Systemwalker Centric Manager 使用手引書 リモート操作機能編 ユーザーズガイド - UNIX/Windows(R)共通 -
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1.2.7 [Live Help Client]プログラムのサービス動作
[Live Help Client]プログラムをWindows(R)のサービスとして動作させることができます。[Live Help Client]プログラムをサービスとして動作させると、無人で運用されているサーバやワークステーションに遠隔地から管理者権限でログイン、ログアウトして管理できるようになります。例えば、これらのオペレーティングシステムの構成を変更するのに、既にログインしているユーザの権限では不足している場合が考えられます。

- [Live Help Client]プログラムがサービス起動に設定されている場合、プログラムの動作中にユーザ名を変更することはできません。接続待ちダイアログボックスで[設定の変更]ボタンをクリックしても、[ユーザ名]欄はグレーアウトされ、入力できません。この場合、以下の手順でユーザ名を変更して下さい。
- [設定の変更]ボタンをクリックします。
- 起動方式を[サービスとして起動しない]に変更し、[Live Help Clientセットアップ]ダイアログボックスを一度終了します。
- [設定の変更]ボタンを再度クリックします。
- ユーザ名を変更します。
- 起動方式をサービス起動に戻し、[Live Help Clientセットアップ]ダイアログボックスを終了します。
- [Live Help Client]プログラムのサービス起動を選択した場合、遅いコンピュータではサービス起動に数十秒かかる場合があります。自動起動を選択した場合、システムリブート後、十分な時間をおいて、[Live Help Expert]または[Live Help Monitor]プログラムからの接続を行ってください。
- [Live Help Client]プログラムのサービス起動を選択した場合、コントロールパネルの[サービス]アプレットに"Live Help Client Service"サービスが追加され、そのスタートアップ種別は[自動]に設定されます。このサービスのスタートアップ種別を、[自動]以外に変更しないようにしてください。
- [Live Help Client]プログラムの起動方式が[サービスとして起動]に設定されている場合、またはWindows Vistaの場合は、WindowsファイアウォールでLive Helpの通信がブロックされても、それを通知する警告メッセージが表示されず、通信がブロックされていることに気付かない可能性があります。Windowsファイアウォールが有効になっているOS上でLive Helpを使用する場合は“Windowsファイアウォールの設定”を参照して必要な設定を行ってください。
- リモート操作中に、クライアントのコンピュータで「ログオフ」操作を実行した場合、クライアントのOS および起動方式によっては、セッションが切断される場合があります。詳細は“ログオフ/ユーザーの切り替えをする場合の留意事項”を参照してください。
[Live Help Client]プログラムをWindows(R)のサービスとして動作させるための設定については、“Live Help Clientガイド”の“第3章 設定の変更”を参照してください。この設定は、[Live Help Client]プログラムのインストール時にも選択できます。詳細は“Live Help Clientガイド”の“ソフトウェアのインストールとアンインストール”を参照してください。
これで、Live Helpで何ができるかの説明を終わります。実際に操作してみることをお勧めします。相手になる人をさがして、“Live Helpの使い方”にしたがってサポートセッションを実行してください。
重要
- Live Helpを他社のリモートコントロール製品と共存させることはできません。他社のリモートコントロール製品(たとえば、pcAnywhere、LapLink、ReachOut、CoSession、VNC、WinShare、JP1のリモート操作機能、LANDeskServerManagerのリモート操作機能、SMSのリモート操作機能、など)がインストールされているコンピュータにLive Helpをインストールすると、Windows(R)システムが矛盾を起こして立ち上がらなくなることがあります。Live Helpをインストールする前に、他社のリモートコントロール製品がインストールされていないことを確認してください。インストールされている場合には、必ずアンインストールしてからLive Helpをインストールしてください。
- Live Helpは、ターミナルサービスと共存させることができます。ただし、ターミナルサービスが起動しているコンピュータ上でのLive Helpの使用は、特定の条件下でのみ可能です。詳細は“ターミナルサービスとの同時動作”の“セッション状態によるLive Helpプログラムの動作”を参照して下さい。
- Live Helpは、リモートアシスタンス(Windows Messenger)機能、および、リモートデスクトップ共有(NetMeeting)機能と共存させることができます。ただし、Live Helpを使用する場合には、事前にこれらのリモート操作機能を終了してください。また、これらのリモート操作機能を使用する場合には、事前にLive Helpを終了してください。これらのリモート操作機能とLive Helpを同時に使用する場合の動作については、保証していません。
- Live Helpは、ターミナルサービスに対するアドオンソフトMetaFrameが共存した環境での動作は保証していません。
- 他社のリモートコントロール製品や、ターミナルサービス、リモートデスクトップ機能などを利用してリモート接続した状態で、LiveHelpをインストールすることはできません。
- Live Helpを使用して他のソフトウェアのインストールを行うことは動作保証外です。他のソフトウェアをインストールすることにより、システムの内容が変更され、リモート操作を継続できなくなる可能性があるためです。
- [Live Help Expert]から[Live Help Client]に接続し、リモート操作中の[Live Help Client]自身をバージョンアップインストールすることはできません。
- 異なるバージョンのLive Help製品をネットワーク上で混在させて使用する場合、[Live Help Client]プログラムに接続するには、[Live Help Client]プログラムと同じか、より新しいバージョンの[Live Help Expert]/[Live Help Monitor]プログラムを使用する必要があります。
- 一つのコンピュータに[Live Help Expert]と[Live Help Client]および[Live Help Connection Manager]プログラムをインストールする場合は、同一のバージョン/レベルとする必要があります。異なるバージョン/レベルをインストールした場合、正しく動作しなくなります。
- Live Helpは、Windows(R)のデフォルトのシェルである"Explorer"に設定されている環境でのみ正しく動作します。シェルを"Explorer"以外に変更している環境での動作は保証していません。(シェルとは、ユーザの操作を受け付けてその指示をOSの中核部分に伝えるソフトウェアのことです。)
- Live Helpはクラスタ環境でも使用できますが、クラスタのフェールオーバーには対応していません。この場合のリモート操作機能の動作保証は、通常のWindows(R) 2000 / Windows Server 2003 STD / Windows Server 2003 EEサーバ上での動作範囲となります。
- JIS X 0213:2004 で新規に追加された文字を、Live Helpの設定情報(ユーザ名、フォルダ名など)に指定しないでください。正常に動作しなくなります。
Live Helpで接続し、接続先のコンピュータに表示されているJIS X 0213:2004の文字を、画面上で確認したり、入力したりすることは可能です。
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