Symfoware Server アプリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編) - FUJITSU -
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第3章 アプリケーションの作成

3.3 データ参照

■操作手順

データベースのデータを参照する場合、以下の手順で行います。

この例では、スキーマ名“GENERAL”、表“EMPLOYEE”の情報を参照します。

■記述例

データベースのデータを参照する場合の記述例を以下に説明します。

Statement stmt = con.createStatement();                          (1)

ResultSet rs = stmt.executeQuery(
               "SELECT ID,NAME FROM GENERAL.EMPLOYEE");          (2)

int iID = 0;                                                     (2)
String sName = null;                                             (2)

while(rs.next())                                                 (3)
{                                                                (3)

    iID = rs.getInt(1);                                          (4)
    sName = rs.getString(2);                                     (4)

    System.out.println("ID = " + iID);                           (4)
    System.out.println("NAME = " + sName);                       (4)

}                                                                (4)
rs.close();                                                      (5)
stmt.close();                                                    (5)

con.commit();                                                    (6)

(1) SQL文を実行するためのオブジェクトの生成

(2) ResultSetオブジェクトの生成

(3) カーソルの位置づけ

(4) ResultSetオブジェクトからのデータ取得

(5) オブジェクトのクローズ

(6) トランザクションのコミット

 

以下に各項目の設定方法を示します。

◆SQL文を実行するためのオブジェクトの生

ConnectionインタフェースのcreateStatementメソッドを使用し、Statementインタフェースのオブジェクトを生成します。

◆ResultSetオブジェクトの生

StatementインタフェースのexecuteQueryメソッドを使用し、ResultSetオブジェクトを生成します。

◆カーソルの位置づ

ResultSetインタフェースのnextメソッドを使用し、カーソルの位置づけを現在の位置から1行下に移動します。

◆ResultSetオブジェクトからのデータ取

ResultSetインタフェースのgetXXXメソッドを使用し、ResultSetオブジェクトからデータを取得します。

getXXXメソッドの詳細については“Java APIリファレンス”を参照してください。

◆オブジェクトのクロー

生成した各オブジェクトをクローズします。

ResultSetインタフェースのcloseメソッドと、Statementインタフェースのcloseメソッドを使用します。

◆トランザクションのコミッ

トランザクションをコミットします。

Connectionインタフェースのcommitメソッドを使用します。


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