Systemwalker Centric Manager 運用管理サーバ クラスタ適用ガイド UNIX編 - UNIX共通 -
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第3章 導入> 3.3 環境構築前の準備

3.3.4 マウントの設定

共有資源用パーティション、およびRDB管理情報専用パーティションを自動マウントするための設定をします。

■設定手順

自動マウントの設定は、プライマリおよびセカンダリで行います。/etc/vfstab(Linux版の場合は、/etc/fstab)のフィールドは、以下のように設定します。

【Solaris版】

【Linux版】

共有資源用パーティション、およびRDB管理情報専用パーティションを自動マウントするための設定手順を以下に示します。

◆PRIMECLUSTERの場合

/etc/vfstab(Linux版の場合は、/etc/fstab) に記述してある、共有資源パーティションとRDB管理者情報専用パーティションのエントリを複写し行の先頭に#RMS#を追加します。

【Solaris版の設定例】

以下の設定値で設定例を示します。

デバイス名/マウントポイント

設定値

共有資源用のデバイス名

/dev/FJSVmphd/dsk/mphd2048s0

RDB管理情報専用パーティションのデバイス名

/dev/FJSVmphd/dsk/mphd2048s1

共有資源用(クラスタセットアップ時に指定)のマウントポイント

/share

RDB管理情報専用パーティション(FW)のマウントポイント

/SWFWDB(注1)

注1:RDB管理情報デバイスにRDB管理情報専用パーティションのデバイス名を指定する場合、マウントポイントは「/SWFWDB」固定になります。

/etc/vfstabファイルに以下の行を追加します。

/dev/FJSVmphd/dsk/mphd2048s0 /dev/FJSVmphd/rdsk/mphd2048s0 /share ufs 2 no -
#RMS#/dev/FJSVmphd/dsk/mphd2048s0 /dev/FJSVmphd/rdsk/mphd2048s0 /share ufs 2 no -
/dev/FJSVmphd/dsk/mphd2048s1 /dev/FJSVmphd/rdsk/mphd2048s1 /SWFWDB ufs 2 no -
#RMS#/dev/FJSVmphd/dsk/mphd2048s1 /dev/FJSVmphd/rdsk/mphd2048s1 /SWFWDB ufs 2 no -

【Linux版の設定例】

以下の設定値で設定例を示します。

デバイス名/マウントポイント

設定値

共有資源用のデバイス名

/dev/sdb1

RDB管理情報専用パーティションのデバイス名

/dev/sdb2

共有資源用(クラスタセットアップ時に指定)のマウントポイント

/share

RDB管理情報専用パーティション(FW)のマウントポイント

/SWFWDB(注1)

注1:RDB管理情報デバイスにRDB管理情報専用パーティションのデバイス名を指定する場合、マウントポイントは「/SWFWDB」固定になります。

/etc/fstabファイルに以下の行を追加します。

/dev/sdb1 /share ext3 noauto 0 0
#RMS#/dev/sdb1 /share ext3 noauto 0 0
/dev/sdb2 /SWFWDB ext3 noauto 0 0
#RMS#/dev/sdb2 /SWFWDB ext3 noauto 0 0

◆Sun Clusterの場合

以下の設定値で設定例を示します。

デバイス名/マウントポイント

設定値

共有資源用のデバイス名

/dev/md/sw/dsk/d11

RDB管理情報専用パーティションのデバイス名

/dev/md/sw/dsk/d12

共有資源用(クラスタセットアップ時に指定)のマウントポイント

/global/sw-share

RDB管理情報専用パーティション(FW)のマウントポイント

/global/sw-swfwdb

/etc/vfstabファイルに以下の行を追加します。

/dev/md/sw/dsk/d11 /dev/md/sw/rdsk/d11 /global/sw-share ufs 2 yes global
/dev/md/sw/dsk/d12 /dev/md/sw/rdsk/d12 /global/sw-swfwdb ufs 2 yes global

 


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