Systemwalker Centric Manager スクリプトガイド - UNIX/Windows(R)共通 -
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3.2.5 イベント詳細フィルタリング
■機能説明
単一の通知イベントに対して諸情報を解析し、その結果に応じてイベント情報の書き換えを行えるようにします。
参照だけできる情報と書き換えもできる情報があります。イベント情報の項目は以下のとおりです。
- 参照だけ可能な情報
- ノード名
- IPアドレス
- イベント発生日時
- オブジェクト名
- 参照と更新が可能な情報
- イベントテキスト
- ログ格納の設定
- 上位システム送信の設定
- 障害票発行の設定
- 文字色
- 背景色
- 重要度
- 監視イベント種別
■サンプルスクリプトファイル
OS種別 |
格納場所とファイル名 |
Windows |
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpsc\sample\scEventDtlFilter.swt |
Solaris |
/etc/opt/FJSVssc/sample/scEventDtlFilter.swt |
Linux |
/etc/opt/FJSVssc/sample/scEventDtlFilter.swt |
HP-UX |
提供なし |
AIX |
提供なし |
■編集可能な項目
プロシジャ名
プロシジャ名の規約に従い編集します。
必ずプロシジャ名の先頭文字は“Usr”にします。
イベント情報編集処理
可変情報操作処理の規約に従い編集します。
編集可能な項目は以下のとおりです。また、イベントテキストには、ノード名やIPアドレスなどのイベント情報を埋め込むこともできます。
- イベントテキスト
- ログ格納の設定
- 上位システム送信の設定
- 障害票発行の設定
- 文字色
- 背景色
- 重要度
- 監視イベント種別
■注意事項
- スクリプトの処理内でreturnコマンドおよびexitコマンドは記述しないでください。
- スクリプトの処理時間は、そのままSystemwalkerのイベント通知性能に影響を与えます。インテリジェントサービス機能はイベントの滞留を防ぐために、平均の処理時間が1秒を超えるスクリプトはタイムアウトエラーとするため、冗長な処理は極力行わないでください。なお、処理時間の計測は“メッセージ監視アクション型スクリプト動作テスト”で行えます。運用時にはシステム負荷などより処理が遅くなることがあるため、テスト時の処理時間の目安としては、0.5秒以内になるようにしてください。
- 上位システム送信設定や文字色等のイベント情報が、[Systemwalkerコンソール]の[アクション定義]ダイアログボックスの[メッセージ監視]タブで変更されている場合でも、イベント詳細フィルタリングの変更が優先されます。
- 監視イベント種別を参照・編集するスクリプトをSystemwalkerのバージョンレベルがV11.0L10または11.0以前で動作させた場合、監視イベント種別の参照は""(空文字列)になります。また、編集した内容は、無視されます。
- [監視イベント種別]を編集する場合、[監視イベント種別]は、必ず[監視イベント種別設定]ウィンドウで登録されている[監視イベント種別]を設定してください。登録されていない[監視イベント種別]に変更した場合、イベントメッセージは[Systemwalkerコンソール[監視]]ウィンドウの[監視イベント一覧]に表示されません。
■使用例
夜間業務のイベント(発生時刻が0時〜4時台)は、[メッセージ一覧]での表示色を以下のとおりにします。
文字:黒
背景:淡灰色
◆編集内容
プロシジャ名
set ProcName UsrAplEventSup
イベント情報の編集処理
# 日時なしメッセージは処理対象外
if {$Time_H !="-"} {
if {$Time_H < 5} {
set TextColor 0
set BackColor 14
}
}
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