NETSTAGE/Ft説明書
目次 索引 前ページ次ページ

付録B メッセージ理由コード一覧

本付録では、EONF通信ドライバが出力するメッセージの理由コードについて説明します。

EONF通信ドライバが出力するメッセージの理由コードの意味と対処を、表 B.1に示します。

[表 B.1 メッセージの理由コードの意味と対処]

理由コード(16進数)

意味/原因

対処

00000100

定義異常により起動が失敗しました。

定義に誤りがあります。chknftコマンドを実行し、定義を正しく修正してください。

00000200

メモリが不足しています。

メモリの使用量を確認してください。

00000300

起動処理中にプロセスがダウンしました。

しばらく待って、再度、実行してください。同時に出力されているメッセージがあれば、参照し対処を行ってください。
同一の現象を繰り返す場合には、メッセージの内容を控えて、弊社技術員にご連絡ください。

00000400

プロセスの起動が完了しませんでした。

しばらく待って、再度、実行してください。同時に出力されているメッセージがあれば、参照し対処を行ってください。
同一の現象を繰り返す場合には、メッセージの内容を控えて、弊社技術員にご連絡ください。

00000662

IPアドレスが他プログラムで使用されています。

以下のコマンドでIPアドレスを使用しているプログラムを確認し、EONF通信ドライバまたは他プログラムのIPアドレスを変更してください。
/bin/netstat -nltup

00000663

IPアドレスが設定されていない、またはネットワークインタフェースが使用できない状態です。

以下のコマンドでネットワークインタフェースの状態およびIPアドレスを確認してください。
/sbin/ifconfig

0001xxyy

システム内部でエラー(システムコールエラー)が発生しました。
yyはerrno(Linuxのエラー番号)です。xxは以下のソケット関数を表します。
02:bind
03:listen
04:socket
05:accept
0c:connect
0d:send
10:recv

上記以外:弊社技術員にご連絡ください。

エラー番号にしたがって対処してください。または、しばらく待って、再度実行してください。
同一の現象を繰り返す場合には、メッセージの内容を控えて、弊社技術員にご連絡ください。

40000000

定義されていない資源(vlu)への接続要求を受け付けました。

vlu定義文を追加し、NETSTAGE/Ftを再起動したのち、再接続してください。

40000001

定義されていない資源(enrsc)からの接続要求を受け付けました。

enrsc定義文を追加し、NETSTAGE/Ftを再起動したのち、再接続してください。

40000002

定義されていない資源(dhost)からの接続要求を受け付けました。

dhost定義文を追加し、NETSTAGE/Ftを再起動したのち、再接続してください。

40000003

活性状態でないvlu定義への接続要求を受け付けました。

メッセージで示されるvlu定義に対してctleonコマンドを実行し、資源を活性化したのち、再接続してください。

40000004

活性状態でないenrsc定義への接続要求を受け付けました。

メッセージで示されるenrsc定義に対してctleonコマンドを実行し、資源を活性化したのち、再接続してください。

40000005

活性状態でないshost定義への接続要求を受け付けました。

メッセージで示されるshost定義に対してctleonコマンドを実行し、資源を活性化したのち、再接続してください。

40000006

活性状態でないdhost定義への接続要求を受け付けました。

メッセージで示されるdhost定義に対してctleonコマンドを実行し、資源を活性化したのち、再接続してください。

40000007

NETSTAGE/Ft停止処理中に接続を受け付けました。

NETSTAGE/Ftを再起動した後に再接続してください。

40000008

接続要求が保留されているvlu定義への接続要求を受け付けました。

接続要求の保留が解除され、通信が切断されるのを待って、再接続してください。

40000015

定義されていないrrcinfを持つvlu定義への接続要求を受け付けました。

rrcinf定義文を追加し、NETSTAGE/Ftを再起動した後、再接続してください。

40010000

活性化処理中、切断処理中または端末の電源が入っていない等のため、vlu定義が一時的に使用できない状態です。

しばらく待って、再接続してください。

同一の現象を繰り返す場合には、メッセージの内容を控えて、弊社技術員にご連絡ください。

40010001

既に使用中のvlu定義への接続要求を受け付けました。

使用中の通信が切断されるのを待って、必要に応じて再接続してください。

40010100

接続要求のあったvlu定義のshostオペランドに指定されているIPアドレスと、接続要求のあったTCPコネクションのIPアドレスが異なります。

vlu定義に指定したshostオペランドのIPアドレスを確認して、再接続してください。

40020000

リファレンスの獲得に失敗しました。

表示されたdhost定義との不要な通信を切断したのち、再接続してください。

40020001

ソケットディスクリプタのpoll監視テーブルへの追加に失敗しました。

表示されたdhost定義との不要な通信を切断したのち、再接続してください。

40020002

セルの枯渇が発生しました。

表示されたprocgr定義の不要な通信を切断したのち、再接続してください。

40030000

コネクション確立タイマがタイムアウトしました。

しばらく待って、再接続してください。

同一の現象を繰り返す場合には、メッセージの内容を控えて、弊社技術員にご連絡ください。

40030001

コネクション解放タイマがタイムアウトしました。

しばらく待って、再接続してください。

同一の現象を繰り返す場合には、メッセージの内容を控えて、弊社技術員にご連絡ください。

40040000

ホストから接続要求が拒否されました。

メッセージで示されるsense1(ホストから通知されたシステムセンスコード)、sense2(ホストから通知されたユーザセンスコード)を参考にエラー原因を取り除き、再接続してください。

FNA通信のセンスコードについては、“付録C FNAセンスコード一覧”を参照してください。

40040001

通信相手先から接続要求が拒否されました。

メッセージで示されるsense1(センスコード)を参考にエラー原因を取り除いてください。
FNA通信のセンスコードについては、“付録C FNAセンスコード一覧”を参照してください。

40051xxx

ネットワークから不当なデータ(プロトコルフォーマット異常)を受信しました。(xxxは異常内容を特定する値)

同一の現象を繰り返す場合には、メッセージの内容を控えて、弊社技術員にご連絡ください。

40052xxx

40053xxx

システム内部でエラーが発生しました。
(xxxは異常内容を特定する値)

しばらく待って、再度、実行してください。
同一の現象を繰り返す場合には、メッセージの内容を控えて、弊社技術員にご連絡ください。

6000xxxx

子プロセスまたは、デーモンプロセスの作成に失敗しました。(xxxxはerrno)

しばらく待って、コマンドを再度、実行してください。
同一の現象を繰り返す場合には、メッセージの内容を控えて、弊社技術員にご連絡ください。

600axxxx

システムコールエラーが発生しました。(xxxxはerrno)

NETSTAGE/Ftが停止している場合は必要に応じて起動してください。

起動している場合は、一旦NETSTAGE/Ftを強制停止し、再度NETSTAGE/Ftを起動してください。
同一の現象を繰り返す場合には、メッセージの内容を控えて、弊社技術員にご連絡ください。

61000001

通信環境定義誤り

通信環境定義を修正し、chknftコマンドで定義が正しいことを確認した上で、NETSTAGE/Ftを再起動してください。

61010001

管理デーモンプログラム(eonmngd)が存在しません。

システムが正しくインストールされていない可能性があります。システムが正しくインストールされているか確認し、正しくインストールされていない場合は、システムの再インストールを行ってください。

62000004

システム内部ファイルのオープンに失敗しました。

しばらく待って、コマンドを再度、実行してください。同一の異常を繰り返す場合には、メッセージの内容を控えて、弊社技術員にご連絡ください。

62000005

システム内部ファイルの書き込みに失敗しました。

62000006

システム内部で異常が発生しました。

6200000a

メモリが不足しています。

メモリ使用量を確認してください。

6200000c

システム内部で異常が発生しました。

メッセージの内容を控えて、弊社技術員にご連絡ください。

6200000e

6200000f

62000011

メモリが不足しています。

メモリ使用量を確認してください。

62000012

システム内部で異常が発生しました。

しばらく待って、コマンドを再度、実行してください。同一の異常を繰り返す場合には、メッセージの内容を控えて、弊社技術員にご連絡ください。

62000015

同時処理できるコマンドの最大数に達しました。

しばらく待って、コマンドを再度、実行してください。

6200001b

システム内部で異常が発生しました。

同時に出力されているメッセージがあれば、参照し対処を行ってください。問題が解決されない場合は、メッセージの内容を控えて、弊社技術員にご連絡ください。

6200001d

プロセスがダウンしています。

しばらく待って、コマンドを再度、実行してください。


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2005