PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.2 (伝送路二重化機能編) (Linux版)
目次 索引 前ページ次ページ

付録C 仮想マシン機能上での運用

C.3 仮想ネットワーク設計

GLSは、管理OS、ゲストOSのネットワークの高信頼通信を可能にします。各二重化方式の対応は以下の通りです。

ドメイン0(管理OS)

ゲストドメイン(ゲストOS)

高速切替方式

×

×

NIC切替方式

導入不要。
管理OSにNIC切替方式を導入することで、管理OSだけでなくゲストOSのネットワークの冗長化も行われます。

GS連携方式

×

×

○:サポート ×:未サポート

仮想マシン機能上でGLSを使用した場合の仮想ネットワークの構成は以下のとおりです。以下は、仮想ネットワークが1つの場合の例です。

名称

説明

外部インタフェース

プライマリ外部インタフェース

サーバ内の仮想ネットワークと外部ネットワークを接続するインタフェースです。システム起動後、最初に運用として使用されます。

セカンダリ外部インタフェース

サーバ内の仮想ネットワークと外部ネットワークを接続するインタフェースです。システム起動後、最初に待機として使用されます。

仮想ブリッジ

プライマリ仮想ブリッジ

業務が稼動しているゲストOSが接続するブリッジです。常に運用として使用されます。

セカンダリ仮想ブリッジ

待機パトロールの監視フレームの経路として使用するブリッジです。常に待機として使用されます。

GLSインタフェース

プライマリGLSインタフェース

伝送路監視用インタフェースです。システム起動後、最初に運用として使用されます。

セカンダリGLSインタフェース

伝送路監視用インタフェースです。システム起動後、最初に待機として使用されます。

仮想マシン機能上でGLSを使用するには、以下の構成になるようにネットワークを設定してください。


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright (C) 富士通株式会社 2007