Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 - |
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第9章 業務連携コマンド【Windows版】 | > 9.2 クライアント業務連携コマンド |
FCTRLCLI.EXE HostName {/DELETE | /RENAME | /MKDIR | /RMDIR} |
クライアント上のファイルまたはディレクトリを操作するコマンドです。ファイル操作では、ファイルの削除およびファイル名を変更することができます。ディレクトリ操作では、ディレクトリを作成および削除することができます。Windowsのディレクトリ共有を利用したファイル操作(Windows共有方式)、またはFTPによるファイル操作(FTP方式)を行います。
リモートファイルの操作のみを行う場合は、Systemwalker Operation Managerがインストールされていない操作先サーバを操作することもできます。
ファイル操作元のクライアントのホスト名を指定します。HostNameに、半角英数字15文字以内でホスト名を指定してください。空白文字を含む場合は、ダブルクォーテーション(”)で囲んでください。
ファイルを削除します。
ファイル名を変更します。
ディレクトリを作成します。
ディレクトリを削除します。
対象のファイルまたはディレクトリのパス名を指定します。/DELETEまたは/RENAMEを指定した場合は、ワイルドカードも指定できます。
FilePathNameに、URL形式のファイルのパス名を次のいずれかの方法で指定してください。パス名は255文字以内で指定し、空白文字を含む場合はダブルクォーテーション(”)で囲んでください。
“file://”文字列に続いて、任意のファイルのパス名を指定します。
例 file://C:\DATABASE\DATABASE.DB
“file://”文字列に続いて、任意のファイルのパス名を指定します。
例 file://\\foo\SHARE\DATABASE\DATABASE.DB
パス名は、フルパスまたはFTPでログイン時のカレントディレクトリからの相対パスで指定することができます。"ftp://"文字列に続いて、"サーバ名/任意のファイルのパス名"の形式で指定します。
例)フルパスで指定する場合:
ftp://foo.bar.com//Usr/DataBase/DataBase.DB
相対パスで指定する場合:
ftp://foo.bar.com/DataBase/DataBase.DB
変更先のファイル名を指定します。ワイルドカードも指定できます。FileNameに、ファイル名を255文字以内で指定し、空白文字を含む場合はダブルクォーテーション(”)で囲んでください。
本パラメタは、/RENAMEを指定した場合のみ有効です。
FilePathNameで指定したファイルまたはディレクトリにアクセスするユーザ名を指定します。
UserNameは、パスワード管理簿にあらかじめ設定したユーザ名を指定します。UserNameに、ユーザ名を半角英数字20文字以内で指定してください。空白文字を含む場合は、ダブルクォーテーション(”)で囲んでください。
FilePathNameがローカルドライブパスまたはユニバーサルパスで指定した場合は本指定は無視されます。この場合、クライアント業務連携が動作しているクライアントにログオンしているユーザ権限でアクセスします。FTPサーバ上のパスで指定した場合は、必ず本指定を行ってください。
パスワード管理簿のログイン定義名を指定します。LoginGroupに、ログイン定義名を256文字以内で指定し、空白文字を含む場合はダブルクォーテーション(”)で囲んでください。
/UNの指定をした場合は必ず本指定を行ってください。
ファイルの操作でエラーが発生した場合のリトライ回数を指定します。
nnに0〜99の整数を指定してください。それ以外の値を設定した場合は、エラーになります。省略した場合は、リトライを行いません。
エラーが発生した場合のリトライ間隔を指定します。本指定は、/RC:nnで1以上を指定した場合のみ有効となります。
nnnnに0〜9999の整数を秒単位で指定してください。それ以外の値を設定した場合は、エラーになります。省略値は0です。
復帰値 |
意 味 |
0 |
正常終了 |
0以外 |
異常終了 |
Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ\MpWalker.JM\bin
クライアント“foo”に対して、クライアント上のローカルファイル“c:\database\master\database.db”を削除します。削除に失敗した場合は、60秒間隔で最大3回リトライします。
FCTRLCLI.EXE foo /DELETE /F:file://c:\database\master\database.db /RC:3 /RI:60 |
コマンドの処理が終了すると、終了時の情報を標準出力に出力します。
出力される内容を以下に示します。
[処理開始日時] YYYY-MM-DD HH:MM:SS |
[発生したエラー]には、正常終了の場合は“なし”が出力されます。強制終了やエラーの場合はメッセージが出力されます。メッセージ内容については“Systemwalker Operation Manager メッセージ説明書”を参照してください。
“ファイル操作種別”は、“ファイル削除”、“ファイル名変更”、“ディレクトリ作成”、“ディレクトリ削除”のいずれかが出力されます。
ファイル操作を行う前にエラーが発生した場合は、以下の形式でメッセージが出力されます。
[処理開始日時] YYYY-MM-DD HH:MM:SS |
メッセージ内容については“Systemwalker Operation Manager メッセージ説明書”を参照してください。
FTPサーバ上のパス指定が可能であるかどうかの確認方法は、“FCOPYSVR.EXE ファイル転送コマンド”を参照してください。
出荷状態の日本語SolarisTM 2.5 オペレーティングシステム以上に付属のFTPサーバでは、ディレクトリの日付・時刻が日本語で表示されます。上記の形式で表示するためには、/etc/default/initファイルに以下の記述を追加してください。
LC_TIME=C |
日付・時刻表示が日本語の場合、OSやFTPサーバのマニュアルを参照し英語表示となるように設定してください。
同じクライアントに対して、同時に実行するクライアント業務連携コマンドで処理するファイル数を含めて、合計500ファイル以下となるようにしてください。
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