Symfoware Server アプリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編) - FUJITSU -
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第5章 アプリケーションのコンパイルおよび実行> 5.4 アプリケーションのデバッグ> 5.4.2 JDBCスナップによる対処

5.4.2.2 JDBCスナップの分析方法

出力されたJDBCスナップの分析方法について説明します。

JDBCスナップには、以下の形式で情報が出力されます。

ここでは出力レベル2を例に説明します。

■出力例

JDBC-API START 2007/04/17 09:25:55.693         ...開始時刻
API-NAME       : getConnection                 ...API名
API-THREAD     : main
API-INPUT-VARIABLE
    url type=symfold                           ...環境情報およびオプション情報
    host=
    port=2050
    database=COMPANY
    schema=GENERAL
    maxconnections=2147483647
    lang=JA
    ctuneparam=
        :
API-OUTPUT-VARIABLE
    1: 2
JDBC-API END   2007/04/17 09:25:55.833 (00:00:00.140)  ...終了時刻(経過時間)

JDBC-API START 2007/04/17 09:25:55.833
API-NAME       : Connection.prepareStatement
API-THREAD     : main
API-CONNECTION : 2                              ...コネクション番号
API-INPUT-VARIABLE                              ...入力データ
    1:
0000: 00 55 00 50 00 44 00 41 00 54 00 45 00 20 00 45  UPDATE E
0010: 00 4D 00 50 00 4C 00 4F 00 59 00 45 00 45 00 20  MPLOYEE 
0020: 00 53 00 45 00 54 00 20 00 4E 00 41 00 4D 00 45  SET NAME
0030: 00 3D 00 3F                                      =?
API-OUTPUT-VARIABLE                             ...出力データ
    1: 3
JDBC-API END   2007/04/17 09:25:55.993 (00:00:00.160)

JDBC-API START 2007/04/17 09:25:55.993
API-NAME       : PreparedStatement.executeUpdate
API-THREAD     : main
API-CONNECTION : 2
API-STATEMENT  : 3 (UPDATE EMPLOYEE SET NAME=?) ...文番号(SQL文)
API-INPUT-VARIABLE
API-OUTPUT-VARIABLE
    SQLState  : S1000                           ...エラー情報
    SQLCode   : 1044
    SQLMessage: 必要な入力パラメタが指定されていません
JDBC-API END   2007/04/17 09:25:56.043 (00:00:00.050)

■APIごとの所要時間の算出方法

JDBCスナップの情報を利用して、JDBCドライバのAPIごとに、所要時間を算出することができます。

[計算式]

APIごとの所要時間=API_ENDの終了時刻の後ろに出力された、経過時間

■アプリケーションの所要時間とSymfoware/RDBの所要時間の算出方法

アプリケーションの所要時間とSymfoware/RDBの所要時間は、以下の方法で算出することができます。

  1. アプリケーション全体の所要時間を算出するロジックを、アプリケーション内に記述します。

  2. 実行パラメタ“JDBC_SNAP”の出力レベルに1を指定して、アプリケーションを実行します。このとき算出された、アプリケーション全体の所要時間を、aとします。

  3. 2.で出力されたJDBCスナップの情報から、APIごとの経過時間の合計を算出します。算出された合計時間を、bとします。

  4. 実行パラメタ“JDBC_SNAP”を指定しないでアプリケーションを実行します。この時のアプリケーション全体の所要時間をcとします。

[計算式]

アプリケーションの所要時間=a−b
Symfoware/RDBの所要時間 =c−アプリケーションの所要時間

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