Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 - |
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第2章 ファイルの形式 | > 2.3 定義情報 | > 2.3.17 DRMS編集ファイル |
オプションの記述形式を以下に示します。
[clientcheck = YES|NO] |
[cl_seglen = 10 〜 2000000] |
本オプションは、部門管理/業務サーバからクライアントに資源をオンライン配付する際、またはクライアントから部門管理/業務サーバに資源をアップロードする際に、利用者のサービス認証(クライアント側の資源配付のサービス要求に対して、サービスが可能かどうかのチェック)を行うかを指定します。
“NO”の場合、クライアントの認証は行いません。ユーザIDとパスワードに関係なくダウンロードができます。
本オプションを省略した場合、本オプションに“NO”が指定されたものとみなします。
なお、資源配付のサーバ機能をWindows(R) 2000またはWindows Server 2003 STD/Windows Server 2003 DTC/Windows Server 2003 EEのドメインコントローラにインストールし、clientcheckオプションを指定する場合は、必ずwindomain_nameオプションを指定しドメイン認証を行ってください。
clientcheckオプション指定時の注意事項
資源配付のサービス“Systemwalker MpDrms”のログオン設定がユーザアカウントの場合は、利用者認証ができません。本オプションに“NO”を指定してください。
クライアントに対する配付で事前配付を行う場合に、資源を分割して送信する場合の分割量を指定します。分割量はキロバイト単位で10から2000000(2Gバイト)までの範囲で指定します。本オプションを省略した場合は分割転送を行いません。
なお、本オプションは以下のすべての項目に当てはまった場合に、有効となります。
クライアントに対する配付で事前配付を行う場合に、資源を分割して送信する場合の送信間隔を指定します。送信間隔は秒単位で1から86400(1日)までの範囲で指定します。本オプションを省略した場合は、分割転送を行いません。
なお、ここで設定した値は、cl_seglenオプションと同様に扱います。
サーバからクライアントに資源をオンライン配付する際、またはクライアントからサーバに資源をアップロードする際に、資源配付が同時にサービスするクライアント数の上限を、5〜10000までの10進数で指定します。資源配付は、本オプションで指定された数以上のクライアントからのサービス要求に対しては、拒否または待ち状態にします。サービス要求を拒否または待ち状態のどちらにするかについては、waitオプションの指定により判断します。
本オプションを省略または本オプションに5〜10000以外の数が指定された場合、本オプションに“100”が指定されたものとみなします。
本オプションの指定値は、伝送路の能力、負荷状態、CPU性能およびサーバの搭載メモリ量によって、妥当な値が異なります。予想される最大の負荷状況を元に実測を行って、値を指定してください。
運用管理クライアント接続時の注意事項【Windows版】
クライアントへの配付で通常配付を行う場合に、資源の送信中クライアントの最大数を1から10000の範囲で指定します。本オプションを省略した場合は、cntmaxオプションの指定値と同じ値になります。
なお、ダウンロード種別が事前配付での配付を行う場合は、本オプションの指定値は無視されます。
本オプションには、サーバからクライアントにユーザ資源をオンライン配付する際、サーバに保有されたユーザ資源の世代・レベルと、クライアントでの配付済のユーザ資源の世代・レベルのチェックを行うかどうかを、以下のとおり指定します。
本オプションが省略された場合、本オプションに“YES”が指定されたものとみなします。
世代・レベルのチェックについて
レベルダウンのリカバリの途中で異常が発生した場合に、リカバリ処理の最新の状態を確認することができません。そのため、クライアントの送信・適用ステータスを参照して運用を行う場合は、本オプションに“YES”を指定することをお勧めします。
レベルダウンリカバリについては“Systemwalker Centric Manager使用手引書 資源配付機能編”の資源配付のシステム維持の方法に関する記述を参照してください。
サーバからクライアントに資源をオンライン配付する際、またはクライアントからサーバに資源をアップロードする際に、“servicecheck=YES”の場合にクライアントの登録ユーザが資源配付のサービスを受ける資格のあるグループに所属していることのチェックを行うかを指定します。所属グループのチェックを行う場合、そのグループ名を本オプションに記述してください。なお、本オプションには10個までのグループ名が記述できます。この場合、グループ名を“,(コンマ)”で区切って記述してください。なお、“servicecheck=NO”の場合は指定しても無効になります。
本オプションが省略された場合、サービス認証において、所属グループのチェックは行いません。
サーバからクライアントに資源をオンライン配付する際、通信プロトコルにhttpプロトコルを使うかどうかを指定します。
“NO”が指定された場合、または省略された場合には、httpプロトコルでクライアントからの接続はできません。
本オプションが省略された場合、本オプションに“NO”が指定されたものとみなします。
サーバからクライアントに資源をオンライン配付する際、通信プロトコルにセキュリティ付きhttpプロトコルを使うかどうかを指定します。
“NO”が指定された場合、または省略された場合には、セキュリティ付きhttpプロトコルでクライアントからの接続はできません。
本オプションが省略された場合、本オプションに“NO”が指定されたものとみなします。
http_mobileオプションサーバと携帯端末間の通信を行うかどうかを指定します。使用する通信プロトコルは、httpプロトコルです。
http_mobileオプションサーバから携帯端末に資源を配付するときに、最新世代だけを配付するか、世代順にすべてを配付するかを以下のように指定します。
サーバからクライアントに資源を配付するときに、最新世代だけを配付か、世代順にすべてを配付するかを以下のように指定します。
本オプションが省略された場合、本オプションに“YES”が指定されたものとみなします。
属性情報が設定されている資源について
属性情報が設定されている場合は、本オプションの指定値よりも属性情報の指定値が有効になります。
本オプションには、サーバからクライアントに資源をオンライン配付する際、またはクライアントからサーバに資源をアップロードする際に、登録ユーザのサービス認証(クライアント側の資源配付のサービス要求に対して、サービスが可能かどうかのチェックを行うことです)を行うかどうかを、以下のとおり指定します。
本オプションが省略された場合、本オプションに“YES”が指定されたものとみなします。
サーバからクライアントに資源をオンライン配付する際、クライアントからサーバに資源をアップロードする際、またはクライアントからサーバにインベントリを通知する際に、クライアントシステムの認証を行うかどうかを指定します。なお、資源配付クライアントの設定において、コンピュータ名運用を設定している場合、本オプションにyes、autoを指定していてもクライアントシステムの認証は行いません。
認証を行う場合は、資源配付のシステム定義による認証と、WINSサーバ、DNSサーバ、またはサーバのhostsファイルによる認証があり、登録されているシステムに対してだけ資源を配付できます。
認証を行わない場合は、登録されている、登録されていないにかかわらず資源を配付できます。
本オプションで“YES”または“YES,AUTO”と指定した場合は、オンライン配付するクライアントのIPアドレスとシステム名を、WINSサーバ、DNSサーバ、またはサーバのhostsファイルに登録しておく必要があります。
本オプションで“YES,DFN”と指定した場合は、オンライン配付するクライアントのシステム名を接続先のサーバで定義しておく必要があります。
本オプションでNOと指定した場合は、クライアントのシステム名の登録は必要ありません。本オプションが省略された場合は、本オプションに“YES,AUTO”が指定されたものとみなします。
IPアドレスとホスト名の登録方法については、“Systemwalker Centric Manager使用手引書 資源配付機能編”のクライアントのシステム名の自動定義に関する記述を参照してください。
hostsファイルのパス名は、システムにより異なります。“資源配付のパス名一覧”を参照してください。
本オプションには、クライアントでサーバ側と異なった論理構成名や管理方法が指定されている場合に、部門管理/業務サーバ側の定義を有効とするか、エラーとするかを指定します。
本オプションが省略された場合は、本オプションに“NO”が指定されたものとみなします。
サーバからクライアントに資源をオンライン配付する際、またはクライアントからサーバに資源をアップロードする際に、資源配付が監視する無通信時間の長さを10〜36000の10進数で秒単位に指定します。資源配付は、本オプションで指定された時間内に、クライアントから応答がない場合、当該クライアントとのコネクションを切断し処理を終了します。
本オプションが省略された場合、または本オプションに10〜36000以外の数が指定された場合、本オプションに“300”が指定されたものとみなします。
本オプションの指定値は、伝送路の能力、負荷状態、CPU性能およびクライアントの適用時間によって、妥当な値が異なります。予想される最大の負荷状況を元に実測を行って、値を指定してください。
本オプションにはユーザ固有認証プログラムのファイル名をフルパス名で指定します。本オプションを省略した場合、ユーザ固有認証処理は行われません。
ユーザ固有認証の注意事項
本オプションでユーザ固有認証プログラムが指定されている場合でも、クライアント側がユーザ固有認証機能をサポートしていないバージョンの場合、ユーザ固有認証は行われません。なお、本オプションに指定されたユーザ固有認証プログラムが存在しない場合は、クライアントからの接続要求のたびに資源配付がエラーメッセージを出力します。Windowsの場合は、イベントビューアに、UNIXの場合は、シスログに出力します。
サーバからクライアントに資源をオンライン配付する場合、クライアントからサーバに資源をアップロードする場合、またはクライアントからサーバにインベントリを通知する場合に、cntmaxオプションで指定された数以上のクライアントからのサービス要求を拒否するか待ち状態にするかを以下のとおり指定します。
本オプションが省略された場合、本オプションに“YES”が指定されたものとみなします。
サーバからクライアントに資源をオンライン配付する場合、クライアントからサーバへ資源をアップロードする場合、またはクライアントからサーバへインベントリを通知する場合に指定します。
本オプションには、waitオプションでYESが指定された場合に、待ち状態にするサービス要求の数を、5〜100までの10進数で指定します。資源配付では、待ち状態となったサービス要求が本オプションで指定された数に達すると、それ以降のサービス要求を拒否します。本オプションが省略された場合または本オプションに5〜100以外の数が指定された場合、本オプションに“30”が指定されたものとみなします。なお、本オプションはwaitオプションで“YES”を指定した場合にだけ有効となります。
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