Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 - |
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第1章 コマンドリファレンス | > 1.2 コマンド |
本コマンドは、システム監視マネージャの監視イベントログの内容を表計算ソフトやRDBMSで共通的に読み込み可能な形式(CSV形式)に変換して出力します。
opmtrcsv |
[-s 出力する先頭の監視イベント番号] [-e 出力する最後の監視イベント番号] [-st 出力する先頭の監視イベント受信時間] [-et 出力する最後の監視イベント受信時間] [-n ホスト名] [-f ファイル名,…] [-a] [-o ファイル名] [-d 管理ドメイン] [-l 項目名1 項目名2 …] [-lf ファイル名] [-j] [--] [検索文字列 …] |
-s、-eパラメタと、-st、-etパラメタを同時に指定することができます。その場合、各指定のAND条件が取られます。
-s、-e、-st、-etパラメタをすべて省略した場合は、監視イベントログに格納されているすべての監視イベントが、CSV形式で出力されます。
また、本オプションは、-lオプションおよび-lfオプションと同時には指定できません。
ホスト名には、前方一致“"host*"”、後方一致“"*host"”、中間一致“"*host*"”を指定してホスト名の検索ができます。
このオプションを使用しない場合は、検索文字列の検索条件はOR条件となります。
本オプションまたは-lfオプションでログ項目を指定することにより、デフォルトで出力される項目に続けて、指定されたログ項目が出力されます。
指定可能なログ項目を表に示します。また、指定する項目名の大文字、小文字は区別されません。
指定項目名 |
ログ項目 |
出力内容 |
---|---|---|
SendTime |
送信日時 |
送信側がイベントを送信した時刻 |
RecvTime |
受信日時 |
受信側がイベントを受信した時刻 |
EventNum |
重要イベント番号 |
重要イベントに設定された一意の番号 |
Category |
イベント種別 |
イベント種別 |
Type |
イベント属性 |
“NORMALMSG”: 一般メッセージ |
Severity |
重大度 |
“Very Important”: 超重要 |
NodeName |
ノード名 |
ノード名 |
IpAddr |
IPアドレス |
IPアドレス |
TimeStamp |
イベント発生日時 |
イベント発生日時 |
StartTime |
対処開始日時 |
イベント対処開始日時 |
EndTime |
対処終了日時 |
イベント対処終了日時 |
EventText |
イベントテキスト |
イベントのメッセージテキスト |
Status |
イベント状態 |
XXYZの形式で以下の意味を表します。 |
Dealer |
イベント対処者 |
アラームイベントに対処した人の名前 |
Memo |
イベントメモ |
アラームイベントに対するユーザメモ |
Label |
表示名 |
運用システムの日本語名 |
Color |
メッセージ監視表示色 |
[メッセージ一覧]ウィンドウに表示する際の色。”表示色/背景色”の形式。 |
OsType |
OS種別 |
OS種別が番号で表示される。 |
OsName |
その他のOS名 |
OsType=1(その他)の場合だけ出力されるOS名。 |
SysType |
系区分 |
0: 系区分なし |
JobNum |
ジョブ番号 |
ジョブ番号 |
EventGroup |
イベントグループ名 |
未対処イベント抑止時のイベントグループ名 |
OsType |
OS種別 |
OsType |
OS種別 |
0 |
不明 |
30 |
SunOS |
1 |
その他 |
31 |
U6000 |
2 |
MACOS |
32 |
ASERIES |
3 |
ATTUNIX |
33 |
TandemNSK |
4 |
DGUX |
34 |
TandemNT |
5 |
DECNT |
35 |
BS2000 |
6 |
Digital Unix |
36 |
LINUX |
7 |
OpenVMS |
37 |
Lynx |
8 |
HPUX |
38 |
XENIX |
9 |
AIX |
39 |
VM/ESA |
10 |
MVS |
40 |
Interactive UNIX |
11 |
OS400 |
41 |
BSDUNIX |
12 |
OS/2 |
42 |
FreeBSD |
13 |
JavaVM |
43 |
NetBSD |
14 |
MSDOS |
44 |
GNU Hurd |
15 |
WIN3x |
45 |
OS9 |
16 |
WIN95 |
46 |
MACH Kernel |
17 |
WIN98 |
47 |
Inferno |
18 |
WINNT |
48 |
QNX |
19 |
WINCE |
49 |
EPOC |
20 |
NCR3000 |
50 |
IxWorks |
21 |
NetWare |
51 |
VxWorks |
22 |
OSF |
52 |
MiNT |
23 |
DC/OS |
53 |
BeOS |
24 |
Reliant UNIX |
54 |
HP MPE |
25 |
SCO UnixWare |
55 |
NextStep |
26 |
SCO OpenServer |
56 |
PalmPilot |
27 |
Sequent |
57 |
Rhapsody |
28 |
IRIX |
58 |
Windows 2000 |
29 |
Solaris |
|
|
ファイルに指定できるログ項目は-lオプションの場合と同じです。
ファイルには以下の形式で項目を指定します。
-lオプションと-lfオプションの両方が指定された場合は、後の指定が有効となります。
また、-lオフションおよび-lfオプションは、-fオプションと同時には指定できません。
(ジョブ番号がある場合): ジョブ番号もメッセージテキストの一部として前に付加されます。(△:半角空白1個)
"ジョブ番号△メッセージテキスト"
ジョブ番号が空白文字である場合もあり、その場合ジョブ番号のところには空白文字が入ります。
(ジョブ番号がない場合): メッセージテキストだけ出力されます。
"メッセージテキスト"
“-j”オプションを指定しない場合は、ジョブ番号がない場合と同じ形式になります。
これ以降のパラメタは、監視イベント内の文字列を検索するパラメタとして扱われます。
システム監視のCSVファイル
表:イベント監視用コマンド
Windows |
Systemwalkerインストールディレクトリ\MpWalker.dm\bin |
Solaris |
/opt/systemwalker/bin |
監視イベント番号の1から100までの監視イベントを、CSVファイルに出力します。
【Windows版】
opmtrcsv -s 1 -e 100 -o D:\tmp\opmtr.csv
【Solaris/Linux版】
opmtrcsv -s 1 -e 100 -o /var/tmp/opmtr.csv
2001年1月1日午前0時から2001年2月1日午前0時までの監視イベントを、CSVファイルに出力します。
【Windows版】
opmtrcsv -st 010101000000 -et 010201000000 -o D:\tmp\opmtr.csv
【Solaris/Linux版】
opmtrcsv -st 010101000000 -et 010201000000 -o /var/tmp/opmtr.csv
実行結果の情報を以下に示します。詳細は“システム監視のCSVファイル”を参照してください。
(1行目) 1,"NORMALMSG","Dealt","ネットワーク","1999/02/15/ 09:15:48","Domain\自部門\10.10.10.0","運用管理サーバ","Main","UX:snmpmExit:エラー:ネットワークエラーが発生しました","鈴木","システム構成変更のためエラーが発生","1999/02/15/ 09:20:34","1999/02/15 10:10:25" (2行目) ・・・ |
各項目名について以下に示します。
ドメイン名\フォルダ名\サブフォルダ名
[監視イベント:対処]ウィンドウで入力されたメモ、または[監視イベント:返答]ウィンドウから返答された返答文字列
監視イベント発生後、最初に[監視イベント:対処]ウィンドウを開いたときの時間
[監視イベント:対処]ウィンドウで、最後に対処済にしたときの時間
各フィールドの意味は、“監視イベント履歴表示コマンド(opmtrgetコマンド)”と同じです。詳細は“opmtrgetコマンド(監視イベント履歴表示コマンド)”を参照してください。
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