Systemwalker Centric Manager インターネット適用ガイド DMZ編 - UNIX/Windows(R)共通 - |
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第4章 導入 | > 4.6 監視を行うための設定 |
アプリケーションの稼働監視を行うための設定について説明します。運用管理サーバ、または運用管理クライアントから設定します。
各サーバでの作業内容は以下のとおりです。詳細については、以降で説明します。
監視対象アプリケーションの作成と業務への登録
スクリプトの配付
監視対象アプリケーションの定義
業務サーバ上で監視対象となる、WWWサーバアプリケーション(Apache)の作成例を以下に示します。
【Windows版】
“c:\apache\apache.exe”を監視する場合
実行ファイル登録
基本情報-表示名:Apache |
アプリケーションの定義
インストール情報-インストールディレクトリ:c:\apache |
【UNIX版】
業務サーバ上で動作するApacheの実行アプリケーションのhttpdプロセスを監視します。
ps -efで表示したときに“/usr/local/apache/httpd”と表示される場合
実行ファイル登録
基本情報-表示名:Apache |
アプリケーションの定義
インストール情報-インストールディレクトリ:/usr/local/apache/ |
アプリケーション作成の詳細は、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。
ここでは、ツリー作成の手順を説明します。
[ファイル]メニューから[監視ツリーの作成]を選択します。
→[監視ツリーの作成−業務管理]ダイアログボックスが表示されます。
ツリーの頂点、または任意の業務フォルダを選択し、[オブジェクト]メニューから[業務の作成]を選択します。
→[業務作成]ダイアログボックスが表示されます。
以下の項目を設定し、[OK]ボタンをクリックします。
→[パッケージ追加]ダイアログボックスが表示されます。
→[Systemwalkerコンソール]に、業務へ追加したアプリケーションが表示されます。
すでに定義ファイルを作成している場合は、コピーすると定義内容が失われるので注意してください。
登録するスクリプトファイルの格納先は以下のとおりです。
【Windows版】
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpsc\sample\apaMonitorAppli.swt |
【UNIX版】
/etc/opt/FJSVssc/sample/apaMonitorAppli.swt |
登録する定義ファイルの格納先は以下のとおりです。
【Windows版】
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpsc\sample\apaMonitorAppli.ini.swt |
【UNIX版】
/etc/opt/FJSVssc/sample/apaMonitorAppli.ini.swt |
上記のスクリプトファイルと定義ファイルを、以下のディレクトリにコピーします。スクリプトファイルと定義ファイルをコピーするディレクトリは、必ず同じ場所にしてください。
【Windows版】
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpsc\script\common\任意のディレクトリ |
【UNIX版】
/var/opt/FJSVssc/script/common/任意のディレクトリ |
【稼働監視間隔】
MonitorInterval=稼働監視間隔 |
監視間隔(分)を入力します。すべてのノード共通の値です。値は、1〜1439(1分から23時間59分)の範囲で指定してください。
ノードごとに個別に設定する場合は、ノードの設定のあとに監視間隔を設定できるようになっています。ここで監視間隔の設定と、ノードごとの監視間隔の設定が両方とも行われた場合は、ノードごとの設定が優先されます。
監視間隔(分)を入力しない場合、デフォルトで、5(分)が設定されます。
【ノードの設定】
<ノード名> |
複数のノード上にある同じアプリケーションを監視する場合、ノードの設定は必要ありません。項目をすべて削除してください。
また、複数のノードで個別のアプリケーションを監視する場合はノード名を<>の中に設定し、ノードごとに監視するアプリケーションを定義してください。
複数ノードで共通のアプリケーション監視する場合もノードごとに定義してください。
ここで設定したノード名を5.-d).スクリプトの自動起動機能の設定([定義詳細]-[パラメタ])に設定します。
【稼働監視間隔】
MonitorInterval=稼働監視間隔 |
監視間隔(分)を入力します。ここで設定する稼働監視間隔は、ノードごとの個別の設定です。値は1〜1439(1分から23時間59分)の範囲で指定してください。
監視間隔(分)を入力しない場合、デフォルトで、5(分)が設定されます。
【監視対象アプリケーションの区切り】
[Policy_x] |
監視するアプリケーションの区切りです。“x”には1から始まる連番を設定してください。
【監視対象アプリケーションのパス】
App_Path=監視対象のパス |
監視するアプリケーションのパスを設定します。
【表示名】
Disp_Name=表示名 |
アプリケーションの表示名を入力してください。
運用管理サーバでアプリケーション定義を行ったときに、設定した表示名と同じものを設定することを推奨します。
ここで設定した表示名が、稼働違反発生時の違反イベントに埋め込まれます。
設定しなかった場合は、ファイル名が自動で入ります。
【プロセス数下限値】
lower=プロセス数下限値 |
監視するアプリケーションの最低起動しているプロセス数を設定します。ここで設定したプロセス数を下回ると稼働違反イベントが発生します。1〜999の間で設定してください。また、設定する値は、プロセス数上限値を超えないようにしてください。
プロセス数下限値を設定しない場合、プロセス数下限値監視は行われません。
【プロセス数上限値】
upper=プロセス数上限値 |
監視するアプリケーションプロセス数の最大値を、1〜999の間で設定してください。ここで設定したプロセス数を上回ると稼働違反イベントが発生します。設定する値は、プロセス数下限値より大きい値を設定してください。
プロセス数上限値を設定しない場合、プロセス数上限値監視は行われません。
【例】
以下に定義例を示します。
なお、定義するアプリケーションは、運用管理サーバ側の設定手順1.で作成され、設定手順2.で業務管理ツリーに登録されている必要があります。
【Windows版】
監視する条件は以下のとおりです。
[Script_MonitorApplication] |
【UNIX版】
監視する条件は以下のとおりです。
[Script_MonitorApplication] |
定義ファイルを作成する際の注意事項
“Disp_Name=”、“lower=”、および“upper=”は省略できますが、省略する場合は“Disp_Name=”、“lower=”、および“upper=”の部分も含めて省略してください。
監視対象のアプリケーションを変更する場合は、運用管理サーバ側で上記の定義ファイルを編集し、ポリシーの再配付を行ってください。
以下に手順を示します。
[Systemwalkerコンソール]の[ポリシー]メニューから[ポリシーの定義]−[スクリプト]−[スクリプトの管理]を選択します。
→[スクリプト管理]ダイアログボックスが表示されます。
→[スクリプト追加]ダイアログボックスが表示されます。
→[スクリプト管理]ダイアログボックスが表示されます。
→[スクリプト動作設定]ダイアログボックスが表示されます。
→[スクリプト自動起動設定]ダイアログボックスが表示されます。
監視対象アプリケーションの情報を設定するための定義ファイルで、<node_1>と設定した場合の定義例を以下に示します。
自動起動の設定方法については、“Systemwalker Centric Manager スクリプトガイド”を参照してください。
[パラメタ] |
→[スクリプト動作設定(運用管理サーバ)]メッセージボックスが表示されます。
→[ポリシーの配付]ダイアログボックスが表示されます。
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