PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.2 (伝送路二重化機能編) (Linux版)
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第2章 機能> 2.2 オプション機能

2.2.7 通信相手ホスト監視機能

GS連携方式では、通信相手のアダプタのIPアドレスに対して、ping監視を一定間隔で実行します。伝送路に異常を検出した時および相手からの異常通知受信により経路の切替えを行い、メッセージを出力します。それ以降は他経路を使用して通信を継続します。また、異常を検出した経路に対してping監視を一定間隔で実行します。伝送路の復旧を検出した場合や相手からの復旧通知受信した場合、メッセージを出力後、復旧した経路を通信に使用できるようにします。

本機能は、GS連携方式の場合のみ使用できます。高速切替方式の場合には、仮想インタフェース活性化時に、本機能に相当する処理が自動的に実行されます。NIC切替方式の場合、本機能は使用できません。

[図2.31 通信相手ホスト監視]

異常検出のためのping監視の間隔や回数は、hanetobservコマンドの-s、-cで設定し、復旧検出のためのping監視の間隔は、hanetobservコマンドの-bで設定します。また、ping監視の宛先は、hanetobservの-tで設定します。詳細は、“7.13 hanetobservコマンド”を参照ください。


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