Symfoware Server アプリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編) - FUJITSU -
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第3章 アプリケーションの作成

3.2 データベースへの接続/切断

■操作手順

データベースと接続/切断をする場合、以下の手順で行います。

ここでは、DataSourceインタフェースを利用した場合について説明しています。

■記述例

データベースと接続/切断をする場合の記述例を以下に説明します。

Hashtable env = new Hashtable();                                  (1)
env.put(Context.INITIAL_CONTEXT_FACTORY,                          (1)
        "com.fujitsu.symfoware.jdbc2.jndisp.SYMContextFactory");  (1)
env.put(Context.PROVIDER_URL,"SYM://myhost:52000");               (1)
InitialContext ctx = new InitialContext(env);                     (1)

DataSource ds = (DataSource)ctx.lookup("jdbc/ds1");               (2)

Connection con = ds.getConnection();                              (3)

con.setAutoCommit(false);                                         (4)
      :
con.commit();                                                     (4)
      :
con.close();                                                      (5)

(1) JNDI環境の指定

(2) JDBCデータソースの取得

(3) データベースとの接続

(4) 自動コミットの設定とトランザクションの終了

(5) データベースとの接続の切断

 

以下に各項目の設定方法を示します。

◆JNDI環境の指

JNDI APIを使用して下記の形式で指定します。

【記述形式】

Hashtable env = new Hashtable();

env.put(Context.INITIAL_CONTEXT_FACTORY,<factory_class_name>);

env.put(Context.PROVIDER_URL,<provider_url>);

InitialContext ctx = new InitialContext(env);

【引数】

<factory_class_name>
サービスプロバイダのクラス名にcom.fujitsu.symfoware.jdbc2.jndisp.SYMContextFactoryを指定します。省略することはできません。
<provider_url>
サービスプロバイダがネーミングサービスにアクセスするためのURLを指定します。省略することはできません。

記述形式は以下のとおりです。

SYM://<host>[:<port_no>]
<host>
ネーミングサービスが動作しているサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。省略することはできません。
<port_no>
ネーミングサービスに接続する際のポート番号を指定します。

省略した場合、10326になります。

◆JDBCデータソースの取

JNDIのコンテキストを使用して、JDBCデータソースを取得します。

【記述形式】

DataSource ds =
   (DataSource)ctx.lookup("jdbc/<datasource_name>");

【引数】

<datasource_name>
JDBCデータソース登録時に指定した、JDBCデータソース名を指定します。省略することはできません。

◆データベースとの接

データベースと接続します。

◆自動コミットの設定とトランザクションの終

自動コミットを手動に設定します。

SQL操作終了後、commitメソッドまたはrollbackメソッドを実行して、トランザクションを終了してください。

◆データベースとの接続の切

データ参照更新などの処理の終了後、データベースとの接続を切断する必要があります。

 

ネーミングサービスの運用方法については、“ネーミングサービスの起動”を参照してください。

 

データベースとの接続処理で、アプリケーション実行環境のロケールを認識する前に異常終了すると、英語のエラーメッセージが返却されます。

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