PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.2 (伝送路二重化機能編) (Linux版)
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3.6.10 ユーザコマンド実行機能の設定
NIC切替方式、およびGS連携方式において、ユーザがあらかじめ用意したコマンドを特定のタイミングで実行することができます。実行タイミングの詳細は、“2.2.11 ユーザコマンド実行機能”を参照してください。本機能によりNIC切替方式運用の場合には、ARPテーブルのフラッシュ、インタフェース状態の変更、MTU長の変更等の処理を実行させることができます。実行させる為には、以下の設定を行う必要があります。なお、サンプルファイルが用意されていますので、ユーザ環境に適したスクリプトファイルを作成する場合の参考にしてください。
- NIC切替方式用のサンプルファイル
- /etc/opt/FJSVhanet/script/interface/sha.interface.sam(IPアドレス活性、非活性時)
/etc/opt/FJSVhanet/script/failover/sha.failover.sam(伝送路異常検出時)
/etc/opt/FJSVhanet/script/patrol/sha.patrol.sam(待機パトロール異常、復旧検出時)
- GS連携方式用のサンプルファイル
- /etc/opt/FJSVhanet/script/host/node_event.sam
- 【設定ファイル】
- 設定ファイルの配置先およびファイル名は仮想インタフェースの種別および仮想インタフェース名毎に異なります。
- NIC切替方式用の設定ファイル
- /etc/opt/FJSVhanet/script/interface/shaX(IPアドレス活性、非活性時)
/etc/opt/FJSVhanet/script/failover/shaX(伝送路異常検出時)
/etc/opt/FJSVhanet/script/patrol/shaX(待機パトロール異常、復旧検出時)
※shaXは作成したNIC切替方式の仮想インタフェース名。
- GS連携方式用の設定ファイル
- /etc/opt/FJSVhanet/script/host/node_event

- スクリプトファイル内では、伝送路二重化機能の運用コマンドは呼び出さないでください。
- スクリプトファイル内で実行されるコマンドの出力メッセージは、標準出力には表示されません。出力メッセージの内容を確認したい場合は、/dev/consoleへリダイレクトしてコンソール画面に出力してください。詳細は、スクリプトのサンプルファイルを参照してください。
- クラスタ構成の場合、IPアドレス活性、非活性時に実行されるNIC切替方式用のスクリプトは、運用ノードでのみ実行されます。待機ノードでは実行されません。
- スクリプトファイルは、仮想インタフェース毎に作成します。このため、一つの仮想インタフェースに、IPv4アドレスとIPv6アドレスの両方が設定されている場合(デュアルスタック構成の場合)は、スクリプトファイル内でアドレスファミリ毎に処理を分けて記述してください。
3.6.10.1 NIC切替方式の設定内容
3.6.10.2 GS連携方式の設定内容
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