NETSTAGE/Zt 説明書
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第2章 通信機能> 2.3 通信機能

2.3.4 自側IPアドレス固定化機能を使用した通信

自側IPアドレス固定化機能とは、以下の問題点を解決するための機能です。

■IPアドレスの漏洩

NETSTAGE/Zt側から発呼接続を行う場合に、通信相手先システムのIPアドレスのルート情報が変更されると、通信相手先と取り決めた以外のIPアドレスを使用するケースが起こりえます。

自側IPアドレス固定化機能を使用することにより、予め定義した自側IPアドレス以外の自側IPアドレスを通信相手先システムに通知しないよう抑止します。

■不当IPアドレスへの着信による通信

NETSTAGE/Ztを使用した通信に使用するIPアドレスは事前に決定しておきますが、動作システムに定義されたIPアドレスであれば、通信相手先システムから接続されると通信が行えてしまいます。

自側IPアドレス固定化機能を使用することにより、予め定義した自側IPアドレス以外をあてさきとした着信を拒否します。

自側IPアドレス固定化機能を使用するためには、自通信資源定義文(vlu定義文)のgwownipオペランドを指定します。

自通信資源定義文については、“5.3.10 vlu(自通信資源)定義文”を参照してください。

図2.5に自側IPアドレス固定化機能を使用した通信の適用例を示します。

[図 2.5 自側IPアドレス固定化機能を使用した通信通信の適用例]


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