Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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目次
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1.2.36.4 メンテナンス版数の登録データ/定義情報の削除
■機能説明
メンテナンス版数の登録データの最新、最古またはすべての世代を削除、またはメンテナンス版数の定義情報を削除します。登録データの場合、最新または最古以外の中間の世代だけの削除はできません。
■記述形式
drmsdlt |
-a rms [-v メンテナンス版数名] [-d add|dfn] [-n|-o] [-j 業務名|-J 削除業務情報格納ファイル] [-H own|other] [-e 世代識別名] [-E] [-m 削除先サーバ名] |
■オプション
- -a rms:
- 本コマンドの機能を定義します。本オプションは“rms”と指定します。
- -v メンテナンス版数名:
- 登録/定義情報を削除するメンテナンス版数名を指定します。メンテナンス版数名は、ASCII(8文字以内)の英数字で指定します。本オプションを指定した場合は個別メンテナンス版数とみなし、本オプションを省略した場合は共通メンテナンス版数とみなします。ワイルドカード指定および複数指定はできません。
- -d add|dfn:
- 削除を行う情報の種別を指定します。
- add:
- 登録データを削除する場合に指定します。
- dfn:
- 定義情報を削除する場合に指定します。本パラメタを指定した場合、-n、-o、-jおよび-Jオプションは指定できません。
本オプションを省略した場合は、登録データの削除を行います。
- -n:
- 最新のメンテナンス版数データを削除する場合に指定します。登録データを削除する場合に指定します。
- -o:
- 最古のメンテナンス版数データを削除する場合に指定します。登録データを削除する場合に指定します。
- -j 業務名:
- 登録情報の削除を行う場合に、指定された業務に関する情報を削除する場合の削除対象業務を指定します。本オプションと-Jオプションを同時に指定することはできません。本オプションと-Jオプションを両方とも省略した場合はメンテナンス版数の登録情報の削除を行います。
- -J 削除業務情報格納ファイル:
- 登録情報の削除を行う場合に、指定された業務に関する情報を削除する場合の削除対象業務を格納しているファイルを指定します。本オプションと-jオプションを同時に指定することはできません。本オプションと-jオプションを両方とも省略した場合はメンテナンス版数の登録情報の削除を行います。
削除業務情報格納ファイルは、1行に1業務を左詰めで設定します。以下に形式を示します。
OA業務
人事業務
:
経理業務
備考. 各行は必ず改行します。
- -H own|other:
- 削除対象のシステムが、運用管理サーバ配下のサーバ(以降、隣接サーバと呼びます)か、サーバ配下のサーバ(以降、非隣接サーバと呼びます)かを指定します。本オプションは-mオプションを指定した場合だけ有効です。
- own:
- 隣接サーバのシステムに対してメンテナンス版数を削除します。
- other:
- 非隣接サーバのシステムに対してメンテナンス版数を削除します。
本オプションを省略した場合、“own”が指定されたものとみなします。
- -e 世代識別名:
- 削除するメンテナンス版数の所属する世代識別名を指定します。世代識別名は、ASCII(8文字以内)の英数字で指定します。本オプションは-nオプションまたは-oオプションのどちらかを指定する必要があります。
本オプションを省略した場合は-nオプション指定時は管理サーバ側で持つ最新世代が指定されたものとし、-oオプション指定時は管理サーバ側で持つ最古世代が指定されたものとみなします。
- -E:
- 削除対象となるメンテナンス版数のシステムの送信・適用状況のステータスも削除する場合、および削除対象となるシステム配下のクライアントの資源を削除する場合に指定します。本オプションは-mオプションを指定した場合に有効になります。
- -m 削除先サーバ名:
- 削除対象とするサーバのあて先システム名を指定します。
Windows版の場合、削除先サーバ名は、ASCII(16文字以内)またはシフトJIS(8文字以内)の全角文字列で指定します。
UNIX版の場合、削除先サーバ名は、ASCII(16文字以内)、EUC(8文字以内)またはシフトJIS(8文字以内)の全角文字列で指定します。ただし、Linuxで指定可能な全角文字列は、ASCII(16文字以内)およびEUC(8文字以内)だけです。
本サーバ配下の全クライアントも削除対象となります。本オプションを省略した場合、自システムを削除対象とします。
削除する対象と、-mオプションおよび-Eオプションの関係を以下に示します。
削除する対象 |
-m指定の要否 |
-E指定の要否 |
自システムの資源 |
不要 |
不要 |
自システムの資源 および
自システム直下のクライアントの資源 |
不要 |
必須 |
自システムの資源 および
サーバの資源 |
必須 |
不要 |
自システムの資源、サーバの資源、
およびサーバ配下クライアントの資源 |
必須 |
必須 |
■復帰値
- 0:正常終了
- 削除処理が正常に終了しました。
- 3:処理継続不可能な使用者エラー
- オプションの指定に誤りがあります。削除処理ができません。
通信処理でエラーが発生しました。削除処理ができません。
指定した世代識別名は、最新または最古世代ではありません。削除処理ができません。
- 4:プログラムエラー
- システムエラーが発生しました。削除処理ができません。
■参照
drmsadd(登録コマンド)
drmsdfn(定義コマンド)
表:資源配付/インベントリ管理用コマンド(サーバ用)
■コマンド格納場所
Windows |
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\bin |
UNIX |
/opt/systemwalker/bin |
■実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
- DistributionOperation権限が必要です。
- サーバ用コマンドです。
【UNIX】
- システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
- サーバ用コマンドです。
■注意事項
- メンテナンス版数名には英数字(0〜9、A〜Z、a〜z)だけ使用できます。
- システム名には“/”、“\”、“*”、“?”、“,”、“%”を使用しないでください。また、半角カナの文字も指定しないでください。
- 登録データを削除する場合に-o、-nオプションを省略した場合、すべてのメンテナンス版数データが削除されます。
- 登録データを削除する場合、中間世代のメンテナンス版数データは削除できません。
- -Eオプションを省略した場合、削除先システムで該当する世代がない場合は、削除先システム側でのエラーが出力されます。
- 削除先システムの適用済みのメンテナンス版数を削除する場合は、そのメンテナンス版数内に格納されている資源グループも同期をとって削除する必要があります。
■使用例1
共通メンテナンス版数の登録データについて、最古の版数を削除します。
drmsdlt -a rms -d add -o
■使用例2
共通メンテナンス版数の定義情報を削除します。
drmsdlt -a rms -d dfn
■使用例3
個別メンテナンス版数の定義情報を削除します。
drmsdlt -a rms -v GIJYUTU -d dfn
■実行結果/出力形式
復帰値を参照してください。
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