NETSTAGE/Zt 説明書
目次 索引 前ページ次ページ

第2章 通信機能> 2.3 通信機能

2.3.2 多重アクセス通信

多重アクセス通信は、通信相手先システムとTCPコネクションを多重化して通信する方式です。

多重アクセス通信とは、複数の自通信資源(vlu定義文)を一つの通信相手先システム(iphost定義文)と関連付けた通信形態です。一つの自通信資源(vlu定義文)につき一つの全銀TCP/IP通信のTCPコネクションを確立できます。NETSTAGE/Ztは、通信相手先システムと関連付けた複数の自通信資源の中から、通信に使用していない自通信資源を選択します。なお、自通信資源はこの通信相手先システムが同時に通信するTCPコネクションの数だけ定義する必要があります。

多重アクセス通信を行うことにより、通信相手先システムの複数の業務との同時接続が可能となります。

自側通信資源定義文については、“5.3.10 vlu(自通信資源)定義文”を、通信相手先システム定義文については、“5.3.6 iphost(通信相手先システム)定義文”を参照してください。

図2.3に多重アクセス通信の適用例を示します。

[図 2.3 多重アクセス通信の適用例]


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright (C) 富士通株式会社 2005