Systemwalker Centric Manager クイックガイド - UNIX/Windows(R)共通 -
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目次
索引

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3.3.3 データベースの作成
運用管理サーバのインストールを行った後、運用管理サーバを動作させるための環境作成が必要です。環境作成を行うためには、システム管理者(スーパーユーザ)でログインする必要があります。
運用管理サーバの環境作成の手順を以下に示します。
運用管理サーバのインストールを行った後、運用管理サーバを動作させるための環境作成が必要です。環境作成を行うためには、システム管理者(スーパーユーザ)でログインする必要があります。
運用管理サーバの環境作成の手順を以下に示します。
- 以下のコマンドにより、運用管理サーバの環境作成を開始します。
/opt/systemwalker/bin/MpFwSetup |
[セットアップメニュー]が表示されます。

- [セットアップメニュー]で“1”([Systemwalker Centric Manager環境作成])を選択します。
フレームワークのデータベースを作成する準備が完了していることを確認する画面が表示されるので、“y”を入力します。

過去に通信環境を構築していた場合、確認画面が表示されますが、問題がなければ“y”を入力し、処理を続けます。

- ObjectDirectorのポート番号を設定します。
ObjectDirectorで使用するポート番号を入力します。
デフォルトの設定を使用する場合は入力画面でENTERキーを押します。


- 指定したポート番号がすでに/etc/servicesに設定されている場合は設定できません。空いているポート番号を使用するか、/etc/servicesの設定を見直し、使用したいポート番号が空いている状態で再度入力を行う必要があります。
- 指定したポート番号は本運用管理サーバに接続を行うすべての運用管理クライアントで設定を合わせる必要があります。運用管理クライアントのポート番号を変更する操作手順については、“Systemwalker Centric Manager導入手引書”の“運用管理クライアントをセットアップする(運用管理クライアント)”を参照してください。
- Systemwalker Centric Managerの管理ドメイン名を設定します。
[管理ドメイン名]は、以下の条件を満たしている必要があります。
- 英数字だけである。
- 128文字以内の文字列である。
- 空白を使用していない。
省略した場合、管理ドメイン名にはホスト名を指定したものとみなされます。ホスト名に英数字以外の文字が含まれている場合は、省略できません。

- データベース用デバイスの詳細を設定します。
以下のデータベースを作成するパーティションのデバイス名を入力します。
使用するパーティション |
パーティションの指定形式 |
備考 |
RDB管理情報デバイス |
- ブロック型デバイス(/dev/dsk/〜)
- 任意のディレクトリ配下
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(注1) |
RDBディクショナリ用デバイス |
- キャラクタ型デバイス=ローデバイス(/dev/rdsk/〜)
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RDBログファイル用デバイス |
- キャラクタ型デバイス=ローデバイス(/dev/rdsk/〜)
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(注2) |
データベーススペース用デバイス |
- キャラクタ型デバイス=ローデバイス(/dev/rdsk/〜)
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注1)RDB管理情報の領域は、任意のディレクトリ配下に配置することもできます。
注2)RDBログファイル用の領域は、RDB管理情報デバイス上に作成されるUFSファイルシステム上のレギュラーファイルを使用することもできます。
ここでは、RDBログファイル用の領域にレギュラーファイルを指定する手順を説明します。
- RDB管理情報デバイス名
プロンプト“ENTER ==> /dev/dsk/”が表示されたところで、“c?t?d?s?”を入力します。
- RDBディクショナリ用ローデバイス名
プロンプト“ENTER ==> /dev/rdsk/”が表示されたところで、“c?t?d?s?”を入力します。
- RDBログファイル用ローデバイス名
- プロンプト“ENTER ==> /dev/rdsk/”が表示されたところで、ENTERキーを押します。
- その後、プロンプト“ENTER ==>”が表示されたところで、“r”を入力します。
- データベーススペース用ローデバイス名
プロンプト“ENTER ==> /dev/rdsk/”が表示されたところで、“c?t?d?s?”を入力します。

- データベースの大きさを設定します。
作成するデータベースのサイズのを入力します。本書で想定する運用の場合は、“1”を設定します。データベースの大きさについては、“データベース領域の見積もり”を参照してください。

- 設定情報を確認し、フレームワークのデータベースを作成します。
設定画面で入力した情報を確認し“y”を入力すると、Systemwalker Centric Manager環境が作成されます。

SVM(Solaris Volume Manager)で管理しているボリュームをデータベース作成先に指定する際の注意
Solarisのバージョンが9以降の場合、Solaris Volume Manager(SVM)によって管理しているボリュームをSystemwalker Centric Managerのデータベース用に使用することができます。ただし、以下の点に注意が必要です。
- ボリュームの作成、管理方法については、Solarisのマニュアルを参照してください。
- Systemwalker Centric Managerの処理性能を重視する場合には、SVMにより管理しているボリュームを“RDB管理情報専用パーティション”として指定しないでください。
インベントリ情報をデータベースに保存するための動作環境を定義する手順を説明します。
- 以下のコマンドを実行します。
/opt/systemwalker/bin/MpDTPSetup |
→[インベントリ管理セットアップメニュー]が表示されます。

- [インベントリ管理セットアップメニュー] で、“1”(インベントリ管理環境作成)を選択します。
→初めてインベントリ環境を構築する場合は、以下の確認画面が表示されますが、問題がなければ“y”を入力し、処理を続けます。

- SE版の場合は、インベントリ管理の環境選択画面が表示されるので、インベントリ管理の環境をどの形式で作成するかを選択します。データベースの形式については、“データベース領域の見積もり”を参照してください。

- “1”([標準])を選択した場合
- →以下の確認メッセージが表示されます。“y”を入力すると、インベントリデータベースが構築され、動作環境定義が終了します。以降の操作を行う必要はありません。

- “2”([Systemwalker 標準])を選択した場合
- →以下の確認メッセージが表示されます。問題がなければ“y”を入力し、処理を続けます。

- 以下の画面で、インベントリ環境の環境をどこに作成するかを選択します。

- “1”([DB用パーティション])を選択した場合
- 以下の画面が表示されます。問題がなければ“y”を入力し、処理を続けます。

- “2”([ファイルシステム上])を選択した場合
- 以下の画面が表示されます。問題がなければ“y”を入力し、処理を続けます。

- [DB用パーティション]を選択した場合は、[データベース用デバイス]の設定を行います。
- 以下のデータベース用デバイス設定画面で、[インベントリデータベース用ローデバイス名]を入力します。

- インベントリデータベースの作成情報の確認画面で、ローデバイス名を確認し、問題がなければ“y”を入力します。

- [ファイルシステム上]を選択した場合は、データベースサイズを指定します。
- 以下の画面で、インベントリデータベースの容量(MB単位)で入力します。

- インベントリデータベースサイズの確認画面が表示されたら、サイズを確認し、問題がなければ“y”を入力します。

- 処理続行を確認するメッセージが表示されます。

- “y”を入力すると、インベントリ用データベースが作成されます。
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