Systemwalker Centric Manager 使用手引書 リモート操作機能編 ユーザーズガイド - UNIX/Windows(R)共通 -
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第1章 Live Helpの概要> 1.2 Live Helpセッション

1.2.1 セッションの始め方

Live Helpはクライアントがサポート要請を出し(セッションを開き)、サポートデスクのエキスパートがセッションに参加する、「meet-me(会ってください)」型の設計を採用しています。サポートデスクのエキスパートは、[Live Help Expert]プログラムのいずれかを利用します。

モデムを通信方式とする場合、クライアントがエキスパートのコンピュータにダイヤルして接続する形の運用(クライアントからのダイヤル発信)も可能です。この操作については、“Live Helpの使い方”−“モデムを使ったサポートセッションの開始”−“クライアントがエキスパートにダイヤルする”を参照してください。[Live Help Monitor]プログラムは、この機能をサポートしません。

セッションの実行がどんなに簡単であるかを知るために、一般的なLive Helpの運用シーケンスを簡単に説明します。この例では、クライアントが、新しいアプリケーションで問題を抱えていると仮定します。その人はサポートデスクにたった今、電話をかけてきました。セッションは、次の3つの簡単な操作で始まります

  1. クライアントはサポート要請を起動するために、スタートメニューの [Live Help] − [Live Help Client] を選択します。[Live Help Client]プログラムが起動され、ダイアログボックスが、設定によりサポートを要請するためのセッション名、またはIPアドレスを表示します。
    クライアントがIPアドレス指定による接続を使っている場合、ダイアログボックスにはクライアントのコンピュータのIPアドレスが表示されます。
    • [Live Help Client]プログラムがWindows(R)起動と同時に起動されるWindows(R)のサービスとして設定されている場合、[Live Help Client]プログラムは既に起動している場合があります。
    • Live HelpプログラムをWindows(R)の[スタートアップ]フォルダに格納して、Windows(R)起動時に自動起動させる運用は行わないでください。スタートアップのLive Helpが起動する前にWindows(R)の通信機能の初期化処理が完了していないことがあり、この場合、Live Helpが正常に動作しないことがあるためです。
  2. エキスパートは、スタートメニューの [Live Help] − [Live Help Expert] を選択して、 [Live Help Expert] プログラムを起動します。
  3. エキスパートは、 [セッションに参加する] ボタンをクリックします。次に、構成に従って、以下のいずれかの操作をします。

セッションが始まるとすぐに、エキスパートは自動的にクライアントの画面内容を見たり、クライアントのコンピュータのリモート操作を開始したりすることができます。

リモート操作が自動的に始まるように設定されていた場合、エキスパートは直ちにリモート操作を開始できます。

セッションの開始は1、2、3...の操作を行うだけで、簡単です。

クライアントは問題を再現してみせ、エキスパートは問題解決にキーボード、マウス、そしてLive Helpの様々な機能を使うことができます。

ネットワークを使ったセッションの場合、ほかのエキスパートはいつでもセッションに参加することができます。

ネットワークを使ってセッションを開始する方法の詳細は、“Live Helpの使い方”−“ネットワークを使ったサポートセッションの開始”を参照してください。モデムを使ってセッションを開始する方法の詳細は、“Live Helpの使い方”−“モデムを使ったサポートセッションの開始”を参照してください。


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