Systemwalker Centric Manager 使用手引書 リモート操作機能編 ユーザーズガイド - UNIX/Windows(R)共通 - |
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第1章 Live Helpの概要 | > 1.2 Live Helpセッション |
Live Helpは、メンバー間でセッションを開始、通信を維持するためにTCP/IPまたはモデムによる通信をサポートしています。セッションのメンバーはすべて同じ通信方式を使う必要があります。
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Live Helpセッションのメンバーは、TCP/IPまたはモデムで接続されます。 |
エキスパートは[オプション]−[通信方式]コマンドを使って、通信方式の設定を行います。
TCP/IPを通信方式に使う場合、2つの方法があります。最初の方法は、"Support TCP/IP"と名付けられたサポートセンター、または独自に作成したサポートセンターを使う方法です。この方法では[Live Help CM]プログラム用のコンピュータが必要になります。[サポートセンター]を選択すると、この通信方式が利用されます。詳細は、“Live Help CM”を参照してください。
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[Live Help CM]プログラムが終了した場合など、[Live Help CM]プログラムとの通信が約2分間途絶えると、[Live Help Client]は自動的に終了します。これは、通信方式でサポートセンターを使用する場合、[Live Help Client]が起動時に[Live Help CM]プログラムにセッションの開催を登録し、その後は[Live Help CM]プログラムとの間で常に通信を行っているためです。 |
第二の方法は、[IPアドレス指定]を利用するやり方です。この方法では、セッションに参加するときに、相手のコンピュータのIPアドレスを直接指定し、Live Helpが相手のコンピュータとの接続を行います。
いずれの方法を選んでも、コンピュータにインストールされたTCP/IPプロトコル制御ソフトが、イントラネットまたはインターネットを介した接続に利用されます。インターネット接続にモデムを使っている場合、TCP/IP接続を行うためにWindows(R)のダイヤルアップネットワーク(DUN)機能を活用できます。Live Helpは、この接続を相手のコンピュータの位置を特定し、接続するために利用します。
利用するコンピュータが複数のIPアドレスを備えている(マルチホームコンピュータと呼ばれます)場合、Live HelpはWindows(R)のデフォルトを使うか、セッションに使うIPアドレスの選択ができるようにします。
ダイヤルアップネットワークのサポート: [Live Help Expert]および[Live Help Client]プログラムは、ネットワーク上でTCP/IPセッションを実行するにあたって、Windows(R)のダイヤルアップネットワーク(DUN)を活用できます。ダイヤルアップネットワークが正しく設定されていれば、Live Helpはセッションを開いたり、セッションに参加したりするとき自動的にダイヤルアップネットワークを起動できます。
ダイヤルアップネットワークを使う場合も、[Live Help Expert]や[Live Help Client]プログラムの設定を変更する必要はありません。しかし、ダイヤルアップネットワークを正しく設定する必要があります。(設定方法は、使っているWindows(R)の資料を参照してください。)
また、TCP/IP接続が必要になったとき、Windows(R)がダイヤルアップネットワークを使うように設定する必要があります。このためには、Windows(R)のコントロールパネルのインターネットオプションを使ってください。
この設定ができていれば、[Live Help]は必要なとき、自動的にダイヤルアップ接続を自動的に起動します。
[Live Help]がセッションを開いたり、セッションに参加したりするとき、ダイヤルアップ接続を起動するWindows(R)の標準のダイアログボックスが開かれます。使っているオペレーティングシステムの[ダイヤルアップの接続]ダイアログボックスは、次に例示するものに近い構成を持ちます。この、ダイアログボックスでは、ダイヤル発信のパラメータと、ユーザ名、パスワードを入力可能です。
モデムを使って1対1のセッションを行うことができます。この場合、ネットワーク制御用の特別なソフトウェアは不要です。
モデムとして一般的なモデムや、DSVD(Digital Simultaneous Voice and Data)モデムを使うことができます。DSVDモデムを使う場合、安定した通信を得るために相手の人も同じ銘柄のモデムを使うことが勧められます。
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通信方式のモデム接続方式とダイヤルアップ接続の違い
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[Live Help Client]プログラムは複数の通信方式を同時に使うことはできません。[Live Help Expert]プログラムは複数の通信方式から[Live Help Client]プログラムと同じ通信方式に切り替えて接続できます。
[Live Help Client]プログラムの通信方式はソフトウェアのインストール時か、[Clientセットアップ]プログラムを使って選択します。詳細については、“Live Help Clientガイド”の“第3章 設定の変更”を参照して下さい。
Live Helpセキュリティ設定コマンドで、クライアントに対してセキュリティが設定されている場合、管理者権限を持たないユーザが[Clientセットアップ]プログラムを起動すると、画面がグレー表示され、設定を変更することはできません。
詳細は“Live Helpセキュリティ設定コマンド”−“Live Helpセキュリティ設定コマンドで制限できる情報・動作”−“クライアント”を参照してください。
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