PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.2 (伝送路二重化機能編) (Linux版) |
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第5章 クラスタシステム上での運用 | > 5.2 クラスタ環境設定 |
クラスタ運用の場合、通常の環境設定の他に、引継ぎ仮想インタフェースの設定、およびクラスタ環境設定が必要です。図5.2に、1:1運用待機の場合のクラスタ環境設定の追加手順の流れを示します。相互待機、N:1運用待機の場合は、以下の手順“1) 構成情報の設定”から“5) クラスタ環境設定”を繰り返し行ってください。設定例については、“付録B 環境設定例”を参照してください。
引継ぎ仮想インタフェースの設定を行うために“表5.3”に示すコマンドが提供されています。クラスタシステムがインストールされた環境でのみ実行してください。
種別 |
コマンド |
機能概要 |
実行権限 |
引継ぎ仮想インタフェースの設定 |
/opt/FJSVhanet/usr/sbin/hanethvrsc |
引継ぎ仮想インタフェース情報の登録/削除/表示を行います。 |
スーパユーザ |
仮想インタフェースを構築するために必要となる構成情報の作成を行います。この構成情報の設定は、運用ノード、待機ノードの両方で行う必要があります。構成情報の設定については、“第3章 導入”を参照してください。
クラスタリソースへ登録する引継ぎ仮想インタフェースの設定を行います。この設定は、クラスタ運用を行うすべてのノードで行う必要があります。なお、高速切替方式の場合には"-i 引継ぎIPアドレス”の設定を行う必要があります。NIC切替方式およびGS連携方式の場合には不要です。以下に、コマンド実行例を示します。詳細については、“7.15 hanethvrscコマンド”を参照してください。
# /opt/FJSVhanet/usr/sbin/hanethvrsc create -n "仮想インタフェース名" [-i 引継ぎIPアドレス] [-e 論理IPアドレス1[,論理IPアドレス2,...]] |
仮想インタフェースを構築するために必要となる構成情報の作成を行います。1)と同様です。
クラスタリソースへ登録する引継ぎ仮想インタフェースの設定を行います。2)と同様です。
作成した引継ぎ仮想インタフェースをGlsリソースとして登録し、クラスタアプリケーションを作成します。クラスタ環境設定は、RMS Wizardを使用して実施します。詳細については、マニュアル“PRIMECLUSTER 導入運用手引書”を参照してください。
クラスタ環境設定完了後、クラスタアプリケーションを起動します。詳細については、マニュアル“PRIMECLUSTER 導入運用手引書”を参照してください。
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