Systemwalker Centric Manager ソリューションガイド セキュリティ編 - UNIX/Windows(R)共通 - |
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第3部 セキュリティを強化するにはSystemwalkerの設定をどのようにしたらよいか | > 第4章 セキュリティを強化する各機能の設定手順 | > 4.4 監査ログを管理する | > 4.4.4 監査ログを収集・保管するための設定 |
ログ収集するための情報をコマンドの入力ファイルに記載して、設定する方法について説明します。この方法は、監査ログ管理機能の導入時に使用してください。
設定場所:運用管理サーバ、被管理サーバ、中継サーバ |
設定場所:運用管理サーバ、被管理サーバ、中継サーバ |
設定用の入力ファイルは、サンプル(監査ログ管理設定サンプルファイル)として提供します。サンプルファイルをコピーし、コピーしたファイルを環境に応じて修正した上で、編集したファイルを入力ファイルとして使用してください。
Windows |
Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\MpAtm\sample\mpatmdef.dat |
UNIX |
/etc/opt/FJSVmpatm/sample/mpatmdef.dat |
監査ログ管理設定サンプルファイル(mpatmdef.dat)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
監査ログ管理設定サンプルファイルをコピーし、コピーしたファイルを環境に応じて修正した上で、編集したファイルで設定を行います。設定する内容について以下に示します。
格納ディレクトリの設定は、運用管理サーバ・中継サーバに設定します。被管理サーバから収集したログを、運用管理サーバ・中継サーバ上に格納する場所を設定します。Systemwalker Centric Managerインストール時は格納ディレクトリの設定はされていません。
また、格納ディレクトリのディスク容量に対してディスク使用量をしきい値として指定することもできます。しきい値を設定するとログ収集コマンド実行時に、ログを転送する前に空き容量不足を検出できるため、無駄なログ転送がなくなります。また、格納ディレクトリのディスク容量不足を未然に検知することができます。
格納ディレクトリを設定する際の注意事項
格納ディレクトリ名は、監査ログ管理機能で収集したファイル名に使用します。そのため、長いファイル名や深い階層を指定しないでください。
(例) D:\Auditlog, /Auditlog など
格納ディレクトリは、“Windowsディレクトリ\system32”配下を指定しないでください。(定義した場合、“Windowsディレクトリ\SysWOW64”配下にディレクトリがないとエラーになります。)
格納ディレクトリを設定した場合、格納ディレクトリのアクセス権を以下のユーザだけに限定します。
Systemwalker Centric Managerインストール時は、以下のディレクトリが設定されています。
Windows |
Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\MpAtm\sendlog |
UNIX |
/var/opt/FJSVmpatm/sendlog |
Systemwalker Centric Managerのインストールされているディスクのディスク空き容量に余裕がない場合、転送の際の転送用ディレクトリを変更してください。
転送用ディレクトリを変更する場合の注意事項
転送用ディレクトリは、“Windowsディレクトリ\system32”配下を指定しないでください。(定義した場合、“Windowsディレクトリ\SysWOW64”配下にディレクトリがないとエラーになります。)
転送用ディレクトリを設定した場合、転送用ディレクトリのアクセス権を以下のユーザだけに限定します。
ログファイルを収集する時の多重度、転送する時の分割転送サイズ、転送間隔および圧縮転送を設定します。Systemwalker Centric Managerインストール時は、以下の値が設定されています。
分割転送サイズ |
60 (MB) |
転送間隔 |
5 (秒) |
ログ収集多重度 |
1 |
圧縮転送 |
圧縮転送しない |
収集するログファイルを設定します。
上記例の場合、入力ファイルは、以下のようになります。
TRANSDEF, |
上記例の場合、入力ファイルは、以下のようになります。
TRANSDEF |
監査ログ管理設定サンプルファイル(mpatmdef.dat)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
収集するログファイルの定義、または、Systemwalker Centric Managerのリモートコマンド検索ログ、Systemwalker Desktop Keeperのバックアップコマンドによるクライアント操作ログの収集定義については、“収集対象のログの定義”を参照してください。
「運用管理サーバ」、「被管理サーバ」、「中継サーバ」へ編集した入力ファイルを、FTPなどを使用して配置します。それぞれのサーバ上で以下のコマンドを実行します。
mpatmdef -F 配置した入力ファイル名 |
→「配置した入力ファイル」の記述内容が設定されます。
mpatmdef (ログ収集一括定義コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager マニュアル”を参照してください。
mpatmdef -F c:\GyoumuFile.dat |
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