PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.2 (伝送路二重化機能編) (Linux版)
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2.4.3 NIC切替方式による二重化運用時の留意事項
- NIC切替方式で接続するHUBは1台でも構いませんが、HUBにMAC学習機能がある場合、正常に通信ができないことがあります。この場合はHUBを2台にしてHUB-HUB間を接続し、それぞれのHUBにケーブルを接続してください。(“2.1.2 NIC切替方式”の図2.7 NIC切替方式のシステム構成を参照。)
- NIC切替方式では、pingによる異常監視を行うため、IPアドレスが設定できるHUBを使用する必要があります。IPアドレスが設定できない場合は、HUBに接続された他装置のIPアドレスを代用することも可能ですが、この場合、装置自身が異常となると伝送路異常として扱われますので、注意してください。
- IPv6仮想インタフェースを使用する場合は、システム起動時に ipv6モジュールがロードされるように、/etc/sysconfig/networkファイルに、" NETWORKING_IPV6=yes"という設定を行ってください。
- IPv6仮想インタフェースを使用する場合、EthernetのLinkUp遅延によりIPv6アドレス自動構成が遅延するのを防止するためradvdの再起動を行う場合があります。これに伴い、radvdよりメッセージ " radvd[XXXX]: resuming normal operation" が出力されますが異常ではありません。
- NIC切替方式を使用するサーバをIPv6ルータとして設定しないでください。
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