Systemwalker Centric Manager スクリプトガイド - UNIX/Windows(R)共通 -
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第2章 文法> 2.3 Systemwalkerスクリプトで使用するコマンド・制御文

2.3.14 open(ファイルをオープンする)

◆機能説明

ファイルをオープンします。

◆記述形式

open filenameaccess

◆オプション

filename
オープンするファイル名を指定します。Windows上のファイル名の場合は、ディレクトリの区切りを“\”(円記号)のほかに“/”(スラッシュ)で記述することが可能です。円記号を使用する場合は、エスケープ文字に扱われないようファイル名全体を“{}”(中括弧)で囲む必要があります。また、ファイル名にスペースまたはタブが含まれる場合は、「"」(ダブルクォーテーション)で囲む必要があります。
access
アクセスモードの指定をします。省略時は、読み込み専用(r)です。指定内容とその意味は以下のとおりです。

アクセスモードの種類

コード

説明

r

読み込み専用モードでオープンします(省略時)。ファイルは存在している必要があります。

r+

読み書きモードでオープンします。ファイルは存在している必要があります。

w

書き込み専用モードでオープンします。ファイルが存在しているときは上書きします。なければ新規作成します。

w+

読み書きモードでオープンします。ファイルが存在しているときは上書きします。なければ新規作成します。

a

書き込み専用モードでオープンします。ファイルは存在している必要があります。書き込みデータは、ファイルの最後に追加されます。

a+

読み書きモードでオープンします。ファイルが存在していないときは、新規に作成します。書き込みデータはファイルの最後に追加されます。

◆復帰値

チャンネルID
オープンしたファイルへのアクセス(closeを含む)には、このチャンネルIDを指定するため、復帰値は必ずコマンド置換により変数に格納する必要があります。

◆参照

close

◆注意事項

アクセス権のないファイルを指定した場合などファイルオープンに失敗した場合、スクリプトは処理例外の発生を検知して強制終了されます。本コマンド使用時は、必要に応じてcatchコマンドで処理例外のトラップを行ってください。

◆使用例

【Windows版】

ファイルc:\tmp\dataを書き込みモードでオープンし、そのチャンネルIDを変数fcに格納します。

set fc [open {c:\tmp\data} w]

【UNIX版】

ファイル/tmp/dataを書き込みモードでオープンし、そのチャンネルIDを変数fcに格納します。

set fc [open /tmp/data w]

◆実行結果/出力形式

なし


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