Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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第1章 コマンドリファレンス> 1.2 コマンド

1.2.221 opfmt(メッセージ出力コマンド)

■機能説明

本コマンドは、“ラベル: エラー種別: メッセージテキスト”の形式でメッセージを作成し、そのメッセージを標準エラー出力へ表示するとともに、システム監視エージェントへメッセージを通知します。

システム監視エージェント未起動時は、メッセージ一時保存ファイルに保存され、システム監視エージェント起動時に読み込まれます。

■記述形式

【Windows版】

opfmt

[-c] [-f flags] [-l label] [-s errclass] format [args]

【UNIX版】

opfmt

[-c] [-f flags] [-l label] [-s errclass] [-g catalog:msgnum] format [args]

■オプション

-c:
このオプションは無視されます。
-f flags:
このオプションは無視されます。ただし、指定した場合は引数を指定しなければなりません。
-l label:
作成されるメッセージのラベル文字列を指定します。labelは、Windows版の場合は256バイト以内の文字列、UNIX版の場合は25バイト以内の文字列を指定してください。接尾辞のコロン“:”は自動的に付加されます。

labelが指定されない場合のメッセージ形式は、“エラー種別:メッセージテキスト”です。

-s errclass:
作成されるメッセージのエラー種別文字列を指定します。errclassは以下の文字列のうち、どちらかが指定されなければなりません。接尾辞のコロン(:)は自動的に付加されます。指定されない場合は、Windows版の場合はERRORが使用され、UNIX版の場合はエラーが使用されます。

【Windows版】

エラー種別

指定する文字列

HALT

HALT または halt

ERROR

ERROR または error

WARNING

WARNING または warning

INFO

INFO または info

【UNIX版】

エラー種別

指定する文字列

停止

HALT または halt

エラー

ERROR または error

警告

WARNING または warn

情報

INFO または info

-g catalog:msgnum【UNIX版】:
作成されるメッセージのテキスト文字列をメッセージカタログで指定します。catalogにはメッセージカタログ名を、msgnumには取り出したいメッセージテキスト番号を指定し、コロンでつないだ一つの文字列とします。catalogは14バイト以内の文字列を指定してください。これらの文字列には、NULL“\0”、スラッシュ“/”およびコロン“:”は使用できません。

環境変数LC_MESSAGESまたはLANGに設定されたロケールに、catalogで指定したメッセージカタログが存在しない場合、または、msgnumが範囲外の場合、opfmtはCロケールからテキストを取り出そうとします。これに失敗すると、opfmthコマンド行から渡されたままのformat文字列をメッセージテキストとして使用します。メッセージカタログについての詳細は、システムが提供しているgettxt(3c)mkmsgs(1)のマニュアルページを参照してください。

format[args]:
 
【Windows版】
formatには、システムが提供しているprintf()関数と同じ形式のメッセージテキストを指定します。argsには、formatに必要な引数を指定します。formatの指定に対してargsの数が多い場合は、余分なargsは無視されます。formatの指定に対してargsの数が少ない場合、その結果は不定です。

なお、指定できる書式は文字列"%s"だけです。

【UNIX版】
formatには、システムが提供しているprintfコマンドと同じ形式のメッセージテキストを指定します。argsには、formatに必要な引数を指定します。formatの指定に対してargsの数が多い場合は、余分なargsは無視されます。formatの指定に対してargsの数が少ない場合は、その結果は不定です。

指定できる書式は文字列“%s”だけです。また、“%”をメッセージテキストとして使用する場合は、2つ連続させて(“%%”)記述します。

システムが提供しているprintfコマンドについての詳細は、printf(1)のマニュアルページを参照してください。

■復帰値

0:
正常終了
1:
異常終了

■参照

表:イベント監視用コマンド

■コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\bin

UNIX

/opt/systemwalker/bin

■実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

【UNIX】

■注意事項

【UNIX版】

■使用例1

opfmt -l LABEL -s INFO "test message"

■使用例2

opfmt "test message"

■実行結果/出力形式

実行した結果は以下の形式で監視イベント一覧に表示されます。

ラベル: エラー種別: メッセージテキスト

注意: ラベルとエラー種別、エラー種別とメッセージテキストの間は“: "(コロンと空白)で区切られます。

ラベル: -lオプションで指定した文字列

エラー種別: -sオプションで指定した文字列に対応するエラー種別

メッセージテキスト: formatで指定した文字列実行環境による差異はなし

[上記使用例1を実行した場合]

LABEL: INFO: test message

[上記使用例2を実行した場合]

ERROR: test message

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