NETSTAGE/Zt 説明書
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第5章 通信環境定義

5.1 定義文の種類

通信環境定義には、表5.1の通信環境定義の種類に示す定義文があります。各定義文は、それぞれ専用の定義ファイルに定義し、次のディレクトリ配下に格納します。

[表 5.1 通信環境定義の種類]

定義文の名前

定義ファイル名

必須/選択

指定数上限値

概要

相手ホストシステム定義文

dhost

必須

100

グローバルサーバの情報を定義します。

相手通信資源定義文

enrsc

必須

1000

グローバルサーバのFNA通信資源の情報を定義します。

ゲートウェイ制御情報定義文

gwinf

必須

1000

NETSTAGE/Ztの通信制御情報を定義します。

ゲートウェイ起動パラメタ定義文

gwparm

必須

1

NETSTAGE/Ztの起動パラメタを定義します。

自側IPアドレス定義文

ip

選択

100

着信フリーアクセスに使用する自側IPアドレスの情報を定義します。

着信フリーアクセスを行わない場合は不要です。

通信相手先システム定義文

iphost

選択

1000

通信相手先システムの情報を定義します。

着信フリーアクセスでのみ運用する場合は不要です。

自側固定IPアドレス定義文

ownip

選択

100

自側IPアドレス固定化機能を使用する際の自側IPアドレスの情報を定義します。

自側IPアドレス固定化機能を使用しない場合は不要です。

プロセスグループ定義文

procgr

必須

10

同一プロセス内で動作させる自通信資源をグルーピングするプロセスグループを定義します。

自ホストシステム定義文

shost

必須

1

IAサーバの情報を定義します。

自通信資源定義文

vlu

必須

1000

IAサーバ内のFNA通信資源の情報を定義します。

必須の定義文は、定義ファイル内に最低一つの定義文を記述してください。

通信環境定義の内容を変更した場合は、NETSTAGE/Ztを再起動するか、通信環境定義の動的反映を行う必要があります。

図5.1に、FNA通信資源およびIPアドレスの通信環境定義との対応付けを示します。

[図5.1 FNA通信資源およびIPアドレスの通信環境定義との対応付け]

図5.2に、通信環境定義のフレームワークを示します。

[図5.2 通信環境定義のフレームワーク]


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