して、同時に実行するクライアント業務連携コマンドで処理するファイル数を含めて、合計500ファイル以下となるようにしてください。
TEMP領域が不足した場合、圧縮・伸長することはできません。一時ファイルのサイズは、一度に圧縮・伸長するファイルサイズの合計となります。
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