Systemwalker Centric Manager 使用手引書 リモート操作機能編 ユーザーズガイド - UNIX/Windows(R)共通 -
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付録G Live Helpセキュリティ設定コマンド> G.1 Live Helpセキュリティ設定コマンドで制限できる情報・動作

G.1.1 エキスパート/モニタ

エキスパート(またはモニタ)で制限できる情報/動作について説明します。

Live Helpセキュリティ設定コマンドの具体的な使用方法は、本章の“Live Helpセキュリティ設定コマンドの使い方”を参照してください。

■接続履歴

エキスパート(またはモニタ)からクライアントへの接続が完了すると、接続履歴(MRUリスト)が作成されます。次に接続する時はこの接続履歴を使うことで、IPアドレスやセッション名の入力を省略して、簡単にクライアントへ接続することができます。入力内容を省略できるため、接続履歴は非常に便利ですが、操作したクライアントのIPアドレスやセッション名は、必ずしもすべてのユーザに必要な情報とは限りません。

管理者Aは、自分が操作したクライアントの情報をユーザB、ユーザCに見せたくないかもしれません。また、ユーザBが操作したクライアントの情報を、ユーザCに見せる必要はないかもしれません。

Live Help のセキュリティ設定を有効にすると、以下の情報を制限することができます。

制限できる内容

管理者権限を持たないユーザがエキスパート(またはモニタ)を起動した場合、

  • 接続履歴を表示しません。
  • [セッションに参加する]画面に、前回の接続先情報を表示しません。

Live Helpセキュリティの設定状態およびログオンユーザの管理者権限の有無により、エキスパート(またはモニタ)の動作は以下のように変わります。

 

セキュリティの
設定が無効

セキュリティの
設定が有効

管理者権限
あり

管理者権限
なし

管理者権限
あり

管理者権限
なし

[セッション]メニュー
-
接続履歴

過去の接続情報が最大4個まで表示されます。

何も表示されません。

[セッションに参加する]画面
-
接続先情報

前回の接続先情報が表示されます。

何も表示されません。

実際の設定方法は、本章の“Live Helpセキュリティ設定コマンドの使い方”を参照してください。

■セッションジャーナル設定プログラムの動作

Live Helpのセッションイベントを記録する機能として「セッションジャーナル」があります。記録されるイベントには、セッションとファイル操作に関するすべてが含まれます。

このセッションジャーナルの設定を、エキスパート側のマシンを使用している管理者以外のユーザが、間違って変更してしまう可能性があります。

Live Help のセキュリティ設定を有効にすると、以下の動作を制限することができます。

制限できる内容

管理者権限を持たないユーザがセッションジャーナル設定プログラムを起動した場合、「アクセスが拒否されました」というメッセージを表示し、起動しません。

セッションジャーナル機能についての詳細は、“セッションジャーナルの内容と設定”を参照してください。


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