Linkexpress クラスタシステム導入説明書
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付録A コマンドリファレンス

A.2 lxclsetrscコマンド

■名称

状態遷移プロシジャおよびリソース登録コマンド

■形式

クラスタ環境設定
  lxclsetrsc -n リソース名
            [-m o|s]
              [-L]
              [-l 2|3|B]

■機能説明

lxclsetrscコマンドは、クラスタシステムに状態遷移プロシジャおよびリソース登録を行います。

■オプションの意味

◆-n リソース名

PRIMECLUSTERまたはSafeCLUSTERへLinkexpressのリソースを登録します。

リソース名:Linkexpressのリソース名を指定します。

例)lnkexp

◆-m o|s

相互待機の場合に指定します。

o : 相互待機の運用ノードでの実行時に指定します。

s : 相互待機の待機ノードでの実行時に指定します。

例)-m o

◆[-L]

運用待機の状態遷移プロシジャ登録とLinkexpressのリソース登録を行う場合に指定します。

◆[-l 2|3|B]

リソースクラスを変更する場合に指定します。

本オプション省略時は、"SystemState3"になります。

2:SystemState2

3:SystemState3

B:BasicApplication

例)-l B

■復帰値

0 : 正常終了

0以外 : 異常終了

■注意事項

"-n"および"-m"オプションが指定されたとき、クラスタのコマンドを発行しています。

各オプション毎に、発行コマンドが異なります。以下に、説明します。

1. "-m o"オプションが指定されている場合

(相互待機・運用ノードの場合)

・状態遷移プロシジャ登録

clsetproc -o -c リソースクラス -m switch.FSUNlnkex_mo
/opt/FSUNlnkexp/SAMPLE/CLUSTER/switch.FSUNlnkex_mo

・Linkexpressリソース登録

claddprocrsc -k リソース名 -m switch.FSUNlnkex_mo
-c $state -K AFTER,COMPLETE -S BEFORE -V BEFORE

2."-m s"オプションが指定されている場合

(相互待機・待機ノードの場合)

・状態遷移プロシジャ登録

clsetproc -o -c リソースクラス -m switch.FSUNlnkex_ms
/opt/FSUNlnkexp/SAMPLE/CLUSTER/switch.FSUNlnkex_ms

・Linkexpressリソース登録

claddprocrsc -k リソース名 -m switch.FSUNlnkex_ms
-c $state -K AFTER,COMPLETE -S BEFORE -V BEFORE

各コマンドのオプション等詳細については、"PRIMECLUSTER 導入運用手引書"または"SafeCLUSTER 導入運用手引書"を参照してください。

■指定例

以下に指定例を示します。なお、本文中に使用する各種指定値は、次のとおりです。

リソース名:lnkexp

1.運用待機で、リソースのみ登録を行う場合

# lxclsetrsc -n lnkexp

2.待機の運用ノードで、状態遷移プロシジャとリソースの登録を行う場合

# lxclsetrsc -n lnkexp -m o

3.待機の待機ノードで、状態遷移プロシジャとリソースの登録を行う場合

# lxclsetrsc -n lnkexp -m s


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