Systemwalker Centric Manager/Systemwalker Software Delivery 業務サーバクラスタ適用ガイド UNIX編 - UNIX共通 -
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付録D クラスタアプリケーションの設定/削除【PRIMECLUSTER Linux版】

D.2 クラスタサービスの登録

PRIMECLUSTER上で動作するアプリケーション(クラスタサービス)をSystemwalker Centric Managerで監視する場合、本手順を実施してください。

付録D.1で作成した、リソース、およびクラスタアプリケーションをクラスタサービスに登録する手順を以下に示します。

  1. クラスタシステムのどちらかのノードにシステム管理者権限でログインします。

    手順1、手順2は、クラスタアプリケーションを構成する任意の1ノードで行います。

  2. クラスタサービスのリソースを登録します。

    claddrscコマンドを以下の形式で実行し、クラスタサービスのリソースを登録します。登録に成功した場合、標準出力にクラスタサービスのリソースIDが出力されます。

    /etc/opt/FJSVcluster/sys/claddrsc -c ClusterService -k クラスタアプリケーション のApplicationName(※) -p 0 -t nocontroler -s -1 -d self -e service

    (※) クラスタアプリケーションの"ApplicationName"は、作成時に設定したクラスタアプリケーションの"ApplicationName" を小文字にした名前を指定します。

    (“リソース/クラスタアプリケーションの定義”の手順6.にて設定した名前を指定します。)

  3. 手順1.でログインしていないノードに、システム管理者権限でログインします。

    手順3から手順5は、クラスタアプリケーションを構成するすべてのノードで行います。

  4. 自ノードのノード識別番号を確認します。

    clgetnodeコマンドを以下の形式で実行し、自ノードのノード識別番号を確認します。

    clgetnodeの実行が成功した場合、標準出力に、自ノードのノード識別番号を出力します。

    /etc/opt/FJSVcluster/bin/clgetnode -I

  5. クラスタサービスインスタンスのリソースを登録します。

    claddrscコマンドを以下の形式で実行し、クラスタサービスインスタンスのリソースを登録します。登録に成功した場合、標準出力にクラスタサービスインスタンスのリソースIDが出力されます。

    /etc/opt/FJSVcluster/sys/claddrsc -c AndBinding -k クラスタアプリケーションのApplicationName(※1) -p クラスタサービスのリソースID(※2) -t nocontroler -s 自ノードのノード識別番号(※3) -d self -e service

    (※1) クラスタアプリケーションの"ApplicationName"は、作成時に設定したクラスタアプリケーションの"ApplicationName" を小文字にした名前を指定します。

    (“リソース/クラスタアプリケーションの定義”の手順6.にて設定した名前を指定します。)

    (※2)“クラスタサービスのリソースID”には、手順2で登録したクラスタサービスのリソースIDを指定します。

    (※3)“自ノードのノード識別番号”には、手順4で確認した自ノードのノード識別番号を指定します。

  6. クラスタサービスインスタンスの運用順番を設定します。

    手順6は、クラスタアプリケーションを構成する任意の1ノードで行います。

    clsetinsorderコマンドを以下の形式で実行し、クラスタサービスインスタンスの運用順番を設定します。

    /etc/opt/FJSVcluster/bin/clsetinsorder -s クラスタサービスのリソースID(※1) -r クラスタサービスインスタンスのリソースID,クラスタサービスインスタンスのリソースID (※2) -S

    (※1)“クラスタサービスのリソースID”には、“クラスタアプリケーションの作成”、“クラスタサービスの登録”の手順2.で登録したクラスタサービスのリソースIDを指定します。

    (※2)“クラスタサービスインスタンスのリソースID”には、“クラスタサービスの登録”の手順5.で登録した各ノードのクラスタサービスインスタンスのリソースIDを、カンマ(,)区切りで指定します。

    クラスタサービスインスタンスのリソースIDは、クラスタアプリケーション作成時(“リソース/クラスタアプリケーションの定義”の手順8〜9)に設定したノードの順番で指定します。

     


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