Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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第2章 ファイルの形式> 2.3 定義情報> 2.3.17 DRMS編集ファイル

2.3.17.4 保有世代に関するオプション

オプションの記述形式を以下に示します。

【Windows版】

[add_gennum = 0〜65535 | 0]
[apply_gennum = 0〜65535|own_gennumの指定値]
[mainte_gennum = {0|0 〜 65535}]
[mainte_gennum_type = RSG|OFF]
[other_gennum = 1〜65535|50]
[own_gennum = 0〜200|0]
[save_gennum = 0 〜65535|50]


【UNIX版】

[add_gennum = 0〜65535 | 0]
[apply_gennum = 0〜65535|own_gennumの指定値]
[mainte_gennum = {0|0 〜 65535}]
[mainte_gennum_type = RSG|OFF]
[other_gennum = 1〜65535|50]
[own_gennum = 0〜200|0]
[save_gennum = 0 〜65535|50]
[save_jobnum = {20|0〜65535}]

■add_gennumオプショ

本オプションには、コマンドまたは[資源配付]ウィンドウにより資源グループ/メンテナンス版数を登録した場合に、それらの資源を何世代まで管理ファイルに保持しておくかを、0〜65535までの10進数で指定します。

登録した資源グループ/メンテナンス版数の世代数が本オプションで指定された数を超える場合は、管理ファイルから最も古い世代から削除します。また、本オプションに“0”が指定された場合は、削除は行わず、すべての世代を保持します。

本オプションを省略した場合、または本オプションに0〜65535外の数が指定された場合、資源配付は本オプションに“0”が指定されたものとみなし、保有世代の上限を持ちません。

配付資源の保有世代は、本オプションで指定した値の範囲となり、それ以上世代は自動的に削除されることとなるため、管理ファイルは定期的にバックアップしてください。

add_gennumオプション指定時の注意事項

■apply_gennumオプショ

本オプションには、資源配付が自システムのユーザ資源を適用したあとも、それらの資源を削除しないで、管理ファイルに保持しておく場合に指定します。本オプションに0以外の1〜65535までの値が指定されている場合、資源配付は自システムのユーザ資源を適用したあとも、指定された値の世代数まで削除しないで、管理ファイルに保持します。

本オプションに1〜65535までの値が指定され、適用後に保持した資源の世代数が指定値を超えた場合、資源配付は最古の世代から資源を削除します。

なお、本オプションを省略するか、本オプションに0〜65535以外の値が設定された場合は、own_gennumオプションが指定されたものとみなします。その時に、own_gennumオプションに0または1〜200以外の値が指定された場合、本オプションには65535が指定されたものとみなします。

多階層の運用形態では、資源を即時適用指定で自動中継する場合、中継サーバで、本オプションに同時に配付する世代数、または修正レベル数以上の値を指定する必要があります。

apply_gennumオプション指定時の注意事項

■mainte_gennumオプショ

メンテナンス作業の保有作業数を指定します。作業数は0〜65535の範囲で指定します。0を指定した場合、メンテナンス作業は圧縮しません。本オプションを省略した場合は、save_gennumオプションと同じ値となります。

mainte_gennum_typeオプションに“RSG”を指定した場合に有効となります。

本オプションを省略した場合、本オプションに“0”が指定されたものとみなします。

■mainte_gennum_typeオプショ

メンテナンス作業を資源グループ単位に保有作業数に従って削除するのか、または圧縮しないのかを指定します。圧縮しないと指定した場合、不要となったメンテナンス作業は手動で削除する必要があります。

RSG:
資源グループ単位に自動圧縮します。
OFF:
メンテナンス作業を保有作業数に従って圧縮しません。

本オプションを省略した場合、本オプションに“OFF”が指定されたものとみなします。

■other_gennumオプショ

本オプションには、資源配付が中継サーバとして中継資源(配下のサーバ、クライアントのユーザ資源、およびシステム修正データ)を受信した場合に、それらの資源および受信ステータスを何世代・何レベルまで管理ファイルに保持しておくかを、1から65535までの10進数で指定します。資源配付は中継資源を受信したとき、指定された数までの世代・レベルを管理ファイルに保持します。管理ファイル内の世代数・レベル数が本オプションで指定された数を超える場合は、管理ファイルにある最も古い世代・レベルから資源および受信ステータスを削除します。

本オプションを省略した場合または本オプションに1〜65535以外の数が指定された場合、本オプションに“50”が指定されたものとみなします。

other_gennumオプション指定時の注意事項

■own_gennumオプショ

本オプションには、資源配付が自システムのユーザ資源を受信した場合に、それらの資源および受信・適用ステータスを、何世代まで管理ファイルに保持しておくかを、0〜200までの10進数で指定します。受信状態の世代とapply_gennumオプションで適用後保持している世代が対象となります。資源配付は、自システムの資源を受信したとき、資源および受信・適用ステータスを指定された数までの世代まで管理ファイルに保持します。

管理ファイル内の世代数が本オプションで指定された数を超える場合は、管理ファイルから最も古い世代の資源を削除します。

なお、管理ファイルに保持している世代が、本オプションで指定された数以下であっても適用後は、apply_gennumオプションに従い、資源を削除し、受信・適用ステータスだけが管理ファイル内に保持されます。

本オプションを省略した場合、または本オプションに0〜200以外の数が指定された場合、本オプションに“0”が指定されたものとみなし、保持世代の上限を持ちません。

own_gennumオプション指定時の注意事項

■save_gennumオプショ

本オプションには、資源配付が管理しているサーバやクライアントのユーザ資源の管理情報を何世代保有するかを、0〜65535までの10進数で指定します。本オプションの指定値が有効となる管理情報は以下のとおりです。

save_gennumオプション指定時の注意事項

■save_jobnumオプショ【UNIX版】

本オプションには、資源配付が管理している業務構成情報の送信・受信の管理情報として保有する数を、0〜65535までの10進数で指定します。本オプション指定値が有効となる管理情報は以下のとおりです。

開発システムの資源配付の場合:
運用管理サーバにアップロードした業務構成情報の送信ステータス
運用管理サーバの資源配付の場合:
部門管理/業務サーバに配付した業務構成情報の送信ステータス
部門管理/業務サーバの資源配付の場合:
配下の部門管理/業務サーバに配付した業務構成情報の送信ステータス(業務構成情報の受信における管理情報は保有しないため、受信時は本オプションは無効です)

本オプションに1〜65535までの値が指定され、保有数が指定値を超える場合、資源配付は一番古い管理情報を削除します。また、本オプションに0が指定された場合、資源配付は管理情報の削除はせず、すべての管理情報を保持します。

なお、本オプションが省略された場合、本オプションに“20”が指定されたものとみなします。


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