Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 - |
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第4章 ジョブスケジューラコマンド | > 4.8 jobschsetnetコマンド |
ジョブの登録情報を設定する制御文です。なお、ジョブ制御文を指定する時は、ジョブネット制御文を必ず直前に指定してください。
ジョブ制御文の開始を表すキーワードです。
ジョブとして起動するバッチプログラム名、コマンド名、またはプログラム名を64バイト以内で指定します。仮名半角およびユーザ定義文字を含むことはできません。
アイコン種別で子ジョブネット“JNET”を指定する場合、子ジョブネットのジョブネット名を指定します。
アイコン種別でバッチフレームワークジョブ“BJOB”を指定する場合、バッチジョブ定義名を64バイト以内で指定します。英小文字(a-z)、英大文字(A-Z)、数字(0-9)、半角ハイフン(-)および半角アンダーバー(_)のみ使用できます。また、1文字目は英小文字(a-z)、英大文字(A-Z)にしてください。
ジョブ実行制御のqsubコマンドやジョブ実行制御のqsubコマンドを呼び出しているバッチファイル/シェルスクリプトを指定しないでください。
ジョブに対応する番号を1〜255の数字から割り当てます。ジョブの実行順序に従い、重複しないように番号を割り当てます。先行ジョブから後続ジョブへ昇順になるように番号を割り当てます。
コマンドの引数として渡す文字列(パラメタ)を1024バイト以内で指定します。
アイコン種別でバッチフレームワークジョブ“BJOB”を指定する場合、指定できません。
個々のジョブを区別するためのジョブ名を64バイト以内で指定します。空白、仮名半角、ユーザ定義文字および以下の半角文字はジョブ名として使用できません。
/ ? * ; , \ " < > | : ( ) ' .
ネットワークジョブおよび分散実行ジョブの場合は、& を指定することはできません。
ジョブ実行制御で使用するジョブ名としても利用されます。
ジョブへのコメントを64バイト以内で指定します。仮名半角およびユーザ定義文字を含むことはできません。
ジョブ実行属性の場合、ジョブ実行制御のqsubコマンドを実行するディレクトリを64バイト以内で指定します。空白、仮名半角、ユーザ定義文字を含むことはできません。
アイコン種別でバッチフレームワークジョブ“BJOB”を指定する場合、指定できません。
旧バージョン互換(旧・標準)属性の場合、ジョブを実行するディレクトリを指定します。【UNIX版】
先行ジョブのジョブ番号を指定します。先行ジョブ番号を複数指定する場合は、コンマ“,”で区切り、昇順に並べてください。なお、先行ジョブに指定したジョブは、事前に定義されている必要があります。本指定を省略した場合は、先頭ジョブとなります。
先行ジョブの終了コードにより、後続ジョブの起動条件を切り分けたい場合に指定します。比較条件の場合と範囲条件の場合とで記述形式が異なります。
なお、先行ジョブが正常終了する条件と矛盾した実行条件を指定した場合はエラーとなります。指定する条件以上の値が先行ジョブの正常終了上限値に設定されているか、または先行ジョブに“終了コードに関わらず正常”が指定されていることを確認してください。
記述形式を以下に示します。
pre_job_endcode 判定用演算子,比較値 |
判定用演算子は、以下の6種類です。なお、先行ジョブの終了コードと比較する比較値には0から255までの整数値を設定します。
pre_job_endcode 判定用演算子1,比較値1,判定用演算子2,比較値2 |
“比較値1”および“比較値2”には、0から255までの整数値を指定し、“比較値1”には“比較値2”より小さい数値を指定します。
“判定用演算子1”には、以下のいずれかを指定します。
“判定用演算子2”には、以下のいずれかを指定します。
ジョブの終了コードを無視する場合、“ON”を指定します。“ON”を指定すると、終了コードに関係なくジョブは正常終了となり、後続のジョブを実行します。
ジョブの標準出力/エラー出力を参照しない場合に“ON”を指定します。“ON”を指定すると、ジョブの標準出力/エラー出力は保存されません。
アイコン種別でバッチフレームワークジョブ“BJOB”を指定する場合、標準出力/標準エラー出力をジョブログファイルに保存しないときに“ON”を指定します。
ジョブネットの再起動時、このジョブから起動する場合に“ON”を指定します。再起動ポイントは、ジョブネットを構成するジョブの中で1つのジョブにだけ設定できます。なお、リカバリジョブには再起動ポイントを指定することはできません。
ジョブが正常に終了したか、異常終了したかを判断する値を指定します。
ジョブの終了コードが、0以上、正常終了コード上限値以下の場合、ジョブは正常に終了したとみなされます。ジョブの終了コードが、正常終了コード上限値で指定した値よりも大きい場合、ジョブは異常終了したとみなされます。
指定できる範囲は0から255までです。省略した場合は、0になります。
[ジョブネット起動パラメタの定義]ウィンドウで疑似正常状態を有効にしている場合、ジョブの状態は、終了コード0のジョブが“正常終了”状態、終了コードが1以上正常終了コード上限値以下のジョブは“疑似正常”として、区別して表示されることに注意してください。
ジョブの実行予測時間を指定します。指定できる範囲は、1〜35791394(分)です。本オペランドを省略した場合、実行予測時間は設定されません。
なお、本オペランドは、実行属性が“ジョブ実行制御”であるジョブネット内のジョブに対してのみ有効となります。
登録するアイコン種別をパラメタで指定します。アイコン種別とパラメタの対応表、および記述例を以下に示します。本パラメタを省略した場合、コマンド実行“CMND”が登録されます。Interstage属性の場合、省略はできません。
また、GLOVIA-CジョブおよびGLOVIA-Cビジネスオブジェクトの場合も、省略はできません。【Windows版】
アイコン種別 |
パラメタ |
コマンド実行 |
CMND |
jobicon CMND |
リカバリジョブの指定です。先行ジョブ番号を必ず指定する必要があります。また、リカバリジョブの先行ジョブを再実行するかどうかを指定します。
このジョブをリカバリジョブにします。このリカバリジョブが正常終了しても先行ジョブは再実行しません。
このジョブをリカバリジョブにします。このリカバリジョブが正常終了したら先行ジョブを再実行します。
ジョブの投入先ホスト名を64バイト以内で指定します。省略した場合は、ジョブネットで指定されているデフォルトホストに対しジョブが投入されます。
アイコン種別でバッチフレームワークジョブ“BJOB”を指定する場合、指定できません。
実行サーバがシステムダウンなどで使用できない時に第2候補のサーバへ実行依頼する場合は、“第1候補のホスト名,第2候補のホスト名”の形式で指定します。第2候補のホスト名として、自ホスト(接続先ホスト)を指定することはできません。記述形式を以下に示します。
req_host 第1候補のホスト名,第2候補のホスト名 |
第1候補および第2候補の実行サーバ指定時の注意事項
第1候補および第2候補の実行サーバを指定する場合の注意事項を以下に示します。
- コンマ“,”は、第1候補と第2候補のホスト名の区切り記号として認識されます。コンマを含んだホスト名は指定できません。
- 指定できるホスト名の長さは、第1候補、第2候補のホスト名、およびコンマを含めて64バイト以内です。
ジョブとして起動する実行ファイルを依頼ホストに転送する場合、“ON”を指定します。省略した場合は、依頼ホスト上に存在する実行ファイルを起動します。
アイコン種別でバッチフレームワークジョブ“BJOB”を指定する場合、指定できません。
ジョブの投入先キュー名を英数字15バイト以内で指定します。省略した場合は、デフォルトキューにジョブが投入されます。
アイコン種別でバッチフレームワークジョブ“BJOB”を指定する場合、ジョブキュー名を15バイト以内で指定します。英小文字(a-z)、英大文字(A-Z)、数字(0-9)、半角ハイフン(-)および半角アンダーバー(_)のみ使用できます。また、1文字目は英小文字(a-z)、英大文字(A-Z)にしてください。省略可能です。
利用する資源(リソース)名を64バイト以内で指定します。半角英数字、“_”(半角アンダーバー)、“-”(半角ハイフン)を利用することが可能です。省略した場合は、資源の割り当ては行いません。
アイコン種別でバッチフレームワークジョブ“BJOB”を指定する場合、指定できません。
指定した資源(リソース)の割り当て方法(SH:共用,EX:排他)を指定します。省略した場合は、SHが指定されたことになります。
アイコン種別でバッチフレームワークジョブ“BJOB”を指定する場合、指定できません。
ジョブを実行するユーザ名を64バイト以内で指定します。
アイコン種別でバッチフレームワークジョブ“BJOB”を指定する場合、指定できません。
ジョブの標準出力の出力先ファイル名を256バイト以内のフルパスで指定します。
アイコン種別でバッチフレームワークジョブ“BJOB”を指定する場合、指定できません。
ジョブの標準エラー出力の出力先ファイル名を256バイト以内のフルパスで指定します。
アイコン種別でバッチフレームワークジョブ“BJOB”を指定する場合、指定できません。
ジョブの標準エラー出力を標準出力ファイルに出力する場合に“ON”を指定します。
アイコン種別でバッチフレームワークジョブ“BJOB”を指定する場合、指定できません。
ジョブ実行経過時間の制限値(分)を1から1666666の範囲で指定します。
実行予測時間より小さい値を指定することはできません。
接続先のサーバがWindowsの場合、ジョブの実行優先度を4(最高)から0(最低)の範囲で指定します。
接続先のサーバがUNIXの場合、ジョブの実行優先度を39(最高)から0(最低)の範囲で指定します。
省略した場合、優先度は0となります。
アイコン種別でバッチフレームワークジョブ“BJOB”を指定する場合、ジョブキュー内実行優先順位を63(最高)から0(最低)の範囲で指定します。省略可能です。省略した場合、実行優先順位を32としてジョブを実行します。
ジョブの実行時の環境変数を指定する場合の環境変数名を64バイト以内で指定します。英数字とアンダーバーのみ指定可能です。
アイコン種別でバッチフレームワークジョブ“BJOB”を指定する場合、バッチジョブ定義の置換えパラメタ名を64バイト以内で指定します。英小文字(a-z)、英大文字(A-Z)、数字(0-9)、半角ハイフン(-)および半角アンダーバー(_)のみ使用できます。また、1文字目は英小文字(a-z)、英大文字(A-Z)にしてください。
環境変数は32個まで指定可能です。
直前のenvnameオペランドで指定した環境変数名に対する環境変数値を256バイト以内で指定します。
アイコン種別でバッチフレームワークジョブ“BJOB”を指定する場合、バッチジョブ定義の置換えパラメタ値を256バイト以内で指定します。
envname TEMP_PATH envvalue d:\temp envname DATA_PATH envvalue d:\gyoumu1\data
envname LD_LIBRARY_PATH envvalue /usr/openwin/lib envname OPENWINHOME envvalue /usr/openwin
GLOVIA-CジョブまたはGLOVIA-Cビジネスオブジェクトに定義されている処理名を指定します。64バイト以内で指定します。
GLOVIA-Cジョブの実行コマンド名またはGLOVIA-Cビジネスオブジェクトのオブジェクト名を指定します。64バイト以内で指定します。
GLOVIA-CジョブまたはGLOVIA-Cビジネスオブジェクトの実行ファイルのパラメタを指定します。64バイト以内で指定します。
Interstageに依頼するジョブ(ワークユニット名)を指定します。36バイト以内で指定します。
システム名を8バイト以内で指定します。
依頼先業務システム名を7バイト以内で指定します。
グローバルサーバ上のジョブ名です。SymfoNETに定義済みの場合は業務ID、未定義の場合はホストのジョブ名を8バイト以内で指定します。先頭に“@”を使用したジョブ名は指定できません。
グローバルサーバと連携するため、グローバルサーバ上のユーザ名と対応して登録した、UNIXシステム上のグループ名です。8バイト以内で指定します。
ジョブを実行するグローバルサーバのホスト名です。16バイト以内で指定します。
SymfoNETに業務定義してあるかどうかを指定します。業務定義がされている場合は“ON”を、まだ定義されていない場合は“OFF”を指定します。
業務定義が未定義の場合に指定します。
OS種別がXSPの場合は実行するファイル名またはJCM名を、MSPの場合はデータセット名を64バイト以内で指定します。業務定義済みの場合は指定できません。
グローバルサーバに接続できなかった時にリトライをする間隔を指定します。秒単位で5から30までの数値を指定します。リトライ回数は10回で固定されており、本オペランドで指定した間隔でリトライを10回行います。
ジョブ実行ホスト名に指定したホストに接続できない場合に、代わりに接続するホスト名を指定します。16バイト以内で指定します。
ジョブに渡すパラメタを指定します。
\, $, &, %, (, )
起動する業務種別を以下のいずれかから指定します。XSPの場合で、かつSymfoNETに業務定義されていない場合に指定できます。省略した場合は、“BATCH”が指定されたものとし、バッチ業務を実行します。
バッチ業務を起動します。
JCM(ジョブ制御マクロ)業務を起動します。
ジョブログファイル名を256バイト以内のフルパスで指定します。空白、仮名半角およびユーザ定義文字を含むことはできません。
開始ステップ名を64バイト以内で指定します。英小文字(a-z)、英大文字(A-Z)、数字(0-9)、半角ハイフン(-)および半角アンダーバー(_)のみ使用できます。また、1文字目は英小文字(a-z)、英大文字(A-Z)にしてください。省略可能です。
“最後に実行されたジョブステップの終了コードをジョブの終了コードとする”を指定します。最後に実行されたジョブステップの終了コードをジョブの終了コードとする場合に“ON”を指定します。
省略した場合には、最後に実行されたジョブステップの終了コードはジョブの終了コードとなりません。
ジョブ(ジョブネット)の“起動日のみ有効”を指定します。省略した場合は、“起動日のみ有効”は設定されません。
“起動日のみ有効”を指定します。
下図のようなジョブ構成を持つジョブネットを定義する場合の制御文を図の下に示します。
NET jobnetname KANRI jobnetcomment 業務管理 starttime 0850 execpattern 毎月20日 holidaycalendar SYSTEM_CALENDAR ←カレンダとして「SYSTEM_CALENDAR」を holidayshift BEF 利用します job 5 ; JOB jobname GYOUMU1.bat jobnumber 1 ; JOB jobname GYOUMU2.bat ← GYOUM2のジョブの定義 jobnumber 2 ← GYOUM2のジョブ番号 pre_job 1 ← GYOUM2の先行ジョブのジョブ番号 ; (先行ジョブ番号1のジョブはすでに、 JOB GYOUM1として定義してある。) jobname GYOUMU3.bat jobnumber 3 pre_job 2 ; JOB jobname GYOUMU4.bat jobnumber 4 pre_job 1 ; JOB jobname GYOUMU5.bat jobnumber 5 pre_job 4 ;
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