Systemwalker Centric Manager スクリプトガイド - UNIX/Windows(R)共通 - |
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第3章 サンプルスクリプトのカスタマイズ | > 3.2 メッセージ監視アクション型スクリプトのカスタマイズ |
イベント詳細フィルタリング相当の処理を“アクティブパターン”と“デフォルトパターン”の2種類持ち、トリガとなるイベントの発生によってどちらを使用するかを動的に切り換えてイベント情報の書き換えをします。
参照だけできる情報と書き換えもできる情報があります。イベント情報の項目は以下のとおりです。
OS種別 |
格納場所とファイル名 |
Windows |
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpsc\sample\scSwtchingEventDtlFilter.swt |
Solaris |
/etc/opt/FJSVssc/sample/scSwtchingEventDtlFilter.swt |
Linux |
/etc/opt/FJSVssc/sample/scSwtchingEventDtlFilter.swt |
HP-UX |
提供なし |
AIX |
提供なし |
プロシジャ名の規約に従い編集します。
必ずプロシジャ名の先頭文字は“Usr”にします。
動作定義パート[単独定義型]の規約に従い編集します。
アクティブパターンの使用が設定された後、デフォルトパターンに自動的に戻るまでの時間を設定します。
可変情報操作処理の規約に従い編集します。
処理対象イベントが以下のいずれであるかを判定し、結果を所定の変数(Result)に格納します。
判定には、イベント情報編集処理で参照可能な情報がすべて使用できます。
可変情報操作処理の規約に従い編集します。
以下の2種類があります。
イベント判定処理で“アクティブパターンのトリガ”と判断されたイベント、およびその後続の“単独では処理方法を判断できない”と判断されたイベントで行うイベント編集処理を記述します。
イベント判定処理で“デフォルトパターンのトリガ”と判断されたイベント、およびその後続の“単独では処理方法を判断できない”と判断されたイベントで行うイベント編集処理を記述します。
編集可能な項目は以下のとおりです。また、イベントテキストには、ノード名やIPアドレスなどのイベント情報を埋め込むこともできます。
ある業務アプリはエラーや情報の通知を複数のイベントに分けて行うが、イベントの主な内容は最初に通知されたイベントに記述され、2つ目以降のイベントにはその付帯情報のみが記述されます(下記)。そのため、2つ目以降のイベントは、通知の必要・不要が1つ目のイベントに依存してしまっています。
通知対象にすべきイベント(異常時に通知されるイベント群)
APL01: ERROR: 処理で異常が発生しました。詳細は後続メッセージを参照してください。 |
APL01: 処理名:xxx ノード名:yyy |
APL01: 関連業務:zzz1,zzz2,zzz3,zzz4,zzz5,zzz6 |
通知対象外にすべきイベント(正常時に通知されるイベント群)
APL01: INFO: 処理要求が通知されました。詳細は後続メッセージを参照してください。 |
APL01: 処理名:xxx ノード名:yyy |
APL01: 関連業務:zzz1,zzz2,zzz3,zzz4,zzz5,zzz6 |
そこでこのイベントについては、テキスト中に“ERROR”があるイベント、およびその後続のイベントは通知対象とし、テキスト中に“INFO”があるイベント、およびその後続のイベントは通知対象外とします。ただし、テキスト中に“INFO”があるイベント受信後1分以上経過して後続イベントが通知された場合は、ほかの異常が考えられるため、念のために後続イベントも通知対象とします。
set ProcName UsrMultiLinEventFilter
set Timer 60000
set rc [string first "ERROR: " $EventText] if {$rc != -1} { set Result DEFAULT } else { set rc [string first "INFO: " $EventText] if {$rc != -1} { set Result ACTIVE } else { set Result UNKNOWN } }
set Log OFF set Send OFF
set Log ON set Send ON
補足説明
この例ではタイムアウト後の動作が“通知する”であるため、通知を行う処理("ERROR: "のあるイベント、およびその後続イベントの処理)がデフォルトパターン、通知を行わない処理("INFO: "のあるイベント、およびその後続イベントの処理)がアクティブパターンとなっています。
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