Systemwalker Centric Manager 使用手引書 リモート操作機能編 ユーザーズガイド - UNIX/Windows(R)共通 -
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付録G Live Helpセキュリティ設定コマンド> G.1 Live Helpセキュリティ設定コマンドで制限できる情報・動作

G.1.2 クライアント

クライアントで制限できる動作について説明します。

コマンドの具体的な使用方法は、本章の“Live Helpセキュリティ設定コマンドの使い方”を参照してください。

■ [Clientセットアップ]の動作

クライアントの設定は、[Clientセットアップ]を起動してクライアントマシン上で行います。クライアント側のマシンをローカルで操作している、管理者以外のユーザが、間違ってクライアントの設定を変更してしまう可能性があります。

Live Help のセキュリティ設定を有効にすると、以下の動作を制限することができます。

制限できる内容

管理者権限を持たないユーザが[Clientセットアップ]を実行した場合、情報の参照のみ可能にし、設定情報の変更を禁止します。

Live Helpセキュリティのおよびログオンユーザの管理者権限の有無により、[Clientセットアップ]の動作は以下のように変わります。

 

セキュリティの
設定が無効

セキュリティの
設定が有効

管理者権限
あり

管理者権限
なし

管理者権限
あり

管理者権限
なし

[Clientセットアップ]画面

×

[Clientセットアップ]
-
[TCP/IPの設定]画面

×

[Clientセットアップ]
-
[接続表示]画面

×

[Clientセットアップ]
-
[Live Help Client起動方式の選択]画面

×

×

 

○:

設定項目は通常通り表示され、設定を変更できます。

×:

設定項目がすべてグレー表示されるため、設定を変更できません。

■セッションジャーナル設定プログラムの動作

Live Helpのセッションイベントを記録する機能として「セッションジャーナル」があります。記録されるイベントには、セッションとファイル操作に関するすべてが含まれます。

クライアント側のマシンをローカルで操作している管理者以外のユーザが、間違ってセッションジャーナルの設定を変更してしまう可能性があります。

Live Help のセキュリティ設定を有効にすると、以下の動作を制限することができます。

制限できる内容

管理者権限を持たないユーザがセッションジャーナル設定プログラムを起動した場合、「アクセスが拒否されました」というメッセージを表示し、起動しません。

セッションジャーナル機能についての詳細は、“セッションジャーナルの内容と設定”を参照してください。


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