PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.2 (伝送路二重化機能編) (Linux版)
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第2章 機能> 2.1 機能概要> 2.1.3 GS連携方式

2.1.3.1 障害監視機能

障害監視
相手システムのLANアダプタに対して定期的にpingを実行し、通信状態を監視します。一定時間内に応答がない場合、その伝送路は異常であると判断します。また、相手システム側から伝送路の異常通知(専用パケットによる通知)を受信した場合も、その伝送路は異常であると判断します(“2.2.7 通信相手ホスト監視機能”を参照)。

[図2.15 GS連携方式における監視方法]

切替え時間
伝送路の切替え時間は[監視間隔(sec)×監視回数(count)]で表されます。監視間隔は1〜300秒、監視回数は1〜300回の範囲で設定が可能で、デフォルト値はそれぞれ5秒、5回です。
検出可能な障害
以下の障害を検出する事ができます。

[図2.16 GS連携方式での検出可能障害]

(a)〜(c)は同一の障害として見えるため、これらのうちのいずれであるかを特定することはできません。障害箇所を特定するには、それぞれの機器の調査が更に必要となります。

障害監視の開始/停止
仮想インタフェースの活性化時に自動的に監視を開始します。また、仮想インタフェース非活性化時に自動的に監視を停止します。クラスタ構成の場合は、Glsリソースが1つでもOnline、もしくはStandbyになった時点で自動的に監視を開始します。また、全てのGlsリソースがOfflineになった時点で自動的に監視を停止します。

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