Linkexpress クラスタシステム導入説明書
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目次
索引

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D.1 運用待機のセットアップ手順
以下の手順で、運用待機の環境構築が可能です。
■1.前準備
- 以下のリソースを組み込んだクラスタアプリケーションの起動。
・GDSリソース
・IpaddressリソースまたはGLSリソース(引継ぎIP)
・Fsystemリソース(切替えディスク)
- 状態遷移プロシジャの修正(プロセス監視を行う場合は修正が必要です)。
- 運用ノード/待機ノードそれぞれへのLinkexpressのインストールおよび起動確認。
■2.Linkexpressの状態遷移プロシジャおよびリソースの登録
以下の構成を例に説明します。

◆運用ノード
- "df"コマンド等で、切替えディスクがマウントされていることを確認後、以下のコマンドを実行します。
lxclsetup -m 切替えディスクのマウントポイント -n リソース名 -M |
- 以下にコマンドの実行例を記述します。(切替えディスク:/share02、Linkexpressのリソース名:lnkexpとした場合)
# lxclsetup -m /share02 -n lnkexp -M
387 ← lnkexp のリソースIDが通知されます。 |
- 動作環境定義/ネットワーク定義/サーバグループ定義を実施します。
◆待機ノード
- 待機ノードでは、切替えディスクがマウントされていない状態で、以下のコマンドを実行します。
lxclsetup -m 切替えディスクのマウントポイント -n リソース名 -S |
- 以下にコマンドの実行例を記述します。(切替えディスク:/share02、Linkexpressのリソース名:lnkexpとした場合)
# lxclsetup -m /share02 -n lnkexp -S
388 ← lnkexp のリソースIDが通知されます。 |
■3.クラスタアプリケーションの作成
- クラスタアプリケーションを停止します。
- クラスタアプリケーションにLinkexpressを登録します。
"Web-Based Admin View"の"Global Cluster Services"で以下の作業を行います。

- "userApplication Configration Wizard"をクリックします。

■4.LinkexpressのProcedure作成
- "Resourceタイプ"で"Procedure"を選択、"Resource名"を任意に変更し、"次へ"をクリックします。
- SysNodeの選択で、"全て追加"をクリックし、選択されたSysNodeを確認し、"次へ"をクリックします。


- プロシジャのクラス選択で、プロシジャクラス"SystemState3"を選択し、"次へ"をクリックします。

- プロシジャリソースの選択で、2で指定したLinkexpressのリソース名"lnkexp"を選択し、"次へ"をクリックします。



■5.現状のクラスタアプリケーション削除
- "userApplicationやResourceの削除"を選択し、"次へ"をクリックします。

- "UserApp_0"を選択し、"削除"をクリックします。

- "userApplicationのみ"をクリックします。

■6.Linkexpressを含んだクラスタアプリケーション作成
- "userApplicationの作成"を選択し、"次へ"をクリックします。

- "userApplication名"を任意に設定し、"次へ"をクリックします。

- SysNodeの選択で"全て追加"をクリックし、選択されたResourceを確認後、"次へ"をクリックします。


- 各フラグを設定後、"次へ"をクリックします。設定の詳細はPRIMECLUSTER 導入運用手引書 4.1"クラスタアプリケーションの構築"を参照してください。

- "全て追加"をクリックし、選択されたResourceを確認後、"次へ"をクリックします。






■7.クラスタアプリケーションの起動




- "利用可能な全てのノード"を選択し、"確認"をクリックします。


各画面ログは、PRIMECLUSTER V4.1A20の画面です。
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